システムズモデリング言語 SysML

システムズモデリングゲンゴシスエムエル

システムズモデリング言語 SysML の表紙
ソフトウェア工学 / 設計
著者:
サンフォード・フリーデンタール / アラン・ムーア / リック・スタイナー / 西村秀和(サンフォード・フリーデンタール / アラン・ムーア / リック・スタイナー / ニシムラヒデカズ)
出版社:
東京電機大学出版局
出版日:
2012年05月
ISBN:
9784501550806
在庫:
在庫あり
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書籍紹介

世界的規模で効率的に製品の開発・製作を行う際に欠かすことのできないシステムズモデリング言語 SysML の解説書。言語の使い方やノウハウについて、豊富な実例をもとに分かりやすく解説。SysML を開発したコアメンバーが執筆した書籍の翻訳本。UML をさらに発展させた SysML の修得ができる。

技書の森解説

『システムズモデリング言語 SysML』 (サンフォード・フリーデンタール、アラン・ムーア、リック・スタイナー 著、西村 秀和 監訳、東京電機大学出版局、2012 年 5 月刊) は、機械、電気、ソフトウェア、運用する人までを含む製品をモデルで設計する SysML の解説書で、原タイトル A Practical Guide to SysML の日本語版です。版元は、SysML を開発したコアメンバーが執筆した書籍の翻訳本と紹介しています。国立国会図書館の書誌には、白坂成功、成川輝真、長谷川堯一、中島裕生、翁志強の 5 名が共訳者として記録されています。

全 4 部 18 章の構成、序論から MBSE の導入まで

本書は第 I 部から第 IV 部までの 4 部です。第 I 部「序論」は第 1 章「システムズエンジニアリングの概要」、第 2 章「モデルベースシステムズエンジニアリング」、第 3 章「SysML 言語概要」の 3 章で、自動車設計に SysML を用いた簡単な例もここに置かれています。第 II 部「SysML 言語の解説」は第 4 章「SysML 言語アーキテクチャ」でケーススタディ「監視システム」を示したあと、第 5 章から第 14 章でパッケージ、ブロック、パラメトリック、アクティビティ、相互作用、状態機械、ユースケース、テキストベースの要求、割り当て、特定のドメインに向けたカスタマイズを 1 章ずつ扱います。第 III 部「モデリング例」は第 15 章「機能分析を用いた蒸留器のモデリング例」と第 16 章「OOSEM による住宅セキュリティシステムのモデリング」、第 IV 部「モデルベースシステムズエンジニアリングへの移行」は第 17 章「システム開発環境への SysML の統合」と第 18 章「組織への SysML の導入」です。巻末には各図の表記をまとめた付録 A「SysML リファレンスガイド」、参考文献、索引が付き、各章の末尾には演習問題があります。

第 2 章の文書ベースとモデルベースの比較、付録 A の 9 種の図

SysML は、ソフトウェア設計の記法である UML を土台に、OMG (Object Management Group) がシステムズエンジニアリング向けに標準化したモデリング言語です。ソフトウェアのクラスの代わりに「ブロック」を構造の基本単位とし、部品やサブシステム、人や環境までを同じ記法で表します。UML に無い要素として、要求そのものを図の要素として扱う要求図と、性能や物理量の関係式を設計の構造に結び付けるパラメトリック図が加わっており、要件定義 で決めた事柄が、どの設計要素で満たされ、どの解析で確かめられるかを 1 つのモデルの中でたどれるようにします。振る舞いはアクティビティ図、シーケンス図、ステートマシン を表す状態機械図で書き分けます。第 2 章の最初の節は「文書ベースアプローチとモデルベースアプローチの比較」で、付録 A はパッケージ図から要求図までの 9 種の図と、割り当て、ステレオタイプの表記を整理しています。

監訳者の序文の ISO 26262 と第 III 部の 2 つの事例

監訳者による序文は、自動車向けの機能安全規格 ISO 26262 の発行に触れ、モデルベースで開発を進めることの重要性を挙げています。第 III 部では 2 つの事例を通して要求から構造と振る舞いまでを組み立て、第 IV 部では開発環境と組織への導入を扱います。

本書は、システムズエンジニアリングの概要、言語の解説、2 つのモデリング例、組織への導入までを全 18 章と付録 A に収めています。

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