メモをとれば財産になる
メモヲトレバザイサンニナル
- 著者:
- ズンク・アーレンス / 二木夢子(ズンク アーレンス / フタキ ユメコ)
- 注目:
- 総合 1001 位
- 出版社:
- 日経 BP 日本経済新聞出版
- 出版日:
- 2024年12月04日頃
- ISBN:
- 9784296121670
- シリーズ:
- 日経ビジネス人文庫
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
★一日 3 枚のメモで十分! ★
★メモはとればとるほど財産になる★
★世界トップクラスの学者、ビジネスパーソン、クリエイター、作家が使っているメモ術を知る★
58 冊の本と、数百本の論文という、大量の執筆をしたニクラス・ルーマンという社会学者がいます。彼の著作のクオリティはずばぬけていて、専門分野以外でも古典的名著になっています。
どうしてそんなことができたのか?
その答えは、彼が編み出したツェッテルカステンというメモ術にあります。
ツェッテルカステンのすばらしいところは、自分オリジナルの考えが自然とたまっていくところ。「自分の言葉でメモをとる」など、いくつかのコツがありますが、そのおかげで、メモが独自の理論になっていくのです。それらは「ちょっとしたひらめき」などではなく、大きなアイデアになるので、本数冊分なども書こうと思えばラクラク書けるほどになります。
しかも、アイデアだけではなく裏づけとなるデータも、メモの中にきちんとおさまっているので、アウトプットをするときに面倒なことも少なくなります。 何か新しいアイデアを思いつきたいとき、ブレインストーミングをしたり、うんうんうなったりする必要はもうありません。メモを見ればいいだけです。真にクリエイティブになる方法をぜひ試してください!
※この書籍は、2021 年 10 月に発売した『TAKE NOTES! メモであなただけのアウトプットが自然にできるようになる』の文庫化です。
・メモをとれば、偉大なアウトプットができる
・優秀な人ほど、新しいアイデアを生むのに苦労する理由
・優秀な人は、そもそも他人より扱う情報が多い
・メモ術はシンプルなものがいちばん
・あらゆるジャンルの、あらゆる情報を駆使した本も書ける
・メモはあなただけの財産になる
・メモには、「走り書き」と「文献メモ」と「清書」がある
・メモは、「考えること」を最大限にアシストする
・「メモ」はただ貯めておくだけだと意味がない
・「重要なメモ」と「重要ではないメモ」をきちんと区別する
・「特定のプロジェクトだけ」にこだわらない
・永久保存版のメモは「自分の言葉で書く」からこそ価値が出る
・白紙からは何も生まれない
・ツェッテルカステンを使うと、書くテーマが多すぎて困るほどになる
「それを本当に理解しているか」はすべてメモでわかる
・「思い出す」ことは、理解していないとできない
・読書メモは「元の本の意味をできるだけ忠実に」あなたの言葉で書きとめる
・優秀な人は、本に載っていない内容を心にとめながら読書している
・メモには「なぜだろうか」という視点が大事
・ブレーンストーミングよりツェッテルカステンの方がアイデアを生む
・自分の関心事を追うと、テーマの路線も自然に変更できる
・何かあるたびにペンをとる習慣をつけよう
技書の森解説
書きためたメモが、あとから読み返しても何の役にも立たない。そうした悩みに対して、メモを自分の考えが積み上がっていく仕組みへ変える方法を示すのが『メモをとれば財産になる』 (ズンク・アーレンス 著、二木 夢子 訳、日本経済新聞出版 (日経ビジネス人文庫)、2024 年 12 月刊) です。題材は、版元の紹介文で 58 冊の本と数百本の論文を書いたと紹介される社会学者ニクラス・ルーマンが編み出したツェッテルカステンというメモ術で、版元はこれを、世界トップクラスの学者やビジネスパーソン、クリエイター、作家が使っているメモ術として紹介しています。原タイトルは HOW TO TAKE SMART NOTES で、2021 年 10 月に発売された『TAKE NOTES! メモであなただけのアウトプットが自然にできるようになる』の文庫化にあたります。
走り書きと文献メモと清書、3 種類のメモを分ける考え方
版元が掲げる目次は章番号の無い項目の一覧です。メモを走り書き、文献メモ、清書の 3 種類に分ける項目、重要なメモと重要ではないメモをきちんと区別する項目、永久保存版のメモは自分の言葉で書くからこそ価値が出るとする項目が並び、メモを種類ごとに扱い分けることが中心に置かれています。読書メモは元の本の意味をできるだけ忠実に自分の言葉で書きとめるという項目や、メモには「なぜだろうか」という視点が大事だという項目もあり、読むことと書くことを一続きの作業として扱っています。後半には自分の関心事を追うとテーマの路線も自然に変えられるという項目が並び、「何かあるたびにペンをとる習慣をつけよう」という項目で結ばれます。
書く前に考えが育つ、ツェッテルカステンの仕組み
ツェッテルカステンはドイツ語でカード箱を意味する言葉です。発想の要は、メモを分類のフォルダーに仕舞い込むのではなく、すでにあるメモとのつながりの中に置くことにあります。テーマごとの箱に分けたメモは、書いた時点の分類に閉じ込められがちです。これに対して、つながりで置いたメモは、あとから別の問いを立てたときに思いがけない組み合わせで呼び出されます。本書が「白紙からは何も生まれない」と掲げ、「ブレーンストーミングよりツェッテルカステンの方がアイデアを生む」としています。版元の紹介文も、アイデアだけでなく裏づけとなるデータもメモの中におさまっているので、アウトプットをするときの面倒が少なくなると説明しています。
技術者にとっても、この考え方は身近な課題に効きます。技術書や仕様書を読んで要点を自分の言葉で書き直す作業は、そのまま理解の確認になり、本書にも、思い出すことは理解していないとできないという項目があります。読書のメモを日々の学習に取り入れる具体的な形は 技術書の読書メモ術 が、たまったメモをブログや勉強会の資料として外に出す段階は 技術書のアウトプット術 が、負担の小さい方法から整理しています。
仕組みとしてのメモ術を求める読者に合う一冊
本書が示すのは、メモを書いて蓄積し、つなげて使うための考え方です。版元の目次の項目にはアプリの名前や操作の手順が見当たらないため、特定のノートアプリの使い方やテンプレート集を求める人には期待とずれます。一方で、本を読んでも考えが手元に残らない、文章や企画を書くたびに材料集めからやり直している、と感じている人にとっては、一日 3 枚のメモで十分とうたう本書の方法は始めやすい入口です。文庫の判型で持ち歩きやすく、『TAKE NOTES!』として出た版を読み逃していた人が手に取るのにも向いています。
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