マシンエイジ

マシンエイジ

AI 時代に人間らしく働くということ

マシンエイジの表紙
その他
著者:
ロバート・スキデルスキー / 村井 章子(ロバート スキデルスキー / ムライ アキコ)
出版社:
筑摩書房
出版日:
2026年03月04日頃
ISBN:
9784480864888
シリーズ:
単行本
在庫:
在庫あり
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総合2725位

書籍紹介

情報技術と資本主義の結託が、いまや私たちの思考と生活を支配しつつある。そのからくりを暴き、人間の未来を問う──経済思想の泰斗が放つ、現代への警告の書。

技書の森解説

『マシンエイジ』 (ロバート・スキデルスキー 著、村井 章子 訳、筑摩書房、2026 年 3 月刊) は、機械文明の来歴をたどりながら、情報技術と資本主義の結び付きが人間の働き方と考え方に何をもたらすかを問う論考です。版元のプロフィールによると、著者はケインズ研究の権威として知られるイギリスの経済歴史学者です。版元の書籍ページでは、書名に「AI 時代に人間らしく働くということ」が添えられています。国立国会図書館の書誌の原タイトルは The Machine Age です。版元の内容紹介は、科学技術の進歩によって人間は 1 日 3 時間だけ働けばよくなるというケインズの予言がなぜ実現しなかったのかという問いから始め、問題は仕事を奪われることではなく、私たち自身が機械のように愚かになることだという著者の見方を示しています。

労働の機械化から終末に向かってまで、3 部の構成

本書は、はじめに、まえがき、序章「ロボット熱、今むかし」に続く 3 部と、終章「人間らしく働くということ」、訳者あとがきで構成されています。Ⅰ「労働の機械化」は第 1 章「機械の登場」から第 7 章「アップスキリング、ダウンスキリング」までで、第 3 章「資本主義の登場」、第 4 章「経済学者とラッダイト」、第 5 章「なぜアジアでなくヨーロッパだったのか?」、第 6 章「楽しい仕事、うんざりする仕事」を含みます。Ⅱ「完全性の追求」は第 8 章「曲がった木をまっすぐにする」から第 13 章「ユートピアからディストピアへ」までで、第 9 章「啓蒙思想」や、フランケンシュタインとファウストを取り上げる第 10 章「機械の中の悪魔」を含みます。Ⅲ「終末に向かって」は、コンピューターの登場を扱う第 14 章から、第 15 章「人工知能は救世主か?」、第 16 章「自由か統制か」を経て、第 17 章「極端現象」までです。

第 4 章「経済学者とラッダイト」と第 6 章の楽観論と悲観論

機械の打ち壊しで知られるラッダイトの運動は、織物の機械化で仕事と賃金を失う職人たちの抵抗でした。自動化 は、人の手で行っていた作業を機械や仕組みに任せることです。本書は第 6 章に「楽観論」「悲観論」「自動化の政治的帰結」の節を置き、第 7 章では「人間の機械化」を扱います。

第 15 章と第 16 章、人工知能と監視の節

人工知能 は、データから規則を学んで判断や生成を行う技術です。本書の第 16 章には「国家による監視」「プライバシーの終わり」「商品としての消費者」の節があり、第 15 章は「意識の問題」「機械はモラルを持ちうるのか?」を問います。版元の案内によれば、本書は 2026 年 3 月に東京新聞、5 月に日本経済新聞で紹介されています。

本書は、ロボットへの熱狂の歴史を序章に置き、労働の機械化、完全性の追求、終末に向かっての 3 部をたどって、終章「人間らしく働くということ」で結ぶ論考です。

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