本で読んだことを自分のコードに 1 つだけ取り入れる
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全部やろうとすると何もできない
本を読み終えると、「あれもやりたい、これもやりたい」と思います。変数名を改善して、関数を短くして、コメントも書いて、テストも書いて。でも全部一度にやろうとすると、どれも中途半端になります。
コツは、1 冊の本から 1 つだけ選んで実践することです。
なぜ 1 つだけでいいのか
確実に身につく
1 つのことに集中すると、同じ判断を何度も繰り返すことになります。「変数名を略さない」と決めたら、次に書くコードから毎回そこで手が止まる。繰り返すうちに、止まって考える回数が減っていきます。逆に 5 つを同時に抱えると、1 つあたりの反復回数が 5 分の 1 になり、どれも「そういえば本に書いてあった」で終わります。
効果を実感できる
1 つに絞ると、変化の原因がはっきりします。同時に 5 つ変えたコードは、読みやすくなったとしてもどの変更が効いたのか自分でも分かりません。1 つだけなら「前のコードより読みやすくなった」を素直にその 1 つの成果として数えられ、次に何を足すかの判断材料になります。
取り入れる 1 つの選び方
一番印象に残ったこと
本を読んで「これは大事だ」と一番強く思ったことを選びます。印象に残っているということは、自分にとって必要な知識だということです。
今すぐできること
きれいなコードの入門書から学んだことでも、高度なリファクタリングは今すぐには難しいかもしれません。「変数名を略さない」「1 つの関数を短くする」など、今日から実践できることを選びましょう。
実践の流れ
本を読み終えたら、ノートに「この本から取り入れること」を 1 つだけ書きます。次にコードを書くとき、その 1 つを意識します。落とし穴は、決めたこと自体を数日で忘れる点です。ノートは本棚ではなく、コードを書き始める前に必ず目に入る場所 (机の上や手元のメモアプリ) に置きます。
次の本へ移るときは、前の 1 つをやめるのではなく、続けたまま新しい 1 つを足します。月に 1 冊のペースなら、1 年で 12 個を試したことになります。全部が定着するわけではありませんが、試さなかったものは 1 つも残りません。
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まとめ
本を読んだら、1 つだけ選んで実践する。全部やろうとしない。読んだ冊数ではなく、自分のコードに残った変更が、その本から受け取ったものです。1 冊から 1 つでも残れば、読んだ元は取れています。
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