アジャイル
短いイテレーションで動くソフトウェアを継続的に届け、変化に適応する開発手法の総称
アジャイルとは
アジャイルは、短いイテレーションで動くソフトウェアを継続的に届け、変化に適応する開発手法の総称である。2001 年のアジャイルソフトウェア開発宣言で 4 つの価値と 12 の原則が定義され、原則は動くソフトウェアを届ける間隔を数週間から数か月とし、短いほうを好むとしている。
4 つの価値
| 重視するもの | より重視するもの |
|---|---|
| プロセスやツール | 個人と対話 |
| 包括的なドキュメント | 動くソフトウェア |
| 契約交渉 | 顧客との協調 |
| 計画に従うこと | 変化への対応 |
ウォーターフォール vs アジャイル
| 観点 | ウォーターフォール | アジャイル |
|---|---|---|
| 計画 | 全体を事前に計画 | イテレーションごとに計画 |
| リリース | 最後に一括 | イテレーションごと |
| 変更 | コストが高い | 歓迎する |
| フィードバック | 遅い (数ヶ月後) | 速い (数週間後) |
| リスク | 最後に発覚 | 早期に発覚 |
アジャイルのフレームワーク
スクラムは、スプリントとその中のイベント、チームの 3 つの責任を定めたフレームワーク (2020 年 11 月版のスクラムガイドの語)。カンバンは WIP 制限とフロー重視。XP (エクストリームプログラミング) はペアプログラミングと TDD を重視する。SAFe は大規模組織向けのスケーリングフレームワーク。
スクラムの基本
スプリント (2週間)
├── スプリントプランニング (何を作るか)
├── デイリースクラム (15分の同期)
├── 開発作業
├── スプリントレビュー (成果物のデモ)
└── レトロスペクティブ (プロセスの改善)
アジャイルと CI/CD
アジャイル + CI/CD:
コード変更 → 自動テスト → 自動デプロイ → フィードバック
→ 次のイテレーションに反映
→ DORA メトリクスで改善を計測
アジャイルのアンチパターン
アジャイルの儀式だけ導入しても形だけで本質がない。スクラムガイドは、スプリント中にスプリントゴールを危うくする変更をしないとし、範囲はプロダクトオーナーと明確にしたり交渉し直したりしてよいとしている。レトロスペクティブを省くと、改善の機会が減る。「アジャイルだから計画不要」は誤解で、計画は必要だが粒度が異なるだけ。
アジャイルの前提条件
アジャイル宣言の原則は、自己組織化するチーム、ビジネス側と開発者が日々一緒に働くこと、技術的卓越性と良い設計への継続的な注意を挙げている。
理論と実装の両面から学ぶなら関連書籍が参考になる。
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関連用語
スクラム
スプリントと呼ばれる短い反復サイクルで開発を進めるアジャイルフレームワーク
カンバン
作業の可視化と WIP 制限でフローを最適化するアジャイル手法
レトロスペクティブとは - スプリント振り返りの進め方とファシリテーション
レトロスペクティブはスプリントを締めくくる振り返りのイベント。KPT/Start-Stop-Continue 等のフォーマットと時間配分、リモートでの進め方を解説
ミドルウェア
リクエストとレスポンスの間に挟まる処理層で、認証 / ログ / エラーハンドリングを横断的に適用する
SBOM
ソフトウェアに含まれるすべてのコンポーネントの一覧を記録した部品表
DevOps
開発チームと運用チームの協働を促進し、ソフトウェアのデリバリーと品質を継続的に改善する文化 / プラクティスの総称
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