動かして学ぶ! Git 入門

ウゴカシテマナブギットニュウモン

動かして学ぶ! Git 入門の表紙
ソフトウェア工学 / 設計
著者:
冨永 和人(トミナガ カズト)
出版社:
翔泳社
出版日:
2021年11月04日頃
ISBN:
9784798170855
シリーズ:
NEXT ONE
在庫:
在庫あり
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なぜ注目されているか

言及数
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書籍紹介

バージョン管理の基本をしっかり習得。サンプルは Web からダウンロード。

技書の森解説

Git の操作に慣れていないエンジニアが、コミットからリベースまでを自分の手で一つずつ試しながら身につけるための入門書です。『動かして学ぶ! Git 入門』は冨永和人 著で、翔泳社の NEXT ONE シリーズの一冊として 2021 年 11 月に発売されました。版元は本書を、Git の操作方法と仕組みについて実際に手を動かしながら学べる書籍と紹介し、本書のゴールを「バージョン管理ができるようになる」と掲げています。サンプルは Web からダウンロードする形です。刊行時の著者紹介によれば、冨永氏は東京工科大学の准教授などを経て 2012 年 4 月に独立した博士 (工学) で、UNIX/Linux や C 言語のプログラミングの教本も手がけてきました。

全 6 章の構成、基本操作から履歴の操作まで

章立ては Chapter 1「Git の基本」から最後の章「履歴を操作する」までの全 6 章です。Chapter 1 はバージョン管理の考え方を扱う 1 節だけの導入で、Chapter 2「基本的な操作」には 22 の節が並びます。ここではリポジトリを作ってファイルを管理下に入れるところから、履歴や差分の見方、ステージした内容の変更と取り消し、ファイル名の変更や管理下からの除外、昔のファイルの取り出し、直近のコミットのやり直し、Git にファイルを無視させる設定までを一つずつ扱います。続く Chapter 3「ブランチを使う」でブランチの作成と切り替え、他のブランチの変更の取り込み、コンフリクトの扱い、早送りマージを、Chapter 4「タグを使う」で軽量タグと注釈つきタグを学びます。Chapter 5「リモートリポジトリを使う」はリポジトリを置くサーバーの用意から始まり、複数人での共同開発の節で終わります。最後の章では差分の適用、以前のコミットの打ち消し、履歴のつまみ食い、ブランチの根元を移す操作を扱います。

ステージを挟む 3 つの場所を手で確かめる意味

Git では、作業ツリー、ステージ (インデックス)、リポジトリという 3 つの場所を使います。編集しただけの変更はまだ記録されず、ステージに載せたものだけが次のコミットに入ります。差分の表示も、作業ツリーとステージの差なのか、ステージと直前のコミットの差なのかで結果が変わります。Chapter 2 には「どのファイルを新たにステージしたかを見る」「ステージの内容を見る」「ステージしたことをなかったことにする」の節があります。

リモートとの同期と、履歴を書き換える操作の注意点

リモートの更新の取得と、自分のブランチへの反映は別の操作です。Chapter 5 には、リモートブランチとローカルブランチを対応づける節があります。履歴の操作では、過去のコミットを打ち消す新しいコミットを作る方法と、履歴そのものを作り変える方法の違いが要になります。リベース はコミットを別の土台の上に作り直す操作で、作り直されたコミットは元とは別のものとして扱われるため、他の人がすでに取り込んだ履歴に使うと相手の手元と食い違いが生じます。本書は最後の章で、共同開発でリベースを使う場面を独立した節として取り上げています。目次には特定のホスティングサービスの名前は出てこず、リモートリポジトリは置き場所のサーバーを用意するところから説明されます。

Git の操作に慣れていないエンジニアに向く理由と限界

版元が挙げる読者対象は Git の操作に慣れていないエンジニアです。一方、プルリクエストによるレビューや自動テストとの連携のような、ホスティングサービスの上で回すチーム開発の流れは目次に項目がありません。Git と GitHub の本の入口の違いは Git と GitHub の本の選び方のガイド で扱っています。

本書は、版元が読者対象とする Git の操作に慣れていないエンジニアが、操作を一つずつ試すための入門書です。章は基本操作からブランチ、タグ、リモートリポジトリ、履歴の操作の順に進みます。

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