ここから学ぶ統計的機械学習 Pythonで実践!確率・統計から推定・学習理論までの表紙

ここから学ぶ統計的機械学習 Python で実践!確率・統計から推定・学習理論まで(ココカラマナブトウケイテキキカイガクシュウパイソンデジッセンカクリツトウケイカラスイテイガクシュウリロンマデ)

プログラミング
著者:
池田 和司/丸野 由希(イケダ カズシ/マルノ ユウキ)
出版社:
科学情報出版
出版日:
2026年03月04日頃
ISBN:
9784910558585
在庫:
在庫あり
0

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308
出版前出版日02420222023202420252026

書籍紹介

本書は、 Python を使って「確率・統計」そして「機械学習」の世界を、やさしく、そして着実に学んでいくための一冊です。数式をただ読むだけでなく、実際にコードを書いて動かしてみることで、「なるほど、こういうことだったのか」と納得しながら理解を深めていきます。
まず第 I 部「入門編」では、 Python の基本操作からスタートします。関数や確率の基礎、確率分布の考え方を、少しずつステップアップしながら学べる構成です。プログラミングが初めての方でも安心して読み進められるよう、やさしい言葉と具体的な例を用いて解説しています。

続く第 II 部「 Python で学ぶ確率・統計」では、実際のデータを扱いながら、平均や分散といった統計量の計算、グラフによる可視化、確率分布の操作などを学びます。「コードを書いて確かめる」ことを通して、数学の知識が自分の中で生きたものになっていくはずです。

そして第 III 部「発展編」では、統計的推定や学習理論といった少し高度なテーマに挑戦します。 SVM やブースティング、時系列解析など、実際の機械学習につながる内容を扱いながら、近年注目されている生成 AI の活用方法にも触れます。 AI の時代を生きる私たちにとって、「考えながら使う力」がどれほど大切かを感じられるでしょう。

本書は、 Python を通してデータの世界に一歩踏み出したいと考えるすべての人に向けています。プログラミングや統計に初めて触れる高校生・大学生はもちろん、データ分析や AI に興味を持つ社会人の方にもおすすめです。
「数学は苦手だけど、 Python でなら試してみたい」「 AI がどうやって学んでいるのかを知りたい」そんな方にこそ、手に取ってほしい一冊です。

特別な前提知識は必要ありません。基本的なパソコン操作と「自分で手を動かして学びたい」という気持ちがあれば十分です。各章には、考えながら進められるように理解度チェックやコード例を多く用意しています。

読者が本書を通して、
• Python の基本文法とデータの扱い方を身につける

• 確率や統計の考え方をプログラムで理解する

• AI ・機械学習の基礎を体験的に学ぶ

ことを目指しています。

技書の森解説

『ここから学ぶ統計的機械学習 Python で実践!確率・統計から推定・学習理論まで』は、科学情報出版の「エンジニア入門シリーズ」の 1 冊として 2026 年 3 月に刊行された共著書です。著者は、機械学習や適応フィルタの理論研究に長く携わってきた奈良先端科学技術大学院大学教授の池田和司氏と、企業の研究開発部門でのデータ解析実務を経て博士 (工学) を取得し、関西大学ビジネスデータサイエンス学部で教壇に立つ丸野由希氏の 2 名。書名の「統計的機械学習」から数式中心の理論書を想像するかもしれませんが、実際は Google Colab 上で Python コードを動かしながら確率・統計と機械学習を体験的に学ぶ実践型の入門書で、特別な 前提知識 を要求しません。

3 部構成: 入門編から確率・統計、発展編へ

全体は 3 部構成です。第 I 部「入門編」は Python プログラミングの入門から始まり、 Colab の使い方、エラーメッセージとの向き合い方、データ型や関数の基本を押さえたうえで、組み合わせ・式の展開・微分・積分を扱う「 Python で学ぶ高校数学」、多項式関数から三角関数・指数関数、さらにシグモイド関数や ReLU 関数といったニューラルネットワークの活性化関数までをグラフで確かめる関数の章、そして確率の基礎へと進みます。第 II 部「 Python で学ぶ確率・統計」では実際のデータを使い、平均・分散などの統計量の計算、グラフによる可視化、確率分布の操作を学びます。第 III 部「発展編」は統計的推定と学習理論を軸に、 SVM やブースティング、時系列解析など機械学習の本体につながるテーマを扱い、生成 AI の活用方法にも触れます。

設計思想: 必要な数学だけをコードで確かめる

目次から読み取れる設計思想は 2 つあります。 1 つは、高校数学の復習と関数の可視化を、活性化関数やパラメータ推定という機械学習の語彙へ直結させる橋の架け方です。「数学の教科書を読み直してから機械学習へ」という遠回りを避け、必要な数学だけをコードで確かめながら登らせる構成になっています。もう 1 つは、第 1 章に「生成 AI を使わず写経と改変で身につける学習方針」という節が立てられている点です。コード生成を AI に任せられる時代だからこそ、初学段階では 自分の手で書いて、壊して、直す経験 が理解の土台になるという著者らの教育観がはっきり表れています。理論研究者と実務出身の教育者という組み合わせは、各章の理解度チェックやエラーメッセージとの付き合い方の指南といった、独学者がつまずきやすい箇所への目配りにも生きています。

向いている読者: 前提知識ゼロからの独学者

向いているのは、プログラミングにも統計にも初めて触れる高校生・大学生・社会人や、「数学は苦手だが、手を動かしながらなら学べそうだ」と感じている人です。逆に、線形代数や確率論の素養 がすでにあり、カーネル法やベイズ推論の数理的な導出を体系的に追いたい読者には入り口として平易すぎるため、『パターン認識と機械学習』 (PRML) のような理論書へ直接進むほうが早いでしょう。 2026 年 3 月刊のため、 Colab の画面やライブラリの挙動は刊行時点のものですが、主題は確率・統計と学習理論という変化の遅い土台であり、内容が古びにくいのも強みです。環境構築でつまずくことなく、ブラウザだけで機械学習の数理への第一歩を踏み出したい人を、写経から学習理論まで一本道で連れて行ってくれる 1 冊です。

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