Affinity 入門 無料ではじめるプロ並みデザインの表紙

Affinity 入門 無料ではじめるプロ並みデザイン(アフィニティニュウモン ムリョウデハジメルプロナミデザイン)

デザイン・グラフィックス
著者:
インプレスデザイン編集部(インプレスデザインヘンシュウブ)
出版社:
インプレス
出版日:
2026年03月18日頃
ISBN:
9784295024095
価格:
¥2,420
在庫:
5
判型:
単行本
4.0(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
WEBデザインデザイン・グラフィックスAffinityグラフィックデザインビジュアルデザインデザインソフト入門書クリエイティブデジタルイラストレイアウトデザイン写真編集

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書籍紹介

Affinity で楽しく無料でプロ並みデザイン
無料で誰でも簡単にプロ並みの作業ができるデザインツール「Affinity」の入門書が登場! 写真加工、イラストレーション、レイアウト作成の機能が 1 になった新しい Affinity の使い方をわかりやすく解説します。さらにオンライングラフィックデザインツール Canva との連携でより楽しく、より自由にデザインするためのノウハウもたっぷり! いままで他のツールでデザインをしていた方はもちろんこれからデザインを始めたい初心者の方やもっと自由にデザインを楽しみたい方にぴったりの一冊です。

技書の森解説

写真加工、イラストレーション、レイアウト作成をひとつのアプリで、しかも無料でこなせるデザインツールとして、版元インプレスが「新しい Affinity」と呼ぶソフトウェアがあります。『Affinity 入門 無料ではじめるプロ並みデザイン』 (インプレスデザイン編集部 編、インプレス、2026 年 3 月刊、B5 変型判) は、その Affinity の入門書です。版元の紹介文は、写真加工、イラストレーション、レイアウト作成の「機能が 1 になった新しい Affinity」の使い方をわかりやすく解説し、さらにオンライングラフィックデザインツール Canva との連携のノウハウも扱う本だと位置づけています。内容説明では、Affinity でできることと操作方法を「できるだけ簡潔に、すぐに実践できるように」解説した入門書とし、「こういうことはできないのかな?」「あの機能はないのかな?」と思ったときに開く、逆引きに近い使い方を勧めています。

全 5 章の構成、Affinity の基本操作から Canva 連携まで

書店掲載の書誌 (出版社提供) の目次は 1 から 5 の番号で区切られ、全 5 章にあたります。1 章目「Affinity の基本」は Affinity の概要と、多数の機能をひとつのアプリで扱う考え方、基本操作を押さえてデザインを始める準備をする章です。2 章目「ピクセルで画像を加工する」は調整レイヤーの使い方、明るさとコントラストの調整といった項目で、写真の色調補正や画像合成、エフェクトなど画像を仕上げる技法を扱います。3 章目「ベクターでイラストを作成する」はベクターデータとは何か、ベクターにおけるレイヤーの使い方から入り、ベジェ曲線でイラストや図形、ロゴを作ります。4 章目「レイアウトでドキュメントを作成する」はレイアウトスタジオの使い方と印刷物ならではのルールを取り上げ、ページ機能でポートフォリオや ZINE などページものを作る章です。最後の 5 章目「Canva との連携と応用テクニック」で Canva と Affinity の併用、Canva へデータを送る手順を学び、制作の幅を広げる流れになっています。

3 つのスタジオをひとつのアプリで使える Affinity の背景

この本の題材を理解するには、デザイン作業が伝統的に 3 つの領域に分かれてきたことを知っておくと役立ちます。写真のように画素の集まりで表すピクセル (ラスター) 画像は色調補正や合成に向く一方、拡大すると粗くなります。ベジェ曲線で図形を数式として持つベクターは、ロゴのように拡大縮小しても輪郭が崩れないことが利点です。複数ページの冊子にテキストと画像を流し込むレイアウト (DTP) は、マスターページや印刷用の設定というまた別の作法を持ちます。従来はこの 3 領域を用途別のアプリで行き来し、ファイル形式を変換しながら作業するのが普通でした。Affinity の公式サイト (2026 年 9 月時点・ページ表記は 2026 年 4 月更新) は、個人利用は無料で、ピクセル・ベクター・レイアウトの 3 つのスタジオのすべてのツールとエクスポート機能を制限なく使えると説明し、対応は macOS と Windows で、iPad 版は構築に取り組んでいる段階だとしています。Canva プレミアムプランの利用者は、生成塗りつぶしや背景除去といった Canva の 生成 AI ツールを Affinity 内で使えるとも案内しており、本書の 5 章目が Canva 連携を扱う背景はここにあります。PSD・AI・IDML・DWG などのファイルをインポートできるという公式の説明は、他のツールで作ってきたデータを引き継ぎたい人に関わる仕様です。

デザイン初心者と他ツール経験者、それぞれの前提と向かない使い方

版元が読者として挙げるのは「いままで他のツールでデザインをしていた方」「これからデザインを始めたい初心者の方」「もっと自由にデザインを楽しみたい方」の 3 者で、デザインの専門教育を前提にした本ではありません。必要なのはパソコンの基本操作と、ツールを無料で導入できる環境だけです。一方、本書は版元が「操作方法をできるだけ簡潔に」と説明する操作解説の本ですから、配色やタイポグラフィといったデザイン原則そのものを体系的に学びたい人には別の本が必要です。ツールの本と原則の本は性格が違うという整理は Web デザイン本ガイド にまとめています。また、目次の項目が機能単位で並ぶため、特定分野の完成作例を順に再現する作例集を期待する人にも向きません。

無料のツールが相手ですから、初期投資は本書の代金だけです。ポートフォリオや ZINE のような印刷物を自分で組んでみたい人、Canva で作った素材を写真加工やベクター編集でさらに仕上げたい人、ひとつのアプリでピクセルからレイアウトまで通して扱う作業の全体像を短時間でつかみたい人は、機能を探すたびに開く手引きとして本書の元を取りやすいはずです。ソフトウェアを触りながら「この機能はどこにあるのか」を確かめられる一冊として、Affinity を始める最初の手引きに据えるのが自然な使い方です。

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