TAKE NOTES!--メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる(テイクノートメモデアナタダケノアウトプットガシゼンニデキルヨウニナル)
エンジニアのキャリア・思考- 著者:
- ズンク・アーレンス/二木 夢子(ズンクアーレンス/フタキユメコ)
- 出版社:
- 日経BP
- 出版日:
- 2021年10月15日頃
- ISBN:
- 9784296000418
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
★一日 3 枚のメモで十分! ★
★メモはとればとるほど財産になる★
★世界トップクラスの学者、ビジネスパーソン、クリエイター、作家が使っているメモ術を知る★
58 冊の本と、数百本の論文という、大量の執筆をしたニクラス・ルーマンという社会学者がいます。彼の著作のクオリティはずばぬけていて、専門分野以外でも古典的名著になっています。
どうしてそんなことができたのか?
その答えは、彼が編み出したツェッテルカステンというメモ術にあります。
ツェッテルカステンのすばらしいところは、自分オリジナルの考えが自然とたまっていくところ。「自分の言葉でメモをとる」など、いくつかのコツがありますが、そのおかげで、メモが独自の理論になっていくのです。それらは「ちょっとしたひらめき」などではなく、大きなアイデアになるので、本数冊分なども書こうと思えばラクラク書けるほどになります。
しかも、アイデアだけではなく裏づけとなるデータも、メモの中にきちんとおさまっているので、アウトプットをするときに面倒なことも少なくなります。 何か新しいアイデアを思いつきたいとき、ブレインストーミングをしたり、うんうんうなったりする必要はもうありません。メモを見ればいいだけです。
真にクリエイティブになる方法をぜひ試してください!
・メモをとれば、偉大なアウトプットができる
・優秀な人ほど、新しいアイデアを生むのに苦労する理由
・優秀な人は、そもそも他人より扱う情報が多い
・メモ術はシンプルなものがいちばん
・あらゆるジャンルの、あらゆる情報を駆使した本も書ける
・メモはあなただけの財産になる
・メモには、「走り書き」と「文献メモ」と「清書」がある
・メモは、「考えること」を最大限にアシストする
・「メモ」はただ貯めておくだけだと意味がない
・「重要なメモ」と「重要ではないメモ」をきちんと区別する
・「特定のプロジェクトだけ」にこだわらない
・永久保存版のメモは「自分の言葉で書く」からこそ価値が出る
・白紙からは何も生まれない
・ツェッテルカステンを使うと、書くテーマが多すぎて困るほどになる
「それを本当に理解しているか」はすべてメモでわかる
・「思い出す」ことは、理解していないとできない
・読書メモは「元の本の意味をできるだけ忠実に」あなたの言葉で書きとめる
・優秀な人は、本に載っていない内容を心にとめながら読書している
・メモには「なぜだろうか」という視点が大事
・ブレーンストーミングよりツェッテルカステンの方がアイデアを生む
・自分の関心事を追うと、テーマの路線も自然に変更できる
・何かあるたびにペンをとる習慣をつけよう
技書の森解説
読んだ本の内容やふと浮かんだアイデアをメモに残しているのに、いざ何かを書こうとすると白紙から始めてしまう。『 TAKE NOTES! メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』 (ズンク・アーレンス著・二木夢子訳・日経 BP ・ 2021 年刊) は、この断絶を仕組みで埋めるメモ手法「ツェッテルカステン (Zettelkasten) 」を解説した翻訳書です。ありがちなメモ術のコツ集ではなく、メモを書きためる行為そのものを執筆の前工程に変えるという発想の転換を、原理から説き起こします。
ツェッテルカステンとは何か、ルーマンのメモ箱の原理
ツェッテルカステンはドイツ語で「メモ箱」を意味します。版元の紹介によれば、この手法を実践した社会学者ニクラス・ルーマンは、 58 冊の本と数百本の論文という膨大なアウトプットを残しました。原理は単純です。読んだこと・考えたことをその場しのぎの引き写しではなく自分の言葉でメモにし、既存のメモと関連づけながら箱に収めていく。つながりが増えるほど、箱の中には断片的なひらめきではない、自分だけの理論の芽が育っていきます。テーマを先に決めてから資料を集めるのではなく、メモ同士のリンクの密度が高まった領域からアウトプットを取り出す。このボトムアップへの逆転が本書の核心です。
3 種類のメモを区別するという中核メッセージ
本書が繰り返し強調するのは、メモはただ貯めておくだけでは意味がないという点です。メモを「走り書き」「文献メモ」「清書」の 3 種類に区別し、重要なメモとそうでないメモを分ける。一日 3 枚のメモで十分、メモ術はシンプルなものがいちばん、という指針が版元紹介文にも掲げられているとおり、網羅的な記録ではなく「考えることを最大限にアシストする」道具としてメモを設計し直すのが本書の立場です。新しいアイデアが必要なときにブレインストーミングでうなる代わりに、育ってきたメモの蓄積を見ればよい。この主張は、アイデア出しに苦手意識のある人ほど効くはずです。
Obsidian や Logseq で実践するための前提知識
本書自体は特定ツールの操作解説書ではありません。しかし、メモ同士をリンクでつなぐという原理は、 Obsidian や Logseq のようなリンク型ノートツールの設計思想と重なっており、これらのツールで Zettelkasten を組む際の理論的な支柱になる内容です。ノートを Markdown のプレーンテキストで持ち、リンクでつなげる環境なら、紙のカード箱よりはるかに低い手間で原理を再現できます。逆に言えば、ツールの設定手順や画面つきのテンプレートを期待して開くと外します。なぜこの方法が機能するのかを腹落ちさせたうえで、自分のワークフローは自分で設計する。その前提で読む本です。
向いている読者と、期待を外しやすい読者
向いているのは、インプットの量は多いのに、記事・登壇・ドキュメントといった形のあるアウトプットにつながらないと感じている人です。技術書を読むエンジニアなら、読書メモの取り方 を仕組みごと見直し、書評や社内共有のような アウトプットの方法 へ橋を架ける土台になります。読了後に手元に残るのは個々のテクニックではなく、メモが自然と資産に変わっていく仕組みの設計図です。一方、明日から使える具体的な設定手順を求める人や、そもそも書くアウトプットを想定していない人には遠回りに映るでしょう。書く仕事や書く学びが少しでもあるなら、メモの取り方を一度だけ根本から組み直す投資として長く元が取れる一冊です。
言及 Qiita 記事 (1 件)
言及 Zenn 記事 (1 件)
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