パワポで描く! 図とイラスト 〜PowerPoint による教材・レポート・資料で使える素材の作成から動きのある表現まで
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- 著者:
- 澤崎 敏文(サワザキ トシフミ)
- 注目:
- 総合 1923 位
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2022年04月30日頃
- ISBN:
- 9784297128036
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
PowerPoint はプレゼンに欠かせない標準アプリですが、図やイラストを描ける「描画ツール」としても大きな可能性を持ちます。自作の資料やオリジナル教材を作ってオンラインで提供することも一般化してきた現在、複数のアプリを行き来しなくても、図やイラストを描いてスライドを作成して動画化するまでを“PowerPoint だけ”で完結できます。がんばり過ぎずに手軽に簡単に図やイラストを描けて、しかもそれをアニメーション機能などで「動かす」ことができるのも他のアプリにはない PowerPoint の大きな魅力です。
本書では、たくさんの実例を取り上げながら、オリジナル教材や発表資料、レポート/論文等に活用できる図やイラストの描き方を詳細に解説。「パワポはこんなに図やイラスト作成に使える!」ことをお伝えします。
技書の森解説
『パワポで描く! 図とイラスト』 (澤崎敏文 著、技術評論社、2022 年 4 月刊) は、PowerPoint を図やイラストを描く描画ツールとして使い、教材や発表資料、レポートや論文に載せる素材を作る方法を、たくさんの実例で解説した本です。副題は「PowerPoint による教材・レポート・資料で使える素材の作成から動きのある表現まで」で、描いた図やイラストをアニメーション機能で動かす表現までを扱います。版元は対象として、授業の教材や説明資料に使う図やイラストを自分で作りたい教員、プレゼン資料の図を安価に手軽に作りたい人、論文やレポート、ゼミの発表資料に簡易な図を入れたい学生を挙げています。
全 4 章と補足の構成、作図ツールとしての PowerPoint
本文は全 4 章と補足からなります。第 1 章「作図・イラスト作成ツールとしての可能性」で PowerPoint で作図をする理由と、作図に使うオブジェクトの種類を整理し、第 2 章は基礎編として図形の描画機能の基本操作を、第 3 章は実践編として図形を使った作図とイラストの作成を扱います。第 4 章は発展編として、アニメーションで動くイラストを作る方法を取り上げ、補足でスライドショーの記録 (録画) とペイント 3D の活用を扱います。コラムは 3 本で、スライドの見せ方、大学の FD 活動、PowerPoint の機能の変化を題材にしています。
図形の結合と頂点の編集、ベクター形式で描く基礎
第 2 章は、スライドを作画用のキャンバスとして設定する準備から始まり、図形の描画と変形、塗りつぶしと枠線、グループ化、[図形の書式設定] ウィンドウでの詳細な設定へ進みます。そのうえで「図形の結合」、頂点の編集、グラデーション、[選択] ウィンドウをレイヤーとして使う方法、コネクタとフリーフォームによる線、写真のトレース、画像の明るさの調整や背景の削除を順に扱い、2-11 の節では「図形」と「図」の違いとして、ベクター形式とラスター形式、PowerPoint で扱えるファイル形式を取り上げます。PowerPoint の図形は座標と曲線で形を表すベクター形式のデータなので、拡大しても輪郭が粗くなりません。複数の図形を重ねて接合や型抜き、切り出し、重なり抽出などの演算で新しい形を作る [図形の結合] は、ドロー系の描画ソフトでパスの合成と呼ばれる操作にあたり、頂点の編集は曲線の制御点のハンドルを動かして輪郭を整える操作に相当します。専用の描画ソフトを使わずに、同じ考え方の作図を PowerPoint の中で行うのが本書の題材です。
算数 / 数学と理科の教材図、身の回りのイラストの実例
第 3 章は、ギャラリーにない図形を図形の結合で作る例として、歯車、波形、らせんやコイル、二重らせん、さまざまな吹き出しを描くところから始まります。算数 / 数学の教材としては方眼紙とグラフエリア、比例と反比例のグラフ、平面図形の色の塗り分け、立体図形と展開図を、理科の教材としては回路図と電気用図記号、立体感のある分子モデル、フラスコやビーカー、温度計などの実験器具を描きます。続く節では、テレビやスマートフォンなどの電子機器、人物、自動車や電車などの乗り物、動物、果物のイラストを基本図形の組み合わせで描き、鉛筆やコンパス、三角定規、分度器、電卓といった文房具、アナログ時計の文字盤、弦楽器、影絵 (シルエット) へ進みます。分度器の目盛には円グラフを、時計の文字盤にはグラフと SmartArt を使うといった、作図以外の機能を描画に転用する手法も節題に示されています。円グラフは値に比例した角度で扇形を割り付けるので、同じ値を並べれば等間隔の目盛を正確に作れます。
アニメーションと画面切り替えの変形、録画して動画にする補足
第 4 章は、アニメーション効果の基本的な考え方と「画面切り替え」の活用から入り、線を引くアニメーション、鉛筆やペンで線を描いているように見せる動き、コンパスで円を描く回転、炎のゆらめきや水の沸騰、ビーカーやメスシリンダーの水が増える様子を設定します。4-3 の節では [画面切り替え] の [変形] を使い、化学変化と化学反応式、面積問題を動く図解で表す例と、デジタル紙芝居の作成を扱います。変形は、前後 2 枚のスライドで同じオブジェクトの位置や大きさ、色の違いを PowerPoint が補間して動きに変える画面切り替えで、1 つずつアニメーションを設定するより少ない手順で連続した変化を表せます。補足では、スライドショーの記録で、アニメーションを含むスライドを動画として保存する手順と、ペイント 3D で作った 3D オブジェクトを PowerPoint で使う方法を扱います。Microsoft Learn の Windows の非推奨機能の一覧 (2026 年 10 月時点) によれば、ペイント 3D は 2024 年 8 月に非推奨となり、2024 年 11 月 4 日に Microsoft Store から削除されています。
版元の書籍ページの著者紹介 (2026 年 10 月時点) によれば、澤崎敏文は仁愛女子短期大学 生活科学学科の教授です。本書は、PowerPoint の図形機能による作図の基本操作から、教材に使う図とイラストの実例、アニメーションと録画による動く表現までを、全 4 章と補足に収めています。
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