詳解Linuxカーネル第3版の表紙

詳解 Linux カーネル第 3 版(ショウカイ リナックス カーネル)

Linux 2.6 対応

著者:
ダニエル・P.ボベット/マルコ・セサティ(ボベット,ダニエル・P./セサティ,マルコ)
出版社:
オーム社
出版日:
2007年02月
ISBN:
9784873113135
在庫:
在庫あり
★★★★⯨4.55(12 件)
上級者向け
LinuxOSカーネルプログラミングシステムプログラミングメモリ管理プロセススケジューリングハードウェアソースコード解析コンピュータアーキテクチャ

なぜ注目されているか

言及数
140
総合
646
15 ランクダウン18 件の言及
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書籍紹介

本書は Linux のソースコードの恩恵を最大限に活かすための羅針盤です。複雑で難解な Linux カーネルの仕組みを、基礎からていねいに説明。 Linux カーネルの基本機能を網羅し、ハードウェア依存部分についても踏み込んだ解説がなされています。第 3 版では、 Linux2.6 を対象として改訂を行い、特にメモリとプロセススケジューリングについて大幅な変更と加筆がなされています。 Linux のソースコードを理解するためのガイドブックとして、オペレーティングシステムの本格的な解説書として最適の 1 冊です。

技書の森解説

Linux カーネルの内部構造を、ソースコードレベルで逐一解説した古典的著作です。プロセススケジューリング、メモリ管理、ファイルシステム、割り込み処理といった OS の中核機構を、実際のカーネルコードを引用しながら説明します。 2007 年刊行でカーネル 2.6 系を対象としており、細部は変化していますが、 OS 設計の原理やデータ構造の思想は根幹が共通しているため、低レイヤの理解を深める教材としての価値は失われていません。

率直に言って難度は高く、 C 言語の読解力に加えて、コンピュータアーキテクチャ (特に x86) の基礎知識が前提として求められます。通読を目指すと挫折しやすいため、興味のある章 (たとえばプロセス管理だけ、仮想メモリだけ) を拾い読みする使い方が実用的です。カーネル開発者を目指す人だけでなく、「ユーザ空間で起きている現象の裏で OS が何をしているのか」を知りたいインフラエンジニアやパフォーマンスチューニングに携わる人にとっても、問題切り分けの解像度を上げてくれるリファレンスです。

対象カーネルバージョンは古いものの、スケジューラの設計哲学やページキャッシュの戦略など、設計判断の「なぜ」を読み取る視点で向き合えば、得られる知見は時代を超えて応用が利きます。低レイヤに本気で踏み込む覚悟を決めた人のための、骨太な一冊です。

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