詳解 Linux カーネル第 3 版(ショウカイ リナックス カーネル)
Linux 2.6 対応
- 著者:
- ダニエル・P.ボベット/マルコ・セサティ(ボベット,ダニエル・P./セサティ,マルコ)
- 出版社:
- オーム社
- 出版日:
- 2007年02月
- ISBN:
- 9784873113135
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は Linux のソースコードの恩恵を最大限に活かすための羅針盤です。複雑で難解な Linux カーネルの仕組みを、基礎からていねいに説明。 Linux カーネルの基本機能を網羅し、ハードウェア依存部分についても踏み込んだ解説がなされています。第 3 版では、 Linux2.6 を対象として改訂を行い、特にメモリとプロセススケジューリングについて大幅な変更と加筆がなされています。 Linux のソースコードを理解するためのガイドブックとして、オペレーティングシステムの本格的な解説書として最適の 1 冊です。
技書の森解説
Linux カーネルの内部構造を、ソースコードレベルで逐一解説した古典的著作です。プロセススケジューリング、メモリ管理、ファイルシステム、割り込み処理といった OS の中核機構を、実際のカーネルコードを引用しながら説明します。 2007 年刊行でカーネル 2.6 系を対象としており、細部は変化していますが、 OS 設計の原理やデータ構造の思想は根幹が共通しているため、低レイヤの理解を深める教材としての価値は失われていません。
率直に言って難度は高く、 C 言語の読解力に加えて、コンピュータアーキテクチャ (特に x86) の基礎知識が前提として求められます。通読を目指すと挫折しやすいため、興味のある章 (たとえばプロセス管理だけ、仮想メモリだけ) を拾い読みする使い方が実用的です。カーネル開発者を目指す人だけでなく、「ユーザ空間で起きている現象の裏で OS が何をしているのか」を知りたいインフラエンジニアやパフォーマンスチューニングに携わる人にとっても、問題切り分けの解像度を上げてくれるリファレンスです。
対象カーネルバージョンは古いものの、スケジューラの設計哲学やページキャッシュの戦略など、設計判断の「なぜ」を読み取る視点で向き合えば、得られる知見は時代を超えて応用が利きます。低レイヤに本気で踏み込む覚悟を決めた人のための、骨太な一冊です。
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