AIはどのように社会を変えるかの表紙

AI はどのように社会を変えるか(エーアイハドノヨウニシャカイヲカエルカ)

ソーシャル・キャピタルと格差の視点から

その他
著者:
佐藤 嘉倫/稲葉 陽二/藤原 佳典(サトウ ヨシミチ/イナバ ヨウジ/フジワラ ヨシノリ)
出版社:
東京大学出版会
出版日:
2022年03月29日頃
ISBN:
9784130502054
在庫:
在庫あり
3(2 件 / 楽天ブックス)

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書籍紹介

AI が社会に進出してゆくにつれ、社会的格差を拡大させる、仕事を奪われる、人間の知能を超えてしまう、などの懸念がひろがっている。ソーシャル・キャピタル (社会関係資本) はこのような危機を緩和することができるのか。 AI と社会の関係を実証的に問い直す社会科学の試み。

技書の森解説

AI が仕事を奪う、格差を広げる、いずれ人間の知能を超える。こうした不安の言説はあふれていますが、データに基づいて検証される機会は多くありません。本書は佐藤嘉倫氏、稲葉陽二氏、藤原佳典氏らが、 AI と社会の関係を社会科学の作法で実証的に問い直した研究書で、 2022 年 3 月に東京大学出版会から刊行されました。

鍵になる概念はソーシャル・キャピタル、すなわち人と人のつながりが持つ資本としての働きです。 AI の浸透が社会的な格差を広げるとき、信頼やネットワークといった関係資本はその衝撃を和らげる緩衝材になり得るのか。この問いを軸に、技術決定論的な未来予測ではなく、調査と分析に根ざした議論が展開されます。エンジニアリングの本ではなく、社会学・経済学寄りの学術書という立ち位置です。

AI 製品を作る側にいる人ほど、自分の仕事が社会側でどう受け止められるかを語る言葉は貧しくなりがちです。機械学習の知識は不要ですが、学術的な論述に付き合う読書体力は要ります。 AI 倫理やガバナンスの議論に関わる実務者、技術と社会の界面を卒論や修論のテーマに据える学生にとって、印象論から一段深く降りるための足場になる研究書です。

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