Instagram でビジネスを変える最強の思考法

インスタグラムデビジネスヲカエルサイキョウノシコウホウ

Instagram でビジネスを変える最強の思考法の表紙
その他
著者:
坂本翔(サカモトショウ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2019年08月13日頃
ISBN:
9784297106980
在庫:
在庫あり
3.46(25 件 / 楽天ブックス)

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技書の森解説

『Instagram でビジネスを変える最強の思考法』 (坂本 翔 著、技術評論社、2019 年 8 月 13 日発売) は、Instagram を集客と販売促進に使うための考え方と、投稿や撮影、広告の具体的な運用の方法をまとめた書籍です。版元の概要は本書を、単なる Instagram アプリの操作解説書ではなく、顧客獲得や採用など人を集めるために必要な考え方から具体的なノウハウやテクニックまでを伝える本と説明しています。版元のページの著者プロフィールでは、著者は SNS プロモーション事業を展開する会社の代表と紹介され、25 歳で『Facebook を最強の営業ツールに変える本』を出版した経歴が書かれています。

全 6 章の構成、基本と準備から集客、投稿、撮影、広告へ

構成は全 6 章です。第 1 章は Instagram をビジネスに活用する理由と 3 種類の投稿方法の使い分けから始まり、ユーザーの行動を 5 段階で考える項目のあとに、「発見」「関係」「確認」「販売」「体験」と「共有」の語を含む項目が続き、ハッシュタグと位置情報による情報の拡散で閉じます。第 2 章はビジネスアカウントへの変更、ターゲットの明確化、見本アカウントを選んでテーマを決める手順、プロフィール文とプロフィール画像、ハイライトといったアカウントの準備です。第 3 章は見込み客であるフォロワーの集め方で、来店時のタグ付け、他の SNS やウェブサイトからの導線、ネームタグ、Instagram キャンペーンの開催とそのメリットとデメリット、3 種類のキャンペーン事例を扱います。第 4 章は投稿術、第 5 章は撮影術、第 6 章は Instagram 広告で、第 6 章の最後はインフルエンサーへの依頼をエンゲージメント率で判断する項目です。

投稿の時間帯と頻度、ハッシュタグの数まで示す投稿術

第 4 章は、運用の目安を目次の段階で具体的に示しています。投稿のタイミングは「21 時近辺」、通常投稿は「2 日に 1 回」、ストーリーズは「1 日 1 回以上」をそれぞれ鉄則とし、ハッシュタグは上限の 30 個を使い切ること、投稿に付けるハッシュタグを 5 種類に分けること、トップ表示を狙うのは「数千から数万単位」のハッシュタグであることを項目に掲げます。通常投稿とストーリーズの事例は直接宣伝型、間接宣伝型、情報提供型、日常型の 4 種類に分けて示され、章の終わりはインサイトで見るべき指標です。背景にあるのは、SNS での購買行動の捉え方の違いです。マス広告の時代に語られた AIDMA (注意、関心、欲求、記憶、行動) は、売り手が広告を見せるところから始まる型でした。これに対して本書の第 1 章は、「発見」「関係」「確認」「販売」「体験」「共有」の語で利用者の行動を段階に分けています。楽天ブックスの紹介文は、本書のこの考え方を DECAX と呼んでいます。

2019 年 8 月の刊行時点の機能が前提になる項目

本書は 2019 年 8 月の刊行で、目次には IGTV への投稿、ショッピング機能の導入、ネームタグ、広告の画像内のテキストを 20 % 以下にする項目など、刊行時点の Instagram の機能と広告の規定を前提にした項目が含まれます。版元の概要も、Instagram の利用者数を 2019 年 7 月時点の数字で紹介しています。これらは Instagram 側の仕様に属する項目です。一方、第 2 章のターゲットの明確化と見本アカウントからテーマを決める手順、第 1 章の入口商品を販売する項目、第 3 章のフォロワーは量より質を重視するという項目は、運用の方針に属する項目です。

SNS 担当者と個人事業主に向く理由、合わない目的

版元が挙げる対象は、Instagram をビジネスに活かしたい SNS やマーケティングの担当者と個人事業主、Instagram を使った販促活動を始めたい人、販促活動を行っているが効果が出ていない人、その効果に疑問を感じている人です。版元の概要が操作解説書ではないと説明しているとおり、アプリの操作を画面ごとに覚えることが目的の場合は本書の主眼と合いません。アカウントは持っていても、誰に向けて何をどの頻度で投稿し、どのハッシュタグを付け、広告やキャンペーンをいつ使うかを決めかねている担当者に対して、本書は基本、準備、集客、投稿、撮影、広告の 6 つの段階を順に決めていく手順を、目次の項目の形で示しています。

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