サイバネティックス(ウィーナー)の表紙

サイバネティックス (ウィーナー)(サイバネティックス)

動物と機械における制御と通信

著者:
ノーバート・ウィーナー/池原 止戈夫/彌永 昌吉(ウィーナー,N.(ノーバート)/イケハラ シカオ/イヤナガ ショウキチ)
出版社:
岩波書店
出版日:
2011年06月16日頃
ISBN:
9784003394816
シリーズ:
岩波文庫 青948-1
在庫:
在庫あり
★★★★☆4(21 件)
上級者向け
サイバネティックス制御理論人工知能認知科学非線形動力学カオス理論自己組織化システムシステム理論科学哲学多分野融合

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1223
総合
2007
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書籍紹介

心の働きから生命や社会までをダイナミックな制御システムとして捉えようとした先駆的な書。本書の書名そのものが新しい学問領域を創成し、自然科学分野のみならず、社会科学の分野にも多大な影響を与えた。現在でも、人工知能や認知科学、カオスや自己組織化といった非線形現象一般を解析する研究の方法論の基礎となっている。

技書の森解説

1948 年に刊行されたこの書物は、動物の神経系と機械の制御系に共通する「フィードバックによる通信と制御」の原理を初めて学際的に定式化しました。著者ノーバート・ウィーナーが提唱した「サイバネティックス」という概念は、その後の情報理論、制御工学、認知科学、人工知能研究に分岐していく源流にあたります。

本書の射程は広く、統計力学・時系列解析・神経回路のモデル化・フィードバック制御・自己組織化までを一冊に収めます。そのため数学的な前提知識 (フーリエ変換、確率論、微分方程式) がなければ各章の議論を正確に追うのは困難です。読み物として通読するよりも、個別の専門分野を学んだあとに「自分の分野の源流はここにあったのか」と確認するために開く使い方が噛み合います。

岩波文庫版は池原止戈夫・彌永昌吉による日本語訳で、歴史的文献としての入手しやすさを保っています。制御やフィードバックの概念がどのように生まれたかを原典で辿りたい人にとって、置き換えの利かない一冊です。

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