Excel のムカムカ! が一瞬でなくなる使い方
エクセル ノ ムカムカ ガ イッシュン デ ナクナル ツカイカタ
表計算・資料作成のストレスを最小限に!
なぜ注目されているか
技書の森解説
『Excel のムカムカ! が一瞬でなくなる使い方』 (四禮静子 著、技術評論社、2016 年 7 月刊) は、貼り付けると変わらない行の高さ、印刷すると欠ける文字、思わぬ場所での改行といった Excel の困りごとを、問いと答えの形で解いていく本です。版元の書籍ページの見出しには「表計算・資料作成のストレスを最小限に!」が添えられています。版元のページに載る著者の一言には、本書は基本的な操作方法の手順解説書ではないとあり、対象は仕事で Excel を使うビジネスパーソンと、操作マニュアルではわからない実践的なノウハウを知りたい人と案内されています。
毎日の操作から関数までの全 7 章
目次は第 1 章「まいにちの操作を効率的に」、第 2 章「見やすい表をササッと作る」、第 3 章「文字のイライラをなくす」、第 4 章「印刷のストレスをなくす」、第 5 章「オリジナルの表示形式で使いやすさに差をつける」、第 6 章「データの並べ替えと集計を自由自在に」、第 7 章「面倒な作業を一瞬で終わらす関数の使い方」の全 7 章で、巻末に Excel のショートカットキーの一覧が付きます。各章の項目は、困った場面をそのまま問いにした見出しで並びます。版元の著者紹介によると、著者は有限会社フォーティの取締役で、浅草に完全マンツーマンのパソコンスクールを開校しています。版元の案内では、17 年間で 2000 人以上を指導してきたと紹介されています。
数式、表の体裁、印刷、入力、集計の困りごと
第 1 章は合計の出し方、数式のコピーで罫線が変わる問題、クイックアクセスツールバー、シートやブックの切り替え、数式の一覧、絶対参照の付け忘れ、名前の定義を扱います。第 2 章は表のデザイン、行と列のサイズ、画面では見える文字が印刷で欠ける問題、表のコピーで行の高さや列幅が変わらない問題、第 3 章は列幅と折り返し、セルの結合、均等割り付け、文字の間隔、表記の揺れ、置換です。第 4 章は全ページへの表のタイトルの印刷、罫線、一部の列を省いた印刷を扱います。第 5 章は入力モードの切り替え、入力規則とリスト入力、電話番号や郵便番号の先頭の 0 が消える問題、宛先への「御中」や「様」の付け忘れ、第 6 章は都道府県の並べ替え、集計と抽出、ピボットテーブルです。第 7 章は郵便番号と住所の表示、年齢と入会期間の計算、顧客名簿からの検索、順位、ベスト 5 とワースト 5、点数ごとの人数と割合、商品名の部分一致での売上集計を関数で解きます。
参照と名前、ふりがなの並び、表示形式の仕組み
Excel の数式は、コピーすると指しているセルの番地がコピー先に合わせてずれる相対参照が既定で、税率のような 1 つのセルを全部の式から指すには番地に $ を付けた絶対参照にします。セルや範囲に名前を定義すると、式の中で番地の代わりにその名前を使えるので、B2 や $D$1 が並ぶ式でも何を計算しているかを読み取れます。日本語の文字列を並べ替えると、日本語入力で変換した時の読みがふりがなとしてセルに残り、その読みの五十音順に並ぶので、都道府県では愛知県が先頭に来ます。北海道から沖縄の順のような決まった並びには、並べ替えの順序を自分で登録する方法を使います。電話番号の先頭の 0 が消えるのは、数字の並びが数値として扱われるためで、表示形式は値を変えずに見た目だけを決める設定なので、セルの値に「様」のような文字を添えて表示することもできます。入力規則は、セルに入れられる値をリストや範囲で絞る機能で、担当者名や商品名の入力の揺れを減らします。マクロや VBA の項目は目次にありません。Excel の本の選び方は Excel / VBA 本ガイド にまとめています。本書は、毎日の操作、表の体裁、文字、印刷、表示形式と入力、並べ替えと集計、関数の困りごとを全 7 章の問いと答えに収め、巻末に Excel のショートカットキーの一覧を付けています。
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