例解図説オートマトンと形式言語入門の表紙

例解図説オートマトンと形式言語入門(レイカイ ズセツ オートマトン ト ケイシキ ゲンゴ ニュウモン)

プログラミング
著者:
岡留剛(オカドメ,タケシ)
出版社:
森北出版
出版日:
2015年08月
ISBN:
9784627852716
在庫:
在庫あり
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書籍紹介

豊富な図と例で丁寧に説明しているから、初学者でもつまずきにくい。入門書に最適な、コンパクトな一冊。

技書の森解説

オートマトンと形式言語は、情報系のカリキュラムで多くの学生が最初に脱落する科目のひとつです。状態遷移、正規言語、文脈自由文法。記号だらけの定義が続き、それが何の役に立つのか見えないまま抽象論に置いていかれる。岡留剛氏による本書は、この科目の挫折要因を正面から意識した教科書で、森北出版から 2015 年に刊行されました。書名の「例解図説」が編集方針そのものを表しており、定義や定理を豊富な図と具体例で説明することで、初学者がつまずきやすい箇所を丁寧に舗装しています。

オートマトン理論は、正規表現がなぜ動くのか、プログラミング言語のコンパイラが構文をどう解析するのかという、実用技術の理論的な根っこにあたります。この分野の教科書は網羅性を重視した重厚なものが多い中、本書はコンパクトさを保ちながら入門に必要な骨格を通す構成を取っており、初学の一冊目としての通読可能性を優先した設計です。前提知識としては集合や論理の初歩的な記法に慣れていれば十分で、大学 2 〜 3 年次の講義レベルに相当します。

講義の指定教科書が難解で補助線がほしい学部生、あるいは独学で計算理論を学ぶ実務エンジニアが、定義の意味を図で確かめながら進むのに適しています。ここで骨格をつかんでから重厚な定番書へ進むという二段構えを取れば、抽象論の壁はかなり低くなるはずです。

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