自分だけの「お気に入りページ」に付箋を貼ろう

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入門読書術技術書

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読んだのに見つからない問題

「あの書き方、どこに書いてあったっけ?」。本を読んでいて「なるほど」と思ったのに、後から探すと見つからない。ページをパラパラめくって探すけど、なかなか見つからない。

この問題は、付箋を 1 枚貼るだけで解決します。

付箋を貼るタイミング

「なるほど」と思ったとき

読んでいて「へえ、そうなんだ」「これは覚えておきたい」と思った瞬間に、そのページに付箋を貼ります。後で貼ろうと思うと、どのページだったか忘れます。思った瞬間に貼るのがコツです。

「わからない」と思ったとき

わからないページにも付箋を貼っておきます。今はわからなくても、経験を積んでから読み返すとわかることがあります。「わからない付箋」は、将来の自分への目印です。

サンプルコードが載っているページ

「このコード、また使いそうだな」と思ったサンプルコードのページに付箋を貼っておくと、必要なときにすぐ開けます。

付箋の色を使い分ける

色つきの付箋を使うと、さらに便利になります。たとえばこんな分け方です。

黄色は「大事なこと」。ピンクは「わからなかったこと」。青は「使えそうなコード」。

色のルールは自分で決めて構いません。3 色もあれば十分です。

付箋を貼った本の使い方

辞書として使う

付箋をたくさん貼った本は、自分専用の辞書になります。索引とは守備範囲が違います。索引は語で引く仕組みなので、「この設定は結局どう書くのが正解だったか」「なぜこのやり方が推奨なのか」といった、語になっていない引っかかりからは引けません。付箋はそこに刺せます。逆に引きたい語がはっきりしているなら索引のほうが速いので、両方を使い分けます。

ただし付箋が増えると、飛び出している場所を見ただけでは目当てのページを選べなくなります。付箋の端に一言だけ書いておくと、それがそのまま見出しになります。剥がれて落ちてしまったときも、どこに戻せばいいかがわかります。

復習に使う

付箋が貼ってあるページだけを読み返す。本全体を開き直さなくても、自分が引っかかった場所だけを短時間でたどれます。

気をつけたいのは、付箋のページだけを繰り返し読むと、その手前にあった説明が抜け落ちることです。読み返して「ここだけ見ても意味が取れない」と感じたら、貼る位置が結論の側に寄りすぎています。理由が書かれている段落まで戻って貼り直すと、次に開いたときに使える形になります。

成長を実感する

半年後に本を開いて、「わからない」の付箋が貼ってあるページを読み返してみてください。「あれ、今ならわかる」と思えたら、それはあなたが成長した証拠です。

付箋は何枚貼ってもいい

「貼りすぎかな」と心配する必要はありません。200 ページの本に 30 枚貼っても、50 枚貼っても大丈夫です。付箋が多い本は、それだけ学びが多かった本です。

枚数が増えてきたら、貼る位置を上下にずらす手が効きます。上寄りは大事なこと、真ん中はわからなかったこと、下寄りは使えそうなコード。色でやっている分類を、位置でもできます。色つきの付箋が手元になくても始められる方法です。

長く貼ったままにするなら、付箋の選び方も少し気にします。強く貼りつくタイプを何年も貼っておくと、剥がすときに紙が持ち上がったり、跡が残ったりすることがあります。日の当たる場所に置いた本の付箋は色が抜け、粘着が弱って落ちます。ずっと残したい本には、貼り直しを前提にした薄手のフィルム付箋のほうが向いています。

逆に、付箋が 1 枚も貼れなかった本は、自分のレベルに合っていなかった (簡単すぎた、または難しすぎた) 可能性があります。

電子版で読むとき

ここまで紙の本を前提に書きましたが、電子版でも同じことができます。ブックマークとハイライトが付箋の代わりです。違うのは、残した場所があとから一覧で並ぶことと、本文を検索できること。紙のように「厚みのこのあたり」という感覚では覚えられなくなります。

一覧に並ぶ形だと、抜き書きだけを見てもなぜそこを残したのか思い出せません。メモを 1 行足せる機能があるなら、そこに理由を書いておきます。紙の付箋に一言書くのと同じことです。

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まとめ

「なるほど」と思ったページに付箋を貼る。それだけで、本が自分専用の辞書に変わります。色や貼る位置で分け、付箋の端に一言書いておけば、枚数が増えても目当てのページを選べます。読み終わった後もずっと使える参考書になるかどうかは、貼った枚数よりも、この一言があるかどうかで決まります。

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