急がばナナメ
イソガバナナメ
- 著者:
- おんりー(オンリー)
- 注目:
- 総合 1480 位
- 出版社:
- KADOKAWA
- 出版日:
- 2023年03月01日
- ISBN:
- 9784048975643
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
チャンネル登録者数 100 万人超え! ドズル社・おんりーのインドアエッセイが誕生!
実家は田舎。家から駅までかなり遠い上、その駅から中心部までもかなり遠い。最寄り駅は無人で、1 両か 2 両編成の電車しか来ない。そのせいか、電車に乗って遠出することがほとんどなく、学生時代の移動手段は自転車と親の車だった。上京する準備のために 6 年ぶりに電車に乗った……というようなレベルだ。東京に住むようになって「こんなに電車乗るの?」と驚いている。
近所には大きな池があって、僕はそこで、割り箸の先にスルメイカをつけてザリガニを釣っていた。カエルもいたし、アメンボも捕まえていた。セミやバッタやトンボも追いかけていた。そして、捕まえたザリガニを家につれて返って、毎回親に怒られる。絶賛田舎の小学生、という感じだ。
実家の周りは、見渡すとほとんど田んぼ。新しい民家はそれなりにあるけれど、田んぼの面積がかなり広い。道路にはカエルが数千匹いるんじゃ? というレベルでいて、夜には眠れないくらいの大音量で鳴く。
みんなのイメージ通りの田舎に、僕は住んでいた。(続く)
【収録予定項目】
・卓球はトスを上げるまでゲームが始まらない
・静かなスポーツ少年だった小学生のころ
・30kg の米俵を車に積むような田舎
・猫を飼いたいんだ
・僕のクッキング
・悩みたくないのに Anxious mind
・はじめての動画
・ひらめく企画たち
・ドズル社へようこそ...etc
技書の森解説
ドズル社に所属するゲーム実況者のおんりーが、田舎で過ごした子どものころから動画の仕事までを自分の言葉でつづったエッセイです。『急がばナナメ』 (おんりー 著、KADOKAWA、2023 年 3 月 1 日発売) を、版元の紹介文は「インドアエッセイ」と呼んでいます。版元ドットコムの分類は日本文学、評論、随筆の単行本で、国立国会図書館はコンピュータゲームの分類に置いています。ゲームの攻略やプログラミングを学ぶ技術書ではありません。
無人駅と田んぼの町、紹介文が抜き出す少年時代
版元が紹介文に載せた本文の抜粋は、実家のある田舎の描写です。最寄り駅は無人で 1 両か 2 両編成の電車しか来ず、学生時代の移動は自転車と親の車で、上京の準備のために 6 年ぶりに電車に乗ったと書かれています。近所の大きな池では割り箸の先にスルメイカをつけてザリガニを釣り、家の周りは見渡すとほとんど田んぼで、夜は眠れないほどカエルが鳴く町です。抜粋は、東京に住むようになって電車の多さに驚いているという話をはさみ、「みんなのイメージ通りの田舎に、僕は住んでいた。」の一文で閉じられています。
収録予定項目に並ぶ卓球、料理、はじめての動画
版元の収録予定項目には「卓球はトスを上げるまでゲームが始まらない」「静かなスポーツ少年だった小学生のころ」「30kg の米俵を車に積むような田舎」「猫を飼いたいんだ」「僕のクッキング」「悩みたくないのに Anxious mind」「はじめての動画」「ひらめく企画たち」「ドズル社へようこそ」が挙がっています (末尾は「...etc」)。最初の 3 項目は卓球と少年時代と田舎の暮らし、続く 3 項目は猫と料理と気持ちの揺れ、最後の 3 項目は動画と企画とドズル社の話です。
ドズル社の動画を見てきた人に向く、ゲーム実況者の素顔
著者は刊行時のプロフィールで、マインクラフトのエンダードラゴンを倒すまでの時間を競うリアルタイムアタックで記録を持つゲーム実況者と紹介されています。マインクラフトの世界は、シード値と呼ばれる数値をもとに地形が自動で生成されます。シード値を固定すると毎回同じ地形になるため、走者は道順を練り込み、数秒単位で記録を縮めていきます。本書はそうした画面の上の腕前ではなく、その手前にある生い立ちや好みを語る本です。ドズル社の動画でおんりーを見てきた人にとっては、動画とは別の形で、子どものころの話やはじめての動画の話を読める本です。反対に、ゲームの攻略法や動画制作の手順を学びたい人の目的には合いません。