ユーザ調査法〔新訂〕(ユーザチョウサホウ シンテイ)
ハードウェア- 著者:
- 高橋 秀明(タカハシ ヒデアキ)
- 出版社:
- 放送大学教育振興会
- 出版日:
- 2020年03月20日頃
- ISBN:
- 9784595322167
- シリーズ:
- 放送大学教材
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
コンピュータやインターネットが普及するにつれて、私たちはさまざまなハードウェアやソフトウェア、サービス、そしてシステムに取り巻かれて生活するようになった。こうしたものを私たちにとって便利で使いやすいものとするためには、まず、それらを利用する情報機器利用者 (ユーザ) について、その特性やニーズ、利用状況などの的確な理解を得ることが大切であり、そうした情報を得たうえでシステムの設計を行うことが必要である。本書は、そのための調査法を多面的に取扱い、情報学のための研究方法の基礎として位置づける。
1.ユーザを知る 1:考え方 (1) 2.ユーザを知る 2:考え方 (2) 3.ユーザを知る 3:人間の多様性、そして環境の多様性 4.ユーザを知る 4:科学的方法の基礎としての観察 5.ユーザの心理を知る 1:感覚・知覚、感情・感性の心理学的測定 6.ユーザの心理を知る 2:質問紙法 7.ユーザの心理を知る 3:インタビュー法 8.ユーザの認知を知る 1:言語プロトコル法・視線分析法 9.ユーザの認知を知る 2:実験法 10.ユーザの日常生活を知る 1:ログ分析 11.ユーザの日常生活を知る 2:談話分析、日記・日誌法 12.ユーザの日常生活を知る 3:事例研究・エスノグラフィー・実践研究 13.ヒトとしてのユーザを知る:生理学的測定 14.ユーザを知りつくす:多面的観察 15.ユーザ調査法:まとめ
技書の森解説
使いやすいシステムを設計するには、まずユーザを知らなければならない。当たり前のようでいて、その「知る」ための方法を体系的に学んだ経験のある人は多くありません。本書は放送大学の教材として編まれたユーザ調査法の教科書で、情報機器の利用者の特性やニーズ、利用状況を的確に理解するための調査法を多面的に取り扱います。著者は高橋秀明氏、放送大学教育振興会から 2020 年 3 月に新訂版が刊行されました。
放送授業に対応した全 15 章の構成で、ユーザを知るための考え方と人間・環境の多様性から出発し、科学的方法の基礎としての観察を据えたうえで、感覚・知覚や感情の心理学的測定、質問紙法、インタビュー法、言語プロトコル法と視線分析法、実験法、ログ分析、談話分析や日記・日誌法、エスノグラフィー、生理学的測定までを一巡します。個別手法のハウツーに深入りするというより、それぞれの調査法で何が明らかにでき、研究方法論の中でどう位置づくのかという見取り図を示すことに主眼があり、情報学のための研究基礎として設計されています。
UX リサーチやユーザビリティ評価の実務では、インタビューと簡単なアンケートだけが手持ちの道具になりがちです。学術的な裏付けを持つ手法の全体像を知っておけば、目的に対して調査設計が適切かどうかを自分で判断できるようになります。大学レベルの教科書ながら数学的な前提は軽く、 UX デザイナーやリサーチャー、人間中心設計を学ぶ学生が方法論の基礎体力をつける用途に向きます。放送授業と切り離して単体で読んでも成立する内容です。
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