技術書は薄い本から始めるのが正解 - 初心者が挫折しない選び方

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入門選書技術書

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分厚い本を買いたくなる気持ち

本屋で 500 ページの分厚い本を見ると、「これ 1 冊で全部学べそう」と思います。薄い本より分厚い本のほうがお得に感じる。その気持ちはわかります。

でも、初心者の最初の 1 冊は、薄い本のほうが正解です。

薄い本が正解な 3 つの理由

読み切れる

100〜150 ページの本なら、毎日 15 分で 2〜3 週間で読み終わります。「1 冊読み切った」という達成感が、次の本へのモチベーションになります。

500 ページの本は、読み終わらないまま本棚に戻ることになりがちです。200 ページまで読んで止まると、「自分は本が読めない人間だ」と思ってしまいます。

大事なことだけ書いてある

薄い本は、ページ数が限られているぶん、著者が何を載せて何を落とすかを決めています。うまく削られた本なら、初心者が最初に知るべき基礎だけが残ります。ただし削り方は本によって違います。基礎の説明そのものを落として、すでに知っている人向けの要約になっている薄い本もあります。

分厚い本は、基礎に加えて応用や例外も載っています。初心者には、その応用部分がノイズになって、基礎の理解を妨げることがあります。

次の本に進みやすい

薄くてわかりやすい入門書を 1 冊読み終えると、「次はもう少し詳しい本を読もう」と自然に思えます。薄い本 → 中くらいの本 → 分厚い本。この段階を踏むほうが、いきなり分厚い本に挑んで途中で止まるより先へ進めます。

薄い本の選び方

ページ数が 100〜200 ページくらいの本を探しましょう。ただしタイトルの言葉は目安になりません。「入門」「はじめての」がついていても 400 ページを超える本は珍しくないので、書名ではなくページ数で絞り込んでください。

薄い本が見つかったら、買う前に最初の数ページと目次を見ます。冒頭が「環境構築は済んでいるものとして進めます」のような書き方で始まる本は、前提を省いて薄くしてある本です。目次に自分がまだ聞いたことのない言葉が並んでいる本も同じで、最初の 1 冊には向きません。同じ 120 ページでも、初心者に向けて削られた本と、わかっている人向けに要点だけ並べた本があります。

分厚い本はいつ読むか

薄い本を 2〜3 冊読んだ後なら、分厚い本にも挑戦できます。基礎がわかっている状態で読むと、分厚い本の応用部分も理解できるようになっています。

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まとめ

最初の 1 冊は薄い本を選びましょう。読み切れる、大事なことだけ学べる、次に進みやすい。薄い本は「物足りない」のではなく、「ちょうどいい」のです。ただし薄さの中身は 1 冊ごとに違うので、目次と最初の数ページだけは実物で確かめてから買いましょう。

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