BBC マイクロビット公式ユーザーガイド

ビービーシーマイクロビットコウシキユーザーガイド

BBC マイクロビット公式ユーザーガイドの表紙
ハードウェア
著者:
ガレス・ハルファクリー / 金井 哲夫(ガレスハルファクリー / カナイテツオ)
出版社:
日経 BP
出版日:
2018年09月29日頃
ISBN:
9784822253479
在庫:
在庫あり
3(1 件 / 楽天ブックス)

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書籍紹介

英国生まれの教育用・STEM 教育用のマイコンボードで、日本でもすでに小学校の授業でも使われ始めているのが「BBC micro:bit (マイクロビット)」です。その公式ユーザーガイド (The Official BBC micro:bit User Guide) の邦訳本です。

パート 1「BBC マイクロビットとは何か」では、ハードウエアの説明と、その仕組みについて解説します。そして、マイクロビットを箱から出して、サンプルのプログラムを使ってみるまでを手順を追って説明します。

パート 2「BBC マイクロビットのコーディング」では、自分でプログラムを作る方法を解説します。各章で解説するプログラミング言語は、BBC マイクロビットで主に使われる 3 つの言語、JavaScript Blocks (ジャバスクリプト・ブロックス)、JavaScript (ジャバスクリプト)、Python (パイソン) です。

パート 3「BBC マイクロビットの上級プロジェクト」では、マイクロビット同士、または何台ものマイクロビットと通信をする無線モジュールを例にした、一歩進んだ工作に挑戦します。また、人気のワンボードコンピューター Raspberry Pi を使って、マイクロビットの機能を拡張するプロジェクトも紹介します。
さらに、BBC マイクロビットにスイッチや LED などの基本的な電子部品をつなげて電子回路を組み立て、より機能を高める実験を行います。ハンダ付けは必要ありません。ここで解説する電子回路は安全なもので、子どもでも安心して扱えます。使用する電子部品も、安い物をほんの少しだけです。

■「前書き」から抜粋
この本は、BBC マイクロビットを使ってみたいと思うすべての人のために書かれています。マイクロビットを始めるには、コンピューター、電子工作、プログラミングなどの予備知識は一切いりません。必要なのは、文字が読める能力と、やる気だけです。

(中略)

では、どうぞ本書をお楽しみください。BBC マイクロビットの楽しい旅が始まります。

パート 1:BBC マイクロビットとは何か

第 1 章 初めまして、BBC マイクロビットです

第 2 章 BBC マイクロビットを始めよう

第 3 章 BBC マイクロビットでプログラミングを始めよう

パート 2:BBC マイクロビットのコーディング
第 4 章 プログラミング言語・

第 5 章 JavaScript ブロック

第 6 章 JavaScript

第 7 章 Python

パート 3:BBC マイクロビットの上級プロジェクト
第 8 章 無線通信機能

第 9 章 BBC マイクロビットとラズベリーパイ・

第 10 章 電子回路を組もう

第 11 章 BBC マイクロビットを拡張しよう

第 12 章 BBC マイクロビットをウェアラブルにしよう

第 13 章 参考になる情報源

パート 4:付録
付録 A JavaScript のレシピ

付録 B JavaScript のレシピ

付録 C Python のレシピ

付録 D ピン配列・

技書の森解説

BBC micro:bit (マイクロビット) を初めて手にした人が、箱から出して動かすところから、3 つの言語によるプログラミング、無線通信、電子回路の工作までを 1 冊で順に進められるのが『BBC マイクロビット公式ユーザーガイド』 (ガレス・ハルファクリー 著、金井 哲夫 訳、日経 BP、2018 年 10 月発行) です。版元の紹介文によれば、英国で生まれた教育用のマイコンボードである micro:bit の公式ユーザーガイド The Official BBC micro:bit User Guide の邦訳で、前書きは、始めるのに「コンピューター、電子工作、プログラミングなどの予備知識は一切いりません」と述べています。

4 つのパートで進む、micro:bit の基本から上級の工作まで

本文は 4 つのパートに分かれています。パート 1「BBC マイクロビットとは何か」は第 1 章から第 3 章までで、ハードウエアの説明とその仕組みを押さえたあと、ボードを箱から出してサンプルのプログラムを使ってみるまでを手順を追って扱います。パート 2「BBC マイクロビットのコーディング」は第 4 章から第 7 章までで、第 4 章でプログラミング言語を取り上げたのち、第 5 章「JavaScript ブロック」、第 6 章「JavaScript」、第 7 章「Python」と、言語ごとに 1 章ずつ割り当てています。パート 3「BBC マイクロビットの上級プロジェクト」は第 8 章「無線通信機能」から第 13 章「参考になる情報源」までで、マイクロビット同士の無線通信、ラズベリーパイとの組み合わせ、スイッチや LED をつなぐ電子回路、ボードの拡張、身に着けて使う工作へと進みます。版元の紹介文によれば、電子回路の実験にハンダ付けは必要なく、使う電子部品も安い物を少しだけです。パート 4 は付録で、付録 A から付録 C までがレシピ、付録 D がピン配列です。サンプルプログラムは版元のページからダウンロードでき、訂正情報も同じページで案内されています。

ブロックから Python まで、3 つの言語を乗り継ぐ意味

micro:bit のようなマイコンボードは、パソコンと違って OS の上でアプリを切り替えて使うものではなく、書き込んだ 1 本のプログラムが電源を入れた直後から LED 表示や入力の読み取りを担います。そのため学習の最初の壁は、文法よりも、命令が上から順に実行され、条件で分かれ、繰り返されるという制御の流れをつかむことにあります。ブロックを組み合わせて書く方式は、綴りや括弧の誤りが起きにくいので、この流れだけに集中できます。同じ処理を JavaScript のテキストで書き直すと、ブロックの裏にある構文と変数の扱いが見えてきます。さらに Python で書けば、インデントで処理のまとまりを表す別の書き方に触れられます。micro:bit 向けの Python 環境は、マイコン向けに小さく作られた MicroPython を基にしています。本書はこの 3 つを 1 章ずつ扱うので、ブロックで動かした経験をテキストのコードへ移す道筋を、1 冊の中で確かめられます。

予備知識なしで始めたい人と、教える立場の大人に向く理由

版元の紹介文は、micro:bit を日本でも小学校の授業で使われ始めたボードとして紹介しており、本書の前書きは、マイクロビットを使ってみたいすべての人のために書かれたと述べています。初めてプログラミングに触れる人が独学の入り口にするほか、授業や家庭で子どもに教える立場の大人が、3 つの言語と工作の全体像を先に見渡しておく用途にも合います。パート 3 で取り上げる Raspberry Pi は Linux が動く小型のコンピューターで、マイコンボードとは役割が異なります。両者を組み合わせる章があるので、センサーや表示を受け持つボードと、処理を受け持つコンピューターの分担を知る入り口にもなります。

一方で、2018 年 10 月の発行なので、開発環境の画面や手順は刊行時点のものです。お手元の環境と画面が違う場面は見込んでおく必要があります。また 1 つの言語を深く学びたい場合は、言語ごとの入門書を別に選ぶほうが目的に近づきます。ボードを買ったものの何から始めればよいか迷っている人や、子どもと一緒に手を動かしながら学びたい人にとって、ボードの説明から無線通信と電子工作までを公式ガイドの順序で通せる本書は、最初の 1 冊の有力な候補になります。

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