炎上するバカさせるバカ

エンジョウスルバカサセルバカ

負のネット言論史

炎上するバカさせるバカの表紙
その他
著者:
中川 淳一郎(ナカガワ ジュンイチロウ)
出版社:
小学館
出版日:
2021年11月25日頃
ISBN:
9784098254125
シリーズ:
小学館新書
在庫:
在庫あり
3.33(6 件 / 楽天ブックス)

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総合1609位

書籍紹介

炎上は日本人最大の娯楽となった

自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。
〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。

これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか (中略) 炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉

【編集担当からのおすすめ情報】
ネットニュース編集者として数々の炎上騒動を見てきた著者は、2020 年にセミリタイアした今、日本人が炎上を娯楽として消費する一方、炎上の対象となった相手が社会的に抹殺されてしまう現実に警鐘を鳴らします。炎上騒動の歴史を振り返れば、「なんでこの程度のことにあれほど批判が殺到したのか」と冷静になれるかもしれません。

技書の森解説

『炎上するバカさせるバカ』 (中川淳一郎 著、小学館 (小学館新書)、2021 年 11 月 25 日発売) は、ネットニュース編集者として数々の炎上騒動を見てきた著者が、副題のとおり負のネット言論史を総括する新書です。版元の紹介文は、自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレムといった騒動を挙げています。

炎上を娯楽として消費する構図と序章の問題意識

版元の紹介文は、序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」の一節を引いています。そこでは、日々発生する炎上はその瞬間や数日間の娯楽として消費される一方で、当事者には深い傷を残すこともあると述べられます。そのうえで、無数の炎上騒動の歴史を一つずつまとめて振り返ることが、その時代の人間の性を示すことになるのではないかという問題意識が示されています。編集担当からのおすすめ情報も、日本人が炎上を娯楽として消費する一方で、対象となった相手が社会的に抹殺されてしまう現実に著者が警鐘を鳴らしている、と本書の狙いを説明しています。

ネットニュース編集の現場から見た炎上の広がり方

炎上は、SNS への投稿が引用や共有で広がり、掲示板やまとめサイト、ネットニュースの記事に取り上げられて、元の投稿を見ていない人にまで届く現象です。本書の著者は、その拡散の経路の一つであるネットニュースの編集に携わってきた立場にあり、版元の紹介ではその経験を踏まえて騒動の歴史を振り返る本として位置づけられています。国立国会図書館の書誌には「年表あり」の注記があります。

新書判の一般書としての位置づけ

編集担当は、炎上騒動の歴史を振り返れば「なんでこの程度のことにあれほど批判が殺到したのか」と冷静になれるかもしれない、と書いています。版元が負のネット言論史の総括と案内するとおり、実際の騒動を並べて、炎上を娯楽として消費する構図を問う新書です。

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