PowerPointで何でも作る! 神業パワポの表紙

PowerPoint で何でも作る! 神業パワポ

デザイン・グラフィックス
著者:
PPDTP
出版社:
インプレス
出版日:
2021年10月20日頃
ISBN:
9784295012740
在庫:
在庫あり
4.2(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
PowerPointパワーポイントグラフィックデザインビジネンツールプレゼン資料レイアウトデザイングラフィック素材Officeデザインビジュアルコミュニケーション

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書籍紹介

ビジネスの定番ツールの 1 つである PowerPoint (パワポ) は、同じ Office の Excel や Word に比べてレイアウトの自由度が高いのが特徴です。そのためプレゼン資料はもちろん、 POP やパンフレット、グラフィックデザインもパワポでこなすという人は多いのではないでしょうか。本書は、それらのパワポ資料を彩るための、かわいくてかっこいい素敵なグラフィック素材の作り方を多数紹介しています。

技書の森解説

POP やパンフレットまで、 PowerPoint だけで作ってしまう。『 PowerPoint で何でも作る! 神業パワポ』 (PPDTP 著、インプレス、 2021 年 10 月刊) は、その発想を作例の形で集めた本です。版元の紹介文が言うとおり、 PowerPoint (パワポ) は同じ Office の Excel や Word に比べてレイアウトの自由度が高く、プレゼン資料はもちろん POP やパンフレット、グラフィックデザインまでこのソフトでこなす人が少なくありません。本書はそうしたパワポ資料を彩る、かわいくてかっこいいグラフィック素材の作り方を多数紹介する一冊で、判型は B5 変型判です。

PowerPoint の自由なレイアウトを素材作りに使う

Word は文章を段落として流し込み、 Excel はセルの格子に沿って配置しますが、 PowerPoint はスライドという白紙の上に図形・文字・画像を座標で自由に置けます。しかも図形は拡大しても劣化しないベクター形式で、頂点の編集、複数図形の結合や型抜き、グラデーション・影・ぼかし・透過といった効果を重ねられます。これらは本来プレゼン資料の装飾用に用意された機能ですが、組み合わせ方を知れば資料を彩る素材を描く道具に化けます。本書が紹介するのは完成品ではなく作り方なので、どの図形にどの効果をどう重ねたかを手順として追え、見た目の「これがパワポ製なのか」を再現可能な操作に分解して学べます。

専用デザインソフトを覚えずに済む、学習コストと共有のしやすさ

このアプローチの利点は学習の初期投資が小さいことです。 Illustrator や Photoshop はサブスクリプション契約と独自の操作体系を前提にしますが、 PowerPoint は多くの職場の PC にすでに入っていて、基本操作を知っている人も多いソフトです。作った素材はそのままスライドや配布資料に貼れますし、同僚に渡した先でも編集できるので、デザイナーが作った画像を差し替えたいのに元データが開けない、という状況が起きません。一方で PowerPoint は画面表示を前提にした RGB のソフトで、商業印刷の入稿で求められる CMYK の色管理や、トンボ・塗り足しを含む入稿データ作りは守備範囲外です。印刷会社に本格的に入稿する用途なら、本書で作った素材を土台にしつつ、最終工程は専用ソフトか印刷会社側の調整に委ねるのが現実的です。

かわいくてかっこいい作例をなぞって身につける読み方

版元が掲げる作例の方向性は「かわいくてかっこいい」素材で、用途はプレゼン資料から POP ・パンフレットまでが想定されています。読み方としては、気に入った作例を 1 つ選んで手順どおりに再現し、その中で使われた図形や効果の設定を自分の言葉で言い直せるようにしておくと、別の色や形に置き換える応用が利くようになります。本書は 2021 年刊のため、それ以降に PowerPoint へ追加された機能は前提にしていませんが、図形と効果の基本的な仕組みは Office のバージョンをまたいで大きくは変わらないため、作例の考え方はそのまま通用します。

PowerPoint の起動から文字入力までの初歩を学びたい人には操作入門書が先ですし、本書の主題は作例と作り方なので、配色や文字組みといったデザインの原則を体系的に学ぶ目的には、デザインの教科書を別に用意した方が確実です。逆に、専用ソフトの予算も専任デザイナーもいない職場で販促物や社内資料の見栄えを上げなければならない人、学校や店舗の掲示物を自分で作っている人、そしてパワポ芸を趣味として極めたい人にとっては、作例 1 つを実務に転用できた時点で元が取れる種類の本です。手元の PowerPoint で何がどこまで作れるかを知りたいなら、ここから始めるのが近道です。

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