炎上するバカさせるバカの表紙

炎上するバカさせるバカ(エンジョウスルバカサセルバカ)

負のネット言論史

その他
著者:
中川 淳一郎(ナカガワ ジュンイチロウ)
出版社:
小学館
出版日:
2021年11月25日頃
ISBN:
9784098254125
シリーズ:
小学館新書
在庫:
在庫あり
3.33(6 件 / 楽天ブックス)

なぜ注目されているか

総合1632 30 ランクダウン

書籍紹介

炎上は日本人最大の娯楽となった

自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。
〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。

これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか (中略) 炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉

【編集担当からのおすすめ情報】
ネットニュース編集者として数々の炎上騒動を見てきた著者は、 2020 年にセミリタイアした今、日本人が炎上を娯楽として消費する一方、炎上の対象となった相手が社会的に抹殺されてしまう現実に警鐘を鳴らします。炎上騒動の歴史を振り返れば、「なんでこの程度のことにあれほど批判が殺到したのか」と冷静になれるかもしれません。

技書の森解説

個々の炎上騒動は数日で消費されて忘れられますが、並べて時系列で眺めると、そこにはネット言論の変遷史が浮かび上がります。本書は、ネットニュース編集者として無数の騒動を間近で見てきた中川 淳一郎氏が、その歴史を「負のネット言論史」として総括した新書で、 2021 年に小学館新書の一冊として刊行されました。著者は 2020 年にセミリタイアしており、渦中を離れた立場からの回顧という色合いも持ちます。

素材となるのは、自己責任論争、バイトテロ、「羊水腐る」発言、五輪エンブレム、タピオカ屋への恫喝、フジテレビへのデモ、そして「上級国民」といった実際の騒動群です。それぞれの経緯をたどりながら、なぜその程度のことに批判が殺到したのか、誰が燃やし誰が燃えたのかを解剖し、炎上が娯楽として消費される一方で当事者に深い傷を残す構造を描き出します。

新書判で予備知識は不要ですが、挙げられる騒動をリアルタイムで知る世代ほど文脈がつかみやすいでしょう。 SNS 運用や広報に携わっていて延焼の力学を事例で学びたい人、あるいはかつての騒動を冷静に振り返ることで、次に燃え上がる何かへの耐性をつけたい人。読み終えたとき、タイムラインの祭りへの参加をためらう感覚が残るなら、それがこの本の効き目です。

この本に興味がある方におすすめ

この本に関連

関連記事

関連用語

共有:Xはてブ