センスが UP する 動画編集の教科書
センスガアップスルドウガヘンシュウノキョウカショ
[カットつなぎ・構図・音・色・文字]
- 著者:
- Rec Plus(レックプラス)
- 注目:
- 総合 827 位
- 出版社:
- ビー・エヌ・エヌ
- 出版日:
- 2023年02月20日
- ISBN:
- 9784802512602
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
一気に初心者卒業! 6 つのレッスンから学ぶ、動画編集の基礎入門
なぜ動画を編集するのか? という問いからはじめて、カットつなぎ・構図・音・色・文字、それぞれをテーマに、どのような編集が効果的であるかを解説。また特典の作例動画により、理解を深めます。どの動画編集ソフトを使う場合でも必要になる、基礎知識が満載。初心者必携の一冊です。
[こんな人におすすめ]
・動画編集の初心者 (動画編集を仕事にしたい・副業にしたい人)
・独学で動画編集してきた人 (ソフトの習得を先にしてきた人)
・学びなおしたい経験者
Lesson 1
なぜ動画を編集するのか
1-1 動画編集の魅力
1-2 良い動画編集とは?
1-3 「なんとなく」で編集してはいけない
1-4 動画編集には「目的 (=ゴール)」がある
1-5 全体像を設定する
1-6 「編集」がもつ力
1-7 時間を操作する ほか
[Column]もう一歩先のアウトプット
Lesson 2
「カットつなぎ」でセンスを磨く
2-1 カットつなぎの大切さ
2-2 カットは連続している
2-3 変化の必要性
2-4 カットつなぎとリズム
2-5 カットつなぎの計画
2-6 フレーミング
2-7 素材を作る
2-8 モンタージュ理論
2-9 代表的なカットの種類 1 ほか
[Column]撮影について
Lesson 3
「構図」でセンスを磨く
3-1 構図の大切さ
3-2 ラインを読む
3-3 3D を意識する
3-4 画面内の重さ
3-5 安定感を生み出す構図 1
3-6 安定感を生み出す構図 2
3-7 主役を強調する構図 1
3-8 主役を強調する構図 2
3-9 主役を強調する構図 3
3-10 動き・躍動感を生む構図 1 ほか
[Column]構図と併せて覚えておきたい知識
Lesson 4
「音」でセンスを磨く
4-1 音の大切さ
4-2 代表的な音要素
4-3 音がもたらす効果: イメージ誘導効果 1
4-4 音がもたらす効果: イメージ誘導効果 2
4-5 音がもたらす効果: 感情誘導効果 1
4-6 音がもたらす効果: 感情誘導効果 2
4-7 音がもたらす効果: 行動誘導効果 1
4-8 音がもたらす効果: 行動誘導効果 2
4-9 音がもたらす効果: マスキング効果 1 ほか
[Column]動画を人に例える
Lesson 5
「色」でセンスを磨く
5-1 色の大切さ
5-2 デジタルの色
5-3 色を知る
5-4 色がもつイメージ: 明度差
5-5 色がもつイメージ: 暖色と寒色
5-6 色がもつイメージ: 具体例
5-7 色の基本編集: 明度
5-8 明度とコントラスト
5-9 トーンカーブのパターン例
5-10 色の基本編集: 色温度
5-11 色の基本編集: 彩度
5-12 色編集の考え方 ほか
[Column]ディスプレイについて
Lesson 6
「文字」でセンスを磨く
6-1 文字の大切さ
6-2 フォントの基礎
6-3 書体の種類: 和文
6-4 書体の種類: 欧文、その他
6-5 有料フォント
6-6 シーンにあったフォントの選び方 1
6-7 シーンにあったフォントの選び方 2
6-8 シーンにあったフォントの選び方 3
6-9 デザインの基礎: コントラスト
6-10 デザインの基礎: 反復
6-11 デザインの基礎: グループ化
6-12 デザインの基礎: 整列
6-13 テロップデザイン ほか
技書の森解説
