WordPress ホームページ入門基本 & 活用マスターブック
ワードプレス ホームページ ニュウモン キホン アンド カツヨウ マスター ブ
WordPress Ver.5.x 対応
- 著者:
- 星野邦敏 / 相澤奏恵(ホシノ, クニトシ / アイザワ, カナエ)
- 注目:
- 総合 2574 位
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2019年09月
- ISBN:
- 9784295007371
- シリーズ:
- できるポケット
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
技書の森解説
WordPress で自分のホームページを一から立ち上げたい人のための手順書が『できるポケット WordPress ホームページ入門 基本 & 活用マスターブック WordPress Ver.5.x 対応』 (星野邦敏 / 相澤奏恵 / 大胡由紀 / 清水久美子 / 清水由規 / 山田里江 / 吉田裕介 / できるシリーズ編集部 著、インプレス、2019 年 9 月刊) です。書名のとおり WordPress 5.x 系を対応バージョンとし、国立国会図書館の書誌によれば同年 6 月刊の『できる WordPress』の一部を再編集した B6 判のできるポケット版にあたります。著者陣は刊行時の紹介によれば全員が株式会社コミュニティコムに所属し、代表取締役の星野邦敏を筆頭に、ウェブディレクター、デザイナー・マークアップエンジニア、プログラマー、ライターといった制作会社の各職種が分担して書いています。
第 1 章から第 6 章の構成、準備からデザイン設定、投稿、表現の追加まで
構成は全 6 章です。第 1 章で WordPress とホームページの基本を知り、第 2 章「ホームページを作る準備をしよう」で公開に向けた土台を整え、第 3 章「ホームページのデザインとレイアウトを設定しよう」で見た目を決めます。後半は中身づくりで、第 4 章「ホームページにコンテンツを投稿しよう」、第 5 章「ホームページの投稿を読みやすくしよう」、第 6 章「文章や動画などのさまざまな表現を追加しよう」と、投稿を積み上げて表現の幅を広げる順序で進みます。章題がすべて「しよう」で終わることが示すように、概念の説明より操作手順を一つずつ追う体裁で、目次に挙がる範囲は WordPress の管理画面での作業が中心と読めます。
ブロックエディター世代の WordPress 5.x という前提
WordPress は PHP で書かれ、データベースに記事やページを保存する CMS (コンテンツ管理システム) で、テーマが見た目とスマートフォン表示の レスポンシブデザイン を、プラグインが機能の追加を担う分業構造を持ちます。ホームページ制作の入門で難しいのは WordPress そのものより、レンタルサーバーの契約、ドメインの取得、HTTPS 化、テーマ選びといった周辺の判断が一度に押し寄せることで、手順書の価値はこれらを迷わない順序に並べてくれる点にあります。本書が対応する 5.x 系は、2018 年 12 月の WordPress 5.0 で標準になったブロックエディターを前提とする世代です。段落 / 見出し / 画像 / 動画をブロックとして積み上げるこの編集方式は、旧来のクラシックエディターで書かれた解説書とは画面も操作も異なり、第 6 章の章題にある文章や動画などの表現追加も、5.x 系を対応バージョンとする以上この方式の上で行う作業と考えられます。一方、2022 年の 5.9 以降で導入されたブロックテーマによるサイト全体の編集や、その後の 6 系での画面変更は本書の範囲外なので、2019 年時点の管理画面を前提にした手順書として読み、細部の画面差はその都度確認する構えが要ります。
親本『できる WordPress』との使い分けと、必要な前提知識
前提知識としては、パソコンでブラウザーとファイルを扱える程度で足ります。目次には HTML や CSS、PHP のコードを書く章は見当たらず、制作会社の分業の中でもディレクターやライターの視点を含む著者構成は、コードを書かない人がサイトを持つという読者像と重なります。国立国会図書館の書誌が示すとおり、本書は 2019 年 6 月刊『できる WordPress』の一部を再編集した B6 判のポケット版です。判型が小さい分、机の横に置いて画面と見比べながら操作するのに向きますが、親本に含まれる範囲の一部しか収録されていない前提で選ぶ必要があります。ホームページの立ち上げから投稿と表現の追加までの基本動線を短く一冊で押さえたい人はポケット版、より広い範囲の解説を手元に置きたい人は親本、という使い分けになります。
自分のホームページを WordPress で持ちたい人に向く理由と、向かない人
向くのは、個人事業や趣味の活動、小規模な団体のホームページを外注せず自分で立ち上げたい人です。テーマの設定から投稿の作成、動画などの表現の追加までを一通り体験すれば、公開後も自分で内容を更新し続けられる状態に近づき、外注費と更新のたびに依頼する手間を省くという形で本の価格の元を取りやすい層になります。逆に、MySQL のチューニングや独自テーマの開発、PHP によるテンプレート編集など、制作者として WordPress を深く扱いたい人には範囲が足りません。また刊行から時間が経った版であることは承知の上で、画面の細部が変わっていても手順の骨格を頼りに進める読み方ができる人に向きます。管理画面を前に何から触ればよいか分からない段階を最短で抜けたい人には、手順が章題どおりに並んだこの一冊が心強い最初の案内役になります。
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