デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義の表紙

デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義(デジタル ポピュリズム/ソウササレルヨロントミンシュシュギ)

その他
著者:
福田 直子(フクダナオコ)
出版社:
集英社
出版日:
2018年05月17日頃
ISBN:
9784087210347
シリーズ:
集英社新書
在庫:
在庫あり
3.7(12 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
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書籍紹介

トランプ大統領誕生やイギリス EU 離脱国民投票では、多くの個人情報が世論形成に利用された。これらによって醸成されたポピュリズムにどう抗うのか。デジタル時代の民主主義を考える。

技書の森解説

2016 年、アメリカ大統領選挙でのトランプ氏当選とイギリスの EU 離脱を決めた国民投票という二つの出来事は、デジタル技術と民主主義の関係を世界規模で問い直させました。本書はその局面を入り口に、大量の個人情報が世論の形成にどう利用されたのかを追い、そこから醸成されるポピュリズムにどう向き合うかを考える一般向けの論考です。著者は福田直子氏、集英社新書として 2018 年 5 月に刊行されました。

データを握る側から見れば、有権者は説得の対象である前に分析の対象です。本書が扱うのは、その分析と働きかけが選挙や国民投票の帰趨に影を落とす構図であり、便利さの対価として差し出してきた個人情報が、巡り巡って自分たちの政治的選択を形づくるという逆流の指摘です。新書という判型の通り、専門的な予備知識は求められず、時事の記憶があれば読み進められる難易度に抑えられています。

推薦システムや広告技術に携わるエンジニアが自分の作るものの社会的な帰結を考える材料として、また情報社会論の入門的な読書として意味を持つ本です。読み終えたあと、タイムラインに流れてくる情報を前と同じ目では見られなくなるかもしれません。

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