デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義
デジタル ポピュリズム/ソウササレルヨロントミンシュシュギ
- 著者:
- 福田 直子(フクダナオコ)
- 注目:
- 総合 2555 位
- 出版社:
- 集英社
- 出版日:
- 2018年05月17日頃
- 一覧:
- 2018 年に出た技術書
- ISBN:
- 9784087210347
- シリーズ:
- 集英社新書
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
トランプ大統領誕生やイギリス EU 離脱国民投票では、多くの個人情報が世論形成に利用された。これらによって醸成されたポピュリズムにどう抗うのか。デジタル時代の民主主義を考える。
技書の森解説
『デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義』 (福田 直子 著、集英社、2018 年 5 月刊) は、選挙や国民投票の場で個人情報とデジタル技術がどのように世論の形成に使われたのかを、欧米での取材から追った集英社新書の 1 冊です。版元の著者紹介によれば、著者はジャーナリストです。版元の紹介文は、アメリカの大統領選挙やイギリスの EU 離脱の国民投票で、私たちが無意識のうちに提供している多くの個人情報が選挙キャンペーンや世論形成に利用されたとし、そこから醸成されたポピュリズムにどう抗うのかを問いかけています。
全 5 章の構成、ビッグデータからデジタル時代の民主主義まで
CiNii Books に収められた目次では、本文は全 5 章です。第 1 章「ビッグデータは監視し、予測し、差別する」で始まり、第 2 章「『心理分析』データを使った選挙広告キャンペーン」、第 3 章「ソーシャルメディアは敵か、味方か」、第 4 章「ロシアのサイバー作戦が欧米のポピュリズムを扇動する」と続き、第 5 章「デジタル時代の民主主義」で閉じます。第 4 章には「ロシアから『ボット』をこめて」という副題が付いています。紹介文は、嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」を、巧妙なサイバー戦略の例として挙げています。国立国会図書館の書誌には参考文献の注記があります。
行動データから人を推定し、広告を出し分ける仕組み
ウェブサイトの閲覧には Cookie のような識別の仕組みが使われ、閲覧や反応の履歴から属性や関心を推定する データ分析 を広告の出し分けに使う手法がマイクロターゲティングです。第 1 章と第 2 章が、ビッグデータによる監視と予測、心理分析データを使った選挙広告を扱います。
第 3 章と第 4 章が扱うソーシャルメディアとボット
自動で投稿や拡散を繰り返すアカウントをボットと呼びます。第 3 章と第 4 章は、ソーシャルメディアとロシアのサイバー作戦 (ロシアから『ボット』をこめて) を章の見出しに掲げています。
本書は、アメリカの大統領選挙とイギリスの EU 離脱の国民投票から、ビッグデータによる監視と予測、心理分析データを使った選挙広告、ソーシャルメディア、ロシアのサイバー作戦、デジタル時代の民主主義までを全 5 章に収めています。