JavaScript 第7版の表紙

JavaScript 第 7 版(ジャバスクリプトダイナナハン)

プログラミング
著者:
David Flanagan/村上 列(デイビッド フラナガン/ムラカミ レツ)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2021年12月02日頃
ISBN:
9784873119700
在庫:
在庫あり
5(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
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言及数
345
出版日02420222023202420252026

書籍紹介

サイ本で知られる JavaScript の改訂版!
旧版出版から 9 年を経て、最新情報を網羅し全面的に改訂された JavaScript の決定版です。大きく変更された ES6 (ES2015) 以降は、大規模な変化はこの先しばらくないと言われています。旧版にあった jQuery も含めて動きが速いクライアントフレームワークについての記述を大幅削除し、安定した JavaScript の言語について徹底解説します。

技書の森解説

JavaScript という言語そのものを、入門記事の寄せ集めではなく 1 冊の体系として押さえたい。そのための定番リファレンスが、 David Flanagan 著・村上列訳『 JavaScript 第 7 版』 (オライリー・ジャパン・ 2021 年 12 月刊) です。原書は "JavaScript: The Definitive Guide, 7th Edition" で、通称「サイ本」として知られてきたシリーズの改訂版にあたります。日本語版は旧版の刊行から 9 年を経た全面改訂で、第 6 版から大幅に加筆・更新されています。

第 7 版の構成、言語仕様から標準ライブラリと Node.js まで

前半は JavaScript の基本的な構文と機能を豊富なサンプルコードとともに解説し、そこから標準ライブラリの詳述、 Web ブラウザで動くクライアントサイドと Node.js で動くサーバサイドの説明へと進みます。モジュールの使い方 (Node 形式と標準形式の両方) 、イテレータとジェネレータ、 Promise や async/await といった 非同期処理 の構文、クラスの定義方法など、 ES2015 以降に言語へ入った要素が正面から扱われ、終盤ではツール群や言語拡張機能、理解の難しい JavaScript 特有の挙動にも踏み込みます。編集方針も明確で、旧版にあった jQuery を含むクライアントフレームワークの記述を大幅に削り、変化の速い周辺ではなく言語本体の解説へ紙幅を集中させています。

ES2015 以降の JavaScript と、体系書で学ぶ価値

JavaScript は ES2015 (ES6) でクラス構文・モジュール・ Promise などが加わって言語像が大きく変わり、それ以降は年単位の小刻みな改訂で進化しています。新しい構文を古い実行環境向けに変換する トランスパイル が普及したこともあり、個別の機能名で検索すれば断片的な情報はすぐ手に入りますが、スコープクロージャ、プロトタイプ継承、非同期実行の順序といった「言語の背骨」は、断片の寄せ集めでは身につきにくい領域です。仕様の全域を一貫した文脈で説明する本書のような体系書は、 MDN のようなリファレンスサイトと役割が重ならず、「なぜそう動くのか」を言語設計の側から説明できるようになるための教材として機能します。

対象読者と前提知識、向かない人

想定読者は、すでに JavaScript を書いた経験があり、言語の理解を仕様レベルで確かなものにしたい開発者です。チュートリアル形式で手を動かして学ぶ作りではないため、プログラミング自体が初めての人がこの 1 冊から始めるのは負荷が高く、その場合は入門書を挟むのが現実的です。また React などフレームワークの使い方を学ぶ本でもありません。 JavaScript の学習ルート全体の中での位置づけや前後に読む本は、JavaScript・TypeScript 本ガイド を参照してください。

刊行は 2021 年 12 月で、扱う中心が言語仕様と標準ライブラリという安定した領域のため、フレームワーク解説書のように短期間で陳腐化しにくいのがこの本の経済合理性です。フロントエンドでもサーバサイドでも毎日 JavaScript や TypeScript を書いている実務者、コードレビューで「この書き方がなぜ動くのか」まで説明できるようになりたい人にとって、机の脇に置いて何年も引き続けられる投資対効果の高い 1 冊です。

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