Hello VFX Blender と DaVinci Resolve ではじめる視覚効果

ハローブイエフエックス

Hello VFX Blender と DaVinci Resolve ではじめる視覚効果の表紙
デザイン / グラフィックス
著者:
三宅 智之(ミヤケトモユキ)
出版社:
ボーンデジタル
出版日:
2025年06月17日頃
ISBN:
9784862466259
在庫:
在庫あり
5(1 件 / 楽天ブックス)

なぜ注目されているか

総合1988位

書籍紹介

実写では表現できない動画と CG の合成を始めてみよう!

街の中に見れない植物を生やしたり、お化けを登場させたり、現実では作れない動画を作ってみたいと思ったことはありませんか? Blender と DaVinci Resolve を使えば、きっとそれは作れます!

本書は、撮影した動画と CG を組み合わせた、VFX を作り方をわかりやすく解説しています。
1 章 VFX ってなに?

2 章 動きを追って: トラッキング

3 章 色をなじませて: カラーマッチ

4 章 実写を抜き取って: クロマキー合成とロトスコープ

5 章 CG を重ねて: マルチパスコンポジット

6 章 絵作りのコツ

7 章 素材作りのヒント

8 章 映像制作の中の VFX

技書の森解説

『Hello VFX Blender と DaVinci Resolve ではじめる実写合成』 (三宅 智之 著、ボーンデジタル、2025 年 6 月刊) は、撮影した動画と CG を組み合わせる VFX の作り方を、Blender と DaVinci Resolve の 2 つのソフトで解説する入門書です。版元の書籍ページは、本書を無償ソフトで VFX を始めるための本と位置づけ、街に大穴を開ける、異世界に入り込む、オリジナルキャラクターを現実に登場させるといった作例を挙げたうえで、作例と理論の両方から VFX を扱うと案内しています。判型は B5 のオールカラーで、国立国会図書館の書誌では件名を映画の製作 / 演出とし、サンプルデータのダウンロードがあることを記録しています。

全 8 章の構成、VFX の全体像から映像制作の中の VFX まで

目次は Chapter 1「VFX とは」、Chapter 2「動きを追って: トラッキング」、Chapter 3「色をなじませて: カラーマッチ」、Chapter 4「実写を抜き取って: クロマキー合成とロトスコープ」、Chapter 5「CG を重ねて: マルチパスコンポジット」、Chapter 6「絵作りのコツ」、Chapter 7「素材作りのヒント」、Chapter 8「映像制作の中の VFX」の全 8 章で、国立国会図書館の書誌によれば索引が付きます。

トラッキングとクロマキー合成、実写に CG をなじませる技術

実写合成でまず問題になるのは、撮影したカメラの動きです。手持ちやドリーで動くカメラの映像に CG を置くには、映像の中の特徴点をフレームごとに追いかけ、撮影時のカメラの位置と向きを 3 次元の空間で割り出すトラッキング (マッチムーブとも呼ばれます) が要ります。Blender には動画の特徴点を追跡してカメラの動きを解く機能が組み込まれており、割り出したカメラで CG を描くと、CG が実写の地面や壁に貼り付いたように動きます。人物などを背景から抜き出す方法には、背景を緑や青の単色にして撮影し、その色の範囲を透明にするクロマキー合成と、単色の背景が無い素材の輪郭をフレームごとにマスクで描いて切り抜くロトスコープがあります。髪の毛や動きのぶれのように境界が半透明になる部分は、どちらの方法でも手間のかかる箇所です。

マルチパスコンポジットとカラーマッチ、DaVinci Resolve での仕上げ

CG を実写に重ねる段階では、CG を 1 枚の完成画像として書き出すのでなく、拡散反射、鏡面反射、影、奥行きといった要素 (パス) ごとに分けて書き出し、合成の段階で要素ごとに明るさや色を調整して重ねる方法が使われます。これがマルチパスコンポジットで、Blender のレンダラーは要素ごとのパスを出力できます。重ねた CG を実写の一部に見せるには、明るさ、黒の締まり、色味、粒子感を撮影した素材に揃えるカラーマッチが欠かせません。DaVinci Resolve は動画の編集のほかに、ノード型の合成を行う Fusion と、色の調整を行うカラーグレーディングの機能を 1 つのソフトに持っています。版元の書籍ページでは、作例のデータ一式をダウンロードで配布し、追加コンテンツ「Hello VFX Plus」としてよくある質問と「Blender ことはじめ」「DaVinci Resolve ことはじめ」を掲載しています (2026 年 10 月時点)。同じページには、『ゴジラ-1.0』の監督 / 脚本 / VFX を務めた山崎 貴 (白組) の推薦文も載っています (2026 年 10 月時点)。

本書は、VFX の全体像から、トラッキング、カラーマッチ、クロマキー合成とロトスコープ、マルチパスコンポジット、絵作りと素材作り、映像制作の中での VFX の位置づけまでを全 8 章に収めています。

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