本に出てくるサンプルコードは動かしてみよう
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読むだけではもったいない
本に載っているサンプルコードを「ふーん」と読み飛ばしていませんか。実はこれ、すごくもったいないことをしています。
サンプルコードは、著者が「この概念を理解するにはこのコードを見てほしい」と考えて用意したものです。読むだけでも意味はあります。ただし、読んで分かったつもりになった箇所と、自分の環境で動く状態まで持っていける箇所は別です。その差がどこにあるかは、動かしたときにしか分かりません。
なぜ動かすと理解が深まるのか
目で見て確認できる
「この関数は配列をソートする」と文章で読んでも、ピンとこないことがあります。でも実際にコードを動かして、バラバラだった数字が小さい順に並ぶのを画面で見ると、「あ、こういうことか」と腑に落ちます。
変えて試せる
動かしたコードは、自分で変えて試せます。「数字を逆順にしたらどうなるだろう」「配列が空だったらどうなるだろう」。こうやって自分で実験すると、本に書いてある以上のことが学べます。
間違いに気づける
コードを打ち込んでいると、タイプミスでエラーが出ることがあります。ここで出てくるものは 2 種類です。単なる打ち間違いと、本文を読んだだけでは気づかなかった思い違いです。前者は本と見比べれば終わります。後者は、エラーが出た行が何をする行なのかを追わないと直りません。この追う作業が、読むだけでは飛ばしていた部分を埋めます。
動かし方のコツ
まずはそのまま打ち込む
最初は本に書いてあるとおりに、一字一句そのまま打ち込みます。コピー & ペーストではなく、手で打つのがポイントです。手で打つと、コードの一行一行に意識が向きます。
動いたら少し変えてみる
そのまま動いたら、数字を変えたり、文字列を変えたり、少しだけ改造してみましょう。本文が「こういう場合はこうなる」と説明していた部分を、自分の目で確かめられます。
うまく動かなくても焦らない
初心者向けのプログラミング本でも、環境の違いやバージョンの違いで動かないことがあります。順番としては、まず本の「はじめに」や環境構築の章に書かれている想定バージョンと、自分の環境のバージョンを突き合わせます。動かない原因はここが最も多く、この場合は何度打ち直しても直りません。打ち間違いが疑わしいときは本と数行ずつ見比べ、それでも見つからなければエラーメッセージの英文をそのまま検索します。原因別の切り分けは技術書のサンプルコードが動かないときの対処法にまとめています。
全部動かさなくてもいい
本のサンプルコードを全部動かす必要はありません。優先したいのは、本文の説明を読んでも納得できなかったコードです。読んで分かったコードを打ち直しても確認できることは少なく、引っかかった箇所を動かすほうが効きます。1 章に 1 つか 2 つで十分です。
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まとめ
本のサンプルコードは、読むだけでなく動かしてみましょう。そのまま打ち込んで、動いたら少し変えてみる。動かないときは、打ち直す前に本の想定バージョンと自分の環境を確かめる。この積み重ねが、読んだだけの状態との差になります。
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