事例とツールで学ぶ HAYST 法
ジレイ ト ツール デ マナブ ヘイストホウ
ソフトウェアテストの考え方と上達のポイント
- 著者:
- 秋山浩一(アキヤマ, コウイチ)
- 出版社:
- 日科技連出版社
- 出版日:
- 2014年07月
- ISBN:
- 9784817195203
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
技書の森解説
『事例とツールで学ぶ HAYST 法』は、直交表を使って組み合わせのテストを設計する HAYST 法を、ツール MatrixTester と事例を通して、ソフトウェアテストの技法としてどう使うかの面から解説する本です。著者は秋山 浩一で、日科技連出版社から刊行されました。国立国会図書館の書誌では刊行は 2014 年 7 月で、副題は「ソフトウェアテストの考え方と上達のポイント」です。版元は、MatrixTester を使うことで HAYST 法の難しい理論的な説明を極力抑え、テストの手法としてどのように使うかを事例で学べるように工夫したと案内しています。
全 9 章と付録 3 本、品質の基本からテスト結果の分析まで
本書は全 9 章と付録 3 本です。第 1 章「品質とソフトウェアテスト」、第 2 章「ソフトウェアテスト技法のおさらい」、第 3 章「基本的な原理・原則」で土台を確かめ、第 4 章「直交表に割り付けるだけのテスト」を経て、第 5 章「HAYST 法によるソフトウェアテストの考え方」、第 6 章「HAYST 法によるソフトウェアテストのつくり方」、第 7 章「HAYST 法による改善事例」へ進みます。続く第 8 章が「自動化へのチャレンジ」、第 9 章が「テスト結果の分析」です。付録は「MatrixTester インストール方法」「プロフェッショナルであるための仕事の心得」「実録 社会人博士課程-私が博士号をとった理由」の 3 本です。
テスト戦略からテスト実行まで、プロセスに沿って示す事例
版元の案内では、本書はテスト戦略、テスト計画、テスト要求分析、テスト設計、テスト実装、テスト実行というテストプロセスの流れを、事例を用いて解説しています。テスト結果の分析事例とテストの自動化にも触れています。版元は、本書の事例にある答えは唯一のものではなく、さらに良いものがあるかもしれないとしたうえで、仲間と一緒に学び議論することでテストをうまくできるようになると添えています。HAYST 法の説明は、テストプロセスの段階の順に事例を置く形で進みます。
組み合わせの爆発と、直交表で絞り込む考え方
設定項目の多いソフトウェアでは、すべての値の組み合わせを試そうとするとテストの数がすぐに膨れ上がります。3 つの値をとる項目が 13 個あれば、全部の組み合わせは 3 の 13 乗で 159 万を超えます。直交表は、もともと実験計画法で使われてきた表で、どの 2 つの項目を取り出しても値の組が偏りなく現れるように試行を並べたものです。たとえば L27 と呼ばれる直交表は、3 つの値をとる項目を 13 個まで、27 回の試行に割り付けられます。2 つの項目の組み合わせで起きる不具合は少ない試行で網羅的に洗い出せる一方、3 つ以上の項目が重なって初めて起きる不具合までは保証しないため、どこまでの組み合わせを確かめるかは テスト戦略 の判断になります。仕様上ありえない値の組の扱いも、表をそのまま使うだけでは片づかない論点です。
版元が示す位置づけと、テスト設計の本の中での範囲
本書は、ソフトウェアテスト の設計で組み合わせのテストを直交表とツールで組む手順を扱います。テスト設計の本を選ぶ観点は、テスト設計を学べる技術書の選び方 の記事でも整理しています。本書は、品質とソフトウェアテストの基本から HAYST 法の考え方とつくり方、改善事例、自動化、テスト結果の分析までを全 9 章に収め、MatrixTester のインストール方法を含む付録 3 本を添えています。
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