アルゴリズムイントロダクション (第 2 巻) 第 3 版(アルゴリズム イントロダクション)
- 著者:
- トマス・H.コルメン/チャールズ・E.ライザーソン(コルメン,トマス・H./ライザーソン,チャールズ・E.)
- 出版社:
- 近代科学社
- 出版日:
- 2012年12月
- ISBN:
- 9784764904071
- シリーズ:
- 世界標準MIT教科書
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
原著は、計算機科学の基礎分野で世界的に著名な 4 人の専門家が MIT での計算機アルゴリズムの教育用に著したテキストで、今回訳出したのは第 3 版です。前版までで既にアルゴリズムとデータ構造に関する世界標準教科書としての地位を確立しておりますが、より良い教科書を目指して再び全面的な記述の見直しがなされ、それを基に新たな章や節の追加なども含めて大幅な改訂がなされております。単にアルゴリズムをわかりやすく解説するだけでなく、最終的にアルゴリズム設計に至るまでに、どのような概念が必要で、それがどのように解析に裏打ちされているのかを科学的に詳述しているところに大きな特徴があります。
技書の森解説
通称 CLRS (Cormen, Leiserson, Rivest, Stein) は、世界中の大学でアルゴリズムの標準教科書として使われている「 Introduction to Algorithms 」の日本語版です。本書はその第 3 版の分冊第 2 巻にあたり、グラフアルゴリズム、最小全域木、最短経路、最大フロー、文字列照合、計算幾何、 NP 完全性の理論などを収録しています。各アルゴリズムを擬似コードで提示し、正当性の証明と計算量の解析を厳密に展開する構成は全巻を通じて一貫しています。
読者に求められる水準は高く、離散数学・線形代数・確率の素養に加え、第 1 巻で扱うソートや探索木の基礎知識が前提です。裏を返せば、この本の演習問題を自力で解けるようになった時点で、アルゴリズム設計の基礎体力は大学院入試や競技プログラミングの上位層と同等に達します。証明のステップを追う読み方だけでなく、演習問題に紙とペンで向き合うことで初めて本書の価値が引き出されます。
厚さと難度から「挫折本」として名が挙がることも珍しくありませんが、通読を前提とせず必要な章だけを辞書的に精読する使い方でも十分に機能します。教科書としての完成度は数十年にわたる改訂で磨かれており、アルゴリズムの分野で「何がどこに書いてあるか」を把握しておくだけでも、エンジニアとしての引き出しの深さが変わります。
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