PHP 本格入門[上] 〜プログラミングとオブジェクト指向の基礎からデータベース連携まで

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PHP 本格入門[上] 〜プログラミングとオブジェクト指向の基礎からデータベース連携までの表紙
プログラミング
著者:
大家正登(オオイエマサト)
出版社:
技術評論社
出版日:
2020年08月03日頃
ISBN:
9784297114688
在庫:
在庫あり
0

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書籍紹介

Web アプリケーションの定番言語である PHP の基礎から実践までを、上下巻のフルボリュームで集大成。

「この目的を実現するためには、どの文法テクニックが適合しやすいだろう?」
「このプログラムをより読みやすくするために、どんなアプローチができるだろう?」

といったことを思考しつつ、「とりあえずは動く」だけで終わらない、現場に求められる品質を形にするための知識とテクニックを解説します。

技書の森解説

PHP の超入門は済ませたものの、現場で通用する書き方がまだ身についていない人に向けて、文法と設計の考え方を同時に積み上げるのが『PHP 本格入門[上]』です。著者は大家正登、版元は技術評論社、発売日は 2020 年 8 月 3 日で、副題は「プログラミングとオブジェクト指向の基礎からデータベース連携まで」です。版元は、Web アプリケーションの定番言語である PHP の基礎から実践までを上下巻で集大成した本として紹介しており、対象を「プログラミング入門、PHP の超入門レベルの知識はあるが、実践レベルの知識がないプログラマ」と案内しています。

全 7 章の構成、開発環境の準備から PDO によるデータベース操作まで

1 章「はじめての PHP」は、Web の仕組みと PHP の役割、HTTP リクエストとレスポンスのやり取り、XAMPP による開発環境のセットアップから入ります。2 章「PHP の基本構文」で変数、データ型、演算子、条件分岐、ループ、関数、require 命令と include 命令による外部ファイル化を押さえたあと、3 章はオブジェクト指向に充てられ、抽象クラスと継承、インターフェース、トレイト、名前空間、例外処理、マジックメソッドまでを扱います。4 章は文字列処理や正規表現、DateTime クラス、配列、ファイル操作、データの妥当性チェック、ハッシュ化と暗号化、メール送信など、PHP にあらかじめ用意された内部関数と SPL クラスを使う章です。5 章「PHP による Web アプリケーションの実装」は入力フォーム、リクエストヘッダーとレスポンスヘッダー、クッキー、セッション変数、ファイルアップロードを、6 章「リレーショナルデータベースを使った体系的なデータ管理」はデータベースの操作と PDO の利用を取り上げます。最後の 7 章は、コーディング規約と、開発者の意図が伝わる読みやすい書き方の作法です。

動くだけで終わらせない、オブジェクト指向と読みやすさの重視

版元ページの著者の一言では、著者が 20 年来のプログラマーとしての経歴の中で 50 を超える PHP プロジェクトの開発に携わり、作り直しを余儀なくされた案件の原因に、PHP の自由度の高さへの甘えのようなものがあったと振り返っています。そのうえで、文法要素が使われやすい用途、コーディング規約、独立性の高いオブジェクト指向設計、プロファイリングとデバッグの手法、自動テストとリファクタリングの手法を積極的に取り入れたと述べています。上巻の目次では、このうちオブジェクト指向が 3 章に、コーディング規約と読みやすい書き方が 7 章にあたります。

PHP は型を宣言しなくても動き、HTML の中に直接処理を書けるため、小さなページなら短い時間で形になります。その反面、データの形や処理の責任範囲を曖昧にしたまま書き足していくと、チームで開発するうちに書いた本人しか読めないコードが増えていきます。オブジェクト指向による設計 は、データとそれを扱う処理をクラスにまとめ、インターフェースで守るべき約束を決めることで、変更の影響を狭い範囲にとどめるための手段です。また HTTP はもともと要求と応答の間で状態を持たないため、ログイン状態のような情報を保つには クッキー とセッションの仕組みが使われます。データを保存する側では、利用者の入力を SQL 文 と分けて渡すプリペアドステートメントが、SQL インジェクションを防ぐ代表的な方法です。

2020 年刊の PHP 入門書を選ぶ時の注意と、向いている読者

刊行は 2020 年 8 月で、記述はその時点の PHP と XAMPP の環境を前提にしています。版元ページの概要と目次には、対応する PHP の版の記載はありません。php.net の公式の案内では、PHP の各ブランチは最初の安定版から 2 年間の全面サポートと、その後 2 年間の重大なセキュリティ修正だけの期間を経て終了し、2026 年 10 月時点のサポート対象の表は 2022 年 12 月公開の 8.2 から始まります。

版元の想定どおり、入門書を 1 冊終えて簡単なページは書けるものの、クラスの設計やデータベースとの連携、チームで読めるコードの書き方に自信が持てない人に向く本です。目次の章と節に、フレームワークを扱うものはありません。上巻は、PHP の文法とオブジェクト指向、HTTP とデータベースの基本までを受け持ちます。

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