Access マクロ入門〜仕事の現場で即使える
アクセス マクロ ニュウモン シゴト ノ ゲンバ デ ソク ツカエル
作りながら学ぶ実践的な解説書 Access 201
なぜ注目されているか
書籍紹介
プログラミング初心者でも安心して理解できる! 販売管理アプリケーションを作りながらマクロを基礎から学ぶ。「アクションカタログリファレンス」ですべての機能を紹介。作りながら学ぶ実践的な解説書。
技書の森解説
『Access マクロ入門 仕事の現場で即使える』 (今村ゆうこ 著、技術評論社、2018 年 11 月刊) は、Microsoft Access で業務を自動化する 2 つの手段のうち、VBA ではなくマクロだけを扱う入門書です。版元は、マクロは操作がかんたんなぶん VBA より機能が劣るという印象を持たれがちだが、マクロでもたいがいの業務を自動化できると説明し、本書を Access マクロ専用の入門書と紹介しています。書誌の紹介文には、販売管理アプリケーションを作りながらマクロを基礎から学ぶとあります。国立国会図書館の書誌では、書名に「作りながら学ぶ実践的な解説書」が添えられています。同じ書誌には、Access 2019、2016、2013、2010 に対応した版との注記があります。
全 7 章と付録、マクロツールからデータマクロまで
CHAPTER 1「マクロの基本と本書のサンプルについて」で Access が扱うオブジェクト、作業の自動化、サンプルの構造と動作を確認し、CHAPTER 2「マクロツールを使ってみよう」でマクロツールの開き方、アクションカタログ、マクロの作成と実行を学びます。CHAPTER 3「フォームを作成しよう」はテーブルをもとにしたフォームと、フォームを呼び出すフォームを、CHAPTER 4「高機能なフォームからクエリやレポートを操作しよう」はマクロの動きの変化、条件分岐「If」、フォームに入力された値の利用を扱います。CHAPTER 5「アプリケーションを仕上げて使いやすくしよう」は、ボタンの整理、新規レコードへの自動の移動、開いているオブジェクトを閉じる処理、対象のデータが無い場合のマクロの中止、マクロのグループ化へ進みます。CHAPTER 6「Excel とデータをやりとりしよう」はクエリの結果のエクスポートと Excel データのインポートに加えて、変数の使い方とエラーが起きたときの対処法を、CHAPTER 7「マクロをもっと使いこなそう」はユーザーの入力した値、繰り返し処理、コンボボックスの値の絞り込み、マクロのコピー、データマクロを取り上げます。巻末の APPENDIX「アクションカタログ リファレンス」は UI マクロとデータマクロの 2 部です。
UI マクロとデータマクロ、VBA
Access のマクロは、プログラムの文を書く代わりに、マクロツールの中でフォームを開く、レコードを移動するといったアクションを選んで上から順に並べ、引数を指定して処理を組み立てる仕組みです。選べるアクションの一覧がアクションカタログで、そこには If のような 条件分岐 や、処理をまとめるグループ、サブマクロといったプログラムの流れを作る要素も含まれます。フォームのボタンやイベントから呼び出されるものが UI マクロで、これに対してデータマクロは、テーブルにレコードが追加、更新、削除されたときに動く処理をテーブルの側に持たせる仕組みです。CHAPTER 7 の繰り返し処理は ループ に当たる処理をマクロで組む節です。
版元の紹介文の案内と著者のプロフィール
版元が勧める読者は Access マクロを学ぶ人全般です。著者は版元のプロフィールで、非 IT 系企業の情報システム部門に所属し、Web 担当と業務アプリケーション開発を手掛けると紹介されています。一方、目次は VBA のコードの書き方を扱っていません。本書は、マクロツールの基本からフォーム、条件分岐、Excel との連携、変数とエラー処理、繰り返し処理、データマクロまでを、全 7 章とアクションカタログのリファレンスに収めています。
今村ゆうこ の他の書籍
関連記事
技術書の「積ん読」を資産に変える - 未読本を活かすリファレンス読書術
積ん読を「解消すべき問題」ではなく「活用すべき資産」として捉え直す発想の転換と、未読の技術書をリファレンスライブラリとして運用する具体的な方法を紹介します。
ゲームが好きならプログラミングの本も読める
ゲームの攻略本を読んだことがあるなら、プログラミングの本も読めます。攻略本とプログラミング本の共通点から、読書のハードルを下げます。
体系的に学ぶ 安全な Web アプリケーションの作り方 第 2 版は初版と何が違うか - 買い直し判断ガイド
通称「徳丸本」こと体系的に学ぶ 安全な Web アプリケーションの作り方 第 2 版 (2018 年) と初版 (2011 年) の違いを出版社公表の改訂内容から整理。章の削除 / 新設 / 追加点の一覧と、初版所有者が買い直すべきかの判断基準を解説します。
関連用語
リファクタリング
外部の振る舞いを変えずにコードの内部構造を改善し、保守性と可読性を向上させる手法
CPU
コンピューターの頭脳にあたる演算装置。プログラムの命令を解釈し実行する
シングルサインオン
1 回の認証で複数のアプリケーションやサービスにアクセスできる仕組み
Well-Architected Framework
AWS のベストプラクティスに基づいてワークロードを評価 / 改善するための 6 本柱のフレームワーク
変更データキャプチャ (CDC) とは - DB の変更をリアルタイム連携するパターン
変更データキャプチャ (CDC、Change Data Capture) はデータベースの INSERT/UPDATE/DELETE を検出して検索エンジンや分析基盤へリアルタイムに伝播させるデータ統合パターン。実装 4 方式と AWS での構成を解説
インフラストラクチャドリフト
IaC で定義した状態と実際のインフラの状態が乖離する問題