OpenShift 徹底活用ガイド(オープンシフトテッテイカツヨウガイド)
プログラミング- 著者:
- 澤橋松王(サワハシマツオ)
- 出版社:
- シーアンドアール研究所
- 出版日:
- 2020年10月27日頃
- ISBN:
- 9784863543188
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
Red Hat OpenShift はコンテナを開発、実行、運用するための統合プラットホームです。コンテナプラットホームとして業界標準になっている Kubernetes を拡張して、一般企業のユーザーでも容易にコンテナを扱うことができるようになっています。
本書では OpenShift を活用して、コンテナ化された最先端のアプリケーションを思い通りに開発・運用するためのポイントを解説しています。ベンダーロックインのない、オープンなコンテナ開発、実行環境を使って、ソースコードからコンテナのビルドからデプロイまで自動的に行えるようになる 1 冊です。
第 1 章 コンテナで変わる IT 組織と体制
第 2 章 OpenShift とは
第 3 章 OpenShift 環境を準備する
第 4 章 OpenShift を触ってみる
第 5 章 OpenShift の設計
第 6 章 サーバー型アプリケーションのコンテナ化
第 7 章 オリジナルコンテナイメージ
第 8 章 OpenShit で実現する CI/CD
第 9 章 クラウドネイティブ運用
第 10 章 OpenShift の保守
第 11 章 IT 体制とスキル
技書の森解説
Kubernetes がコンテナ基盤の業界標準になった一方で、素の Kubernetes を一般企業が運用しきるのは容易ではありません。 Red Hat OpenShift は Kubernetes を拡張し、企業ユーザーでも扱いやすく整えた統合プラットフォームで、本書はその全体像を導入から保守まで通しで解説します。著者は澤橋松王氏、 2020 年 10 月にシーアンドアール研究所から刊行されました。
構成は 11 章で、環境の準備、実際に触ってみる章、設計、既存のサーバー型アプリをコンテナへ移す章、独自コンテナイメージの作成、 CI/CD の実現、クラウドネイティブな運用、保守へと展開します。注目したいのは、第 1 章が「コンテナで変わる IT 組織と体制」、最終章が「 IT 体制とスキル」と、技術の前後を組織論で挟んでいる点です。ソースコードからビルドとデプロイを自動化する開発体験を、ベンダーロックインのないオープンな環境で実現するという OpenShift の価値は、チームの役割分担が変わって初めて活きる、という実務者らしい問題意識が貫かれています。
Docker などでコンテナの基本概念に触れたことがあり、これから企業システムでコンテナ基盤の構築や運用を担う立場のインフラエンジニアに適した難易度です。 Kubernetes そのものの詳細な仕様解説を求める読者は専門書で補う前提になりますが、「自社で OpenShift を採用したら何をどの順で整えるのか」という見取り図が欲しい場面で、この本の章立てはそのまま検討の道筋になります。
言及 Qiita 記事 (2 件)
関連記事
OS / 低レイヤー本ガイド - コンピュータの仕組みを学ぶ技術書の選び方
OS、コンパイラ、ネットワークなど低レイヤーを学べる技術書の 4 ジャンルと、どこから始めるべきかの指針、賞味期限の見極め方を紹介します。
AWS 本の選び方 - 全体像 / 構築 / 設計 / 運用 / セキュリティの 5 視点
AWS を学ぶ技術書の選び方を「全体像 / 構築 / 設計 / 運用 / セキュリティ」の 5 視点で整理。公式ドキュメントと本の役割分担、資格対策書の位置づけまで、2026 年 8 月時点の定番書で AWS 独学のルートを解説します。
IT パスポート参考書の選び方 - 完読できる 1 冊と過去問の組み合わせ
IT パスポート試験の参考書選びを「完読できるか」を軸に整理。イラスト型 / 絞り込み型 / 丁寧解説型などテキストの個性の見分け方、過去問題集との組み合わせ、年度版とシラバス対応の注意点を 2026 年 8 月時点の定番書で解説します。
関連用語
コンテナ
アプリケーションとその依存関係をパッケージ化し、環境に依存しない一貫した実行環境を提供する仮想化技術
Init コンテナ
Kubernetes でメインコンテナの起動前に初期化処理を実行する特殊なコンテナ
コンテナオーケストレーション
コンテナのデプロイ、スケーリング、ネットワーキングを自動管理するプラットフォーム
Dev Container
Docker コンテナ内に開発環境を定義し、チーム全員が同一の環境で開発できる仕組み
Docker
アプリケーションをコンテナとしてパッケージ化し、どの環境でも同じように実行できるプラットフォーム
マルチテナンシー
1 つのシステムで複数のテナント (顧客) のデータを安全に分離して提供するアーキテクチャ