撮った素材をどうつなぎ、どう見せれば伝わる動画になるのかを、ソフトの操作ではなく編集の考え方から学ぶ入門書が『センスが UP する 動画編集の教科書』 (Rec Plus 著、ビー・エヌ・エヌ、2023 年 2 月刊) です。副題は「カットつなぎ・構図・音・色・文字」で、版元の紹介文は本書を「6 つのレッスンから学ぶ、動画編集の基礎入門」と説明しています。著者の Rec Plus は、刊行時の著者紹介によれば、クリエイティブ制作やガジェット、テクノロジーなどの情報や体験を発信するメディア『Rec Plus』を運営しています。
全 6 レッスンの構成、編集の目的から文字のデザインまで
Lesson 1「なぜ動画を編集するのか」は、良い動画編集とは何か、編集には目的があること、全体像の設定、時間の操作といった、編集に取りかかる前の考え方を扱います。Lesson 2 から Lesson 6 は、副題の 5 つの要素をそれぞれ 1 つのレッスンに当てています。Lesson 2 はカットつなぎで、カットつなぎとリズム、フレーミング、モンタージュ理論、代表的なカットの種類を、Lesson 3 は構図で、ラインの読み方、画面内の重さ、安定感を生む構図や主役を強調する構図を取り上げます。Lesson 4 は音で、音がもたらすイメージ誘導、感情誘導、行動誘導、マスキングの効果を、Lesson 5 は色で、明度とコントラスト、トーンカーブ、色温度、彩度の基本編集を扱います。最後の Lesson 6 は文字で、和文と欧文の書体、場面に合ったフォントの選び方、コントラストや反復、グループ化、整列といったデザインの基礎を経て、テロップのデザインを扱います。Lesson 1 から Lesson 5 の終わりにはコラムがあり、版元は理解を深めるための特典として作例動画を用意していると案内しています。
モンタージュと色温度、編集の判断を支える理屈
動画編集で迷いが生まれるのは、カットの長さや色の調整に正解の数値が無く、判断の根拠を言葉にしにくいからです。たとえばショットのつなぎ方については、映画の歴史の中で論じられてきたモンタージュの考え方があり、同じ人物の表情のショットでも、直前に何を映すかで見る側が読み取る感情が変わることが知られています。色の調整にも理屈があり、色温度は光の色みをケルビンの単位で表し、値が低いほど赤み、高いほど青みが強くなります。トーンカーブは元の明るさと仕上がりの明るさの対応を曲線で表すもので、曲線を S 字に曲げると明るい部分と暗い部分の差が広がってコントラストが強まります。音の分野のマスキングは、大きな音が周波数の近い別の音を聞き取りにくくする現象で、BGM と話し声の音量の釣り合いを決めるときの手がかりになります。こうした理屈を知っていると、編集ソフトの画面に並ぶ数値やスライダーを、何のために動かすのかを考えながら操作できます。
ソフトを問わない基礎と、合う読者
版元の紹介文は、本書の内容を、どの動画編集ソフトを使う場合でも必要になる基礎知識だと説明しています。目次にも特定のソフトの名前や操作手順の章は無いため、ソフトの画面の操作を順に追って覚えたい人は、使うソフトの操作解説書を別に用意する必要があります。一方で版元が挙げる読者は、動画編集を仕事や副業にしたい初心者、ソフトの習得を先にして独学で動画編集をしてきた人、学び直したい経験者です。ソフトは一通り動かせるのに仕上がりがどこか締まらないと感じている人にとって、カット、構図、音、色、文字のどこに手を入れればよいかを要素ごとに見直せる構成は、本書を選ぶ理由になります。
画面づくりの次の 1 冊へ
テロップや画面の文字の配置をさらに掘り下げたくなった場合は、Web デザインの本の選び方 で紹介しているレイアウトや配色の本が次の候補になります。動画の仕事を始めたい人や、自己流の編集から抜け出したい人が、作例動画と照らし合わせながら 6 つのレッスンを順に進めれば、編集の判断に理由を添えるための足がかりが得られます。
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