見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3 色だけでセンスのいい色

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見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3 色だけでセンスのいい色の表紙
デザイン / グラフィックス
著者:
ingectar-e(インジェクターイー)
出版社:
インプレス
出版日:
2020年06月12日頃
ISBN:
9784295008897
在庫:
在庫あり
4.23(64 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
CGデザイン・グラフィックス配色ビジュアルデザインUI/UX デザイングラフィックデザインカラー理論デザイン思考ビジュアルコミュニケーションデザインアイデアクリエイティブ

なぜ注目されているか

総合2352位

書籍紹介

3 色だけでおしゃれに決まる新発想の配色本。配色が苦手でも、センスに自信がなくても。たった“3 色”でおしゃれな配色が完成する配色アイデアを多数収録。おしゃれな色の組み合わせがわからない、たくさんの色があると色選びに悩む、見栄えのよく、バランスよく配色がまとまらない・・・、そんな悩みを解決し、デザインに役立つ配色本です。

技書の森解説

色を選ぶ場面は、スライド資料、Web ページ、チラシ、SNS の画像づくりと日常的に訪れますが、色を増やすほどまとまらなくなるという悩みは、デザインを専門としない人ほど深刻です。『3 色だけでセンスのいい色』 (副題「見てわかる、迷わず決まる配色アイデア」、ingectar-e 著、インプレス、2020 年 6 月刊) は、版元の紹介文が「3 色だけでおしゃれに決まる新発想の配色本」と掲げるとおり、たった 3 色でおしゃれな配色が完成する配色アイデアを多数収録した本です。紹介文が解決する悩みとして挙げるのは、おしゃれな色の組み合わせがわからない、たくさんの色があると色選びに悩む、見栄えよくバランスよく配色がまとまらない、の 3 つで、配色が苦手でも、センスに自信がなくても使える、デザインに役立つ配色本という位置づけです。

3 色に絞る配色本のねらいと、紹介文が示す使い道

書店の書誌に載る紹介文は、真似するだけでおしゃれな配色になり、デザイン、イラスト、ハンドメイド、Web などに使えると述べています。紹介文から読み取れる使い方は、色彩理論を読んで自分で組み立てるのではなく、収録された 3 色の組み合わせを見て選び、そのまま取り入れるところから始めるというもので、理論書ではなく手元に置いて引く実用書の性格です。書名の「見てわかる、迷わず決まる」という副題も、読んで理解するより見て決めることを前面に出しており、色の判断にかかる時間を短くすることがこの本の提供価値だと分かります。

色相 / 明度 / 彩度と面積比、色数を絞ると配色がまとまる理由

色は色相 (赤や青といった色みの違い)、明度 (明るさ)、彩度 (鮮やかさ) の 3 つの属性で整理でき、配色がまとまらない原因の多くは、色相を増やしすぎるか、明度や彩度がばらついて画面の中で色同士が競合することにあります。色数を 3 つに絞ると、組み合わせの候補が急に少なくなって判断が速くなるうえ、同じ 3 色でも面積の配分を変えるだけで印象を大きく動かせるため、主役の色、支える色、目を引く色という役割分担で考えやすくなります。Web や UI の制作では、決めた色を CSS カスタムプロパティ として名前付きで定義し、サイト全体で再利用する運用が定着しており、3 色に絞った配色はそのまま少数の変数に落とし込めるので、実装との相性もよい考え方です。ただし文字色と背景色の組み合わせは、見た目の好みとは別に読みやすさの アクセシビリティ を確認する必要があり、見本の色をそのまま本文の文字と背景に使うときは、コントラストの確認を一手間はさむのが安全です。

Web や資料づくりで使う前提と、色彩理論を学びたい人には向かない点

前提知識は要りません。版元が想定するのは配色が苦手な人、センスに自信がない人で、色の組み合わせがわからない、色が多いと選べない、バランスがまとまらないという悩みを持つ人なら、資料や Web、イラストやハンドメイドの場面で開いてそのまま使えます。一方で、色彩理論を体系的に学びたい人、配色の原理を言葉で説明できるようになりたい人には、見て選ぶことを主眼にした本書は物足りない可能性があり、色彩学の教科書を別に当たる必要があります。Web デザインの独学で本を選ぶときは、コーディング、ツール、デザイン原則の 3 本柱で考える Web デザイン本の選び方 でいうデザイン原則の柱に本書は入り、HTML や CSS の本と役割が重ならないので、組み合わせて持つ価値があります。2020 年 6 月刊で、色の組み合わせ自体は流行に左右される部分もありますが、3 色で決めるという判断の型は古びません。スライドや Web の色で毎回手が止まる人、配色の判断を人任せにしたくない人にとって、開いて選ぶだけで結果が出る本書は、費用に対して回収の早い一冊です。

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