Docker

ドッカー

Docker の表紙
セキュリティ
著者:
Adrian Mouat / Sky 株式会社 玉川 竜司(エイドリアン モウアット / スカイカブシキガイシャ タマガワ リュウ)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2016年08月13日頃
ISBN:
9784873117768
在庫:
在庫あり
4.25(6 件 / 楽天ブックス)

なぜ注目されているか

セキュリティ
1位
総合3位 ↓ 1 ランクダウン 言及 88 件・うち記事 47 件を掲載
言及数
39位
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書籍紹介

コンテナツールの標準としての地位が確立された Docker の総合解説書!
Docker を活用するために求められる知識・技術を総合的に解説した書籍です。単純なコマンドの Docker の解説書はかなり出版されていますが、本書はセキュリティやモニタリングと行った運用面まで踏み込んだ内容で、現実に開発から運用まで Docker を活用する上で役立ちます。

技書の森解説

『Docker』は、2016 年 8 月にオライリー・ジャパンから刊行された、Adrian Mouat 著、玉川竜司訳によるコンテナ管理ソフトウェア Docker の総合解説書です。原書は O'Reilly Media の『Using Docker』で、基礎から応用までを 1 冊で網羅する構成が版元の紹介でも掲げられています。チュートリアルで `docker run` を動かせるようになった先で、イメージはなぜレイヤーで構成されるのか、オーケストレーション は何を解決するのかといった設計上の「なぜ」に答えてくれる位置づけの本です。

全 13 章の構成: 1 つのアプリで工程を追う

全 13 章は、シンプルな Web アプリケーションを一貫した題材として進みます。前半でインストールから Docker の基礎、開発での利用、イメージの配布までを固め、8 章の 継続的インテグレーション とテスト、9 章のデプロイ、10 章のロギングとモニタリングへと、開発から運用までのライフサイクルを順に追いかけます。終盤はネットワーキングとサービスディスカバリ、オーケストレーション、セキュリティという運用の難所に 1 章ずつ踏み込む構えです。1 つのアプリケーションを最後まで育てていく構成なので、断片的な記事の寄せ集めでは得にくい「工程どうしのつながり」が見えるのが強みです。

読みどころ: ツール比較とセキュリティの 2 章

特に 12 章と 13 章は本書の厚みが出る部分です。12 章では Swarm、fleet、Kubernetes、Mesos と Marathon といったクラスタリング・オーケストレーションのツール群を比較しながら紹介し、13 章では content trust によるイメージの起源検証、ケーパビリティやリソースの制限、SELinux や AppArmor まで、コンテナのセキュリティを細かく詳述します。コンテナを本番で預かる立場のエンジニアが押さえるべき論点が、この 2 章に集約されています。

2016 年刊の前提と揺らがない土台概念

読むうえでの前提として、本書は 2016 年刊行時点の Docker とそのエコシステムを描いています。Docker 周辺は変化の速い領域で、当時比較されていたツールの勢力図やコマンドの細部は刊行後に動いているため、手を動かす際は Docker 公式ドキュメントで挙動と推奨構成を確かめながら読み進めてください。一方で、イメージのレイヤー構造、コンテナの分離、オーケストレーションが解決する問題といった土台の概念は据わっており、そこを言葉で説明できるようになる価値は版を経ても揺らぎません。刊行後に登場したツールの操作手順を求める読み方には向きませんが、Docker を場当たりでなく体系として理解し、運用やセキュリティまで見通したい人 にはしっかり応えてくれる 1 冊です。

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