エラーが出たときこそ本の出番

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入門実践技術書

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エラーは敵じゃない

プログラミングをしていると、画面に赤い文字でエラーメッセージが表示されることがあります。初めて見ると「壊れた!」と焦りますが、大丈夫です。エラーはパソコンが壊れたわけではなく、「ここに問題がありますよ」と教えてくれているだけです。

そして、このエラーを理解するのに本が役立ちます。

検索だけでは解決しないエラーがある

エラーメッセージをそのまま検索すると、解決策が見つかることもあります。このとき、メッセージに混ざっている自分のファイルの場所や自分がつけた変数名は取り除いて検索してください。それらは自分の環境にしかない文字列なので、付けたままでは何も出てきません。ただ、「なぜそのエラーが出たのか」「どうすれば同じエラーを防げるのか」までは、検索結果ではわからないことが多いです。

本には、エラーが起きる仕組みが体系的に書いてあります。「この書き方をするとこういうエラーが出る」「こう書けばエラーを防げる」。この知識があると、同じ種類のエラーに出会ったときに立ち止まる時間が短くなります。

エラーが出たときの本の使い方

1. エラーの種類を確認する

エラーメッセージには種類があり、多くの場合その名前が先頭か末尾に書かれています。Python を例にすると、「SyntaxError」は文法どおりに書けていない、「TypeError」は適切でない型のものに操作をした、「NameError」は使おうとした名前が見つからない、という意味です。同じ内容のエラーでも言語によって呼び名は変わるので、自分が使っている言語での呼び名を先に確かめておくと迷いません。

名前がわかったら本の索引を引きます。エラー名は英字なので、五十音の並びの前か後ろにまとまっている欧文の項目を見てください。入門書ではエラー名そのものが索引に載っていないこともあります。そのときは「型」「変数」といった日本語の項目から辿ります。

2. 該当する章を読む

たとえば「TypeError」が出たら、本の「型」や「データ型」について書いてある章を読みます。エラーの直し方だけでなく、「型とは何か」「なぜ型が大事なのか」がわかると、エラーの根本原因が理解できます。

3. 正しい書き方を確認する

エラー解決に役立つ本には、「間違った書き方」と「正しい書き方」が並べて載っていることがあります。自分のコードと見比べると、どこが間違っているか一目でわかります。

エラーを記録しておく

エラーが出て、本を読んで解決したら、その内容をノートに書いておきましょう。「こういうエラーが出た → 原因はこれだった → こう直した」。この記録が、自分だけのエラー辞典になります。

同じエラーが出たとき、本を開き直さなくても、自分のノートを見れば解決できるようになります。

エラーが出るのは成長の証

エラーが出るということは、コードを書いているということです。コードを書かなければエラーは出ません。エラーが多いのは、それだけ手を動かしている証拠でもあります。

ただし、力になるのは原因まで理解できたときだけです。検索して見つけたコードに貼り替えて動いた場合、次に同じ原因で別の形のエラーが出ても気づけません。解決したあとに「なぜ出たのか」を一言で説明できるか、自分に確かめてみてください。説明できたエラーは、次から自分で見つけられます。

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まとめ

エラーが出たら焦らず、本を開きましょう。索引でエラーの種類を引き、該当する章を読み、正しい書き方を確認する。この流れを繰り返すうちに、エラーメッセージが「どこを見ればよいか」の手がかりとして読めるようになります。

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