はじめての AI デザインの表紙

はじめての AI デザイン(ハジメテノエーアイデザイン)

生成 AI を用いた新しいデザインの作り方

その他
著者:
ingectar-e(インジェクターイー)
出版社:
SB クリエイティブ
出版日:
2025年03月27日頃
ISBN:
9784815631307
価格:
¥2,310
在庫:
1
判型:
単行本
3.75(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
WEB デザインデザイン・グラフィックス生成 AIAdobe Firefly画像生成ベクターグラフィック画像合成タイポグラフィワークフロー効率化商用 AI 利用AI プロンプト

なぜ注目されているか

総合1254位

書籍紹介

使いだしたら、もう戻れない!
使いだしたら、沼る!

生成 AI を用いた新しいデザインの作り方!

■こんな人におすすめ
デザインのアイデアの幅を広げたい人

Photoshop、Illustrator、Firefly アドビの生成 AI を試してみたい人

商用利用ができる生成 AI で安心して使いたい人

生成 AI を自身のデザインの仕事に活用していきたい人

新しいワークフローを使って作業を効率化したい人

AI の機能だけでなく、デザインも一緒に学びたい人

Chapter 1 生成 AI について知ろう
Chapter 2 画像生成

Chapter 3 生成ベクター

Chapter 4 画像合成

Chapter 5 タイポグラフィ

Prompt アイデア集

技書の森解説

Photoshop や Illustrator を日々使っているデザイナーが、アドビの 生成 AI を自分の制作にどう組み込むか。『はじめての AI デザイン』 (ingectar-e 著、SB クリエイティブ、2025 年 3 月刊) は、副題「生成 AI を用いた新しいデザインの作り方」のとおり、画像生成・生成ベクター・画像合成・タイポグラフィという 4 つの制作テーマで、生成 AI を使った作例とその仕上げ方を示す入門書です。版元は対象読者として、Photoshop、Illustrator、Firefly アドビの生成 AI を試してみたい人、商用利用ができる生成 AI で安心して使いたい人、AI の機能だけでなくデザインも一緒に学びたい人などを挙げ、デザインの知識やコツも併せて紹介する点を「生成 AI だけではない」本書の特徴だと説明しています。

全 5 章と Prompt アイデア集、画像生成からタイポグラフィまでの構成

構成は Chapter 1 から Chapter 5 の全 5 章と、巻末の Prompt アイデア集です。Chapter 1「生成 AI について知ろう」で前提を押さえ、Chapter 2「画像生成」、Chapter 3「生成ベクター」、Chapter 4「画像合成」、Chapter 5「タイポグラフィ」と、制作物の種類ごとに章が分かれます。版元の詳細記事が例に挙げるのは、白いうさぎの写真を載せた真冬の特大セールのポスターに、Photoshop の「生成塗りつぶし」で選択範囲を作りテキストを入力するだけでうさぎに服を着せる加工と、「ピンクのバルーンでできた数字の 25」という指示で立体的な数字を作る加工で、前者は本書の作り方なら 5 分ほどで済むと版元は説明しています。作例にはレイアウトやカラー、フォントといったデザインの詳細情報も併記され、生成 AI は制作を補助するツールと位置づけて最後の仕上げは自分で行う、という姿勢が貫かれています。加えて、生成 AI の著作権や注意すること、アドビの生成 AI の特徴、生成クレジットの数といった、いままでとは異なる知識もまとめていると版元は記しています。

画像生成・生成ベクター・画像合成、ラスターとベクターで分かれる技術背景

章立てが画像生成と生成ベクターに分かれていることには技術的な意味があります。写真のようにピクセルの集まりで表現されるラスター画像は、生成した後に拡大すると粗くなり、部分の色や形をあとから編集するにも限界があります。一方、ベクターデータは点と線を数式で持つため、拡大しても劣化せず、パスや塗りを個別に編集できます。ロゴやアイコン、印刷物のあしらいをベクターで生成できれば、生成結果をそのまま制作データに組み込み、後から手で整える余地が残ります。画像合成は、既存の写真に要素を足したり背景を置き換えたりする作業で、選択範囲とテキスト指示で不足部分を生成する加工はこの種の作業の一例です。版元の例にある立体的な文字も、従来なら 3D ソフトや手作業の加工が必要だった表現を、指示文で下地を作ってから調整する流れに置き換えるものです。生成 AI をデザインで使う難しさは、生成そのものよりも、出てきたものを制作物の文脈に合わせて選び、直し、整える判断にあり、本書がデザインの詳細情報を作例に添えるのはこの判断を読者に見せるためです。

ingectar-e の著者紹介と、デザインの知識も一緒に学べる特徴

著者の ingectar-e について、版元の著者紹介は、ブランディング・グラフィックデザイン・Web デザイン制作の他、イラスト素材集やデザイン教本などの書籍の執筆、制作をしていると記し、著書は 50 冊以上、代表作に『3 色だけでセンスのいい色』 (インプレス) シリーズ 20 万部突破、『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本』 (ソシム) シリーズ累計 50 万部突破、オンラインデザインスクール「Fullme」の講師と授業コンテンツ制作もしている、と紹介しています (刊行時点の版元プロフィール)。版元が「生成 AI だけではない」と特徴づけるとおり、機能の使い方とデザインの知識やコツを同じ紙面で学べる構成で、作例はすべて ingectar-e が制作したものだと版元は説明しています。

アドビの生成 AI を使う人に向く前提と、向かない人

前提として、Photoshop や Illustrator を操作した経験があるほど、本書の作例を自分の制作に移しやすくなります。版元が挙げる対象読者は、デザインのアイデアの幅を広げたい人、普段使っているアドビのアプリで生成 AI を試してみたい人、新しいワークフローを使って作業を効率化したい人で、生成 AI は初めてでもデザインには関わっている人が読者像の中心と読めます。一方、アドビ製品を使わない環境で別の画像生成サービスの使い方を知りたい人には、本書の手順は直接には当てはまりません。版元の分類も Web デザイン/グラフィック/HTML の棚で、機械学習の理論やモデルの仕組みを学ぶ本ではありません。生成クレジットの数のように書籍に記された数値は 2025 年 3 月の刊行時点のもので、その後の仕様変更で変わり得る点も前提にしておく必要があります。

元が取れるのは、アドビのアプリで日々制作しているのに生成 AI の機能を触らずにいる人、クライアント案件で商用利用の条件を確かめながら生成 AI を使いたい人、Photoshop の教本やレイアウト・配色の定番書の選び方 で基礎を学んだ次の一冊として、生成 AI を自分の武器に加えたい人です。Chapter 2 から Chapter 5 の作例を一つずつ手元で再現すれば、生成、調整、仕上げまでの流れを一通り体験でき、アイデアを試す回数を増やせます。生成 AI をデザインの補助として使いこなしたい人にとって、デザイン教本の著者が作例と判断の理由まで示す本書は、堅実な出発点です。

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