いちばんやさしい WordPress の教本 第 6 版 6.x 対応 人気講師が教える本格 Web サイトの作り方
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- 著者:
- 石川栄和 / 大串 肇 / 星野邦敏(イシカワヒデカズ / オオグシ ハジメ / ホシノクニトシ)
- 注目:
- 総合 2615 位
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2023年04月25日
- ISBN:
- 9784295016113
- シリーズ:
- いちばんやさしい教本シリーズ
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
技書の森解説
HTML や CSS を学ぶ前に、まず自分の URL で公開された Web サイトを持ちたい。そう考える人に向けて、WordPress でのサイト構築を最初の一歩から順に案内するのが本書 (石川栄和 / 大串肇 / 星野邦敏 著、インプレス、2023 年 4 月刊、第 6 版) です。版元の紹介文はゼロから始めてすぐに作れることを前面に出し、HTML と CSS の知識は一切不要と言い切ったうえで、2023 年時点の WordPress バージョン 6.2 への対応を明記しています。書誌には「パソコン & スマホサイト両対応」の注記もあり、書店向けの書誌では「いちばんやさしい教本シリーズ」の一冊として登録されています。
全 9 章の構成、自分の URL での公開から安全な運用まで
書店掲載の目次 (出版社提供) によれば構成は全 9 章です。第 1 章「自分の URL で Web サイトを公開しよう」で公開の土台を用意し、「WordPress の初期設定をしよう」「Web サイトのデザインを決めよう」「掲載するコンテンツを作成しよう」と、設定、デザイン、中身の順に積み上げます。第 5 章「パターンを活用して固定ページを作成しよう」と第 6 章「フルサイト編集で全体のナビゲーションを整えよう」は、画面上の操作でページの雛形やサイト全体の導線を整える方向の章題で、コードを前提にしないという紹介文の方針と対応しています。後半の 3 章は「プラグインを利用して機能を追加しよう」「Web サイトへの集客を強化しよう」「Web サイトを安全に運用しよう」で、作って終わりではなく、公開後に機能を足し、人を呼び、守るところまでを射程に入れた構成です。
コードを書かずにサイトを組み立てる方式の技術背景
Web ページを HTML と CSS で一枚ずつ手書きすると、ページが増えるほど共通部分の修正が全ページに波及し、更新のたびに手間が膨らみます。WordPress のような仕組みでは、記事や固定ページといった中身と、それをどう見せるかというデザインを分けて管理し、見た目はテーマの選択で、機能はプラグインの追加で切り替えます。本書の目次で「デザインを決めよう」と「コンテンツを作成しよう」が別の章になっているのは、この分離をそのまま学習の順序に写したものと読めます。一方で、自由に機能を足せることの裏返しとして、更新を怠ったプラグインや使っていない拡張がそのまま残ると、表示の遅さや安全面の弱点になりやすいのも事実です。目次の最終章が安全な運用に充てられているのは、この方式で長く運営するうえで欠かせない視点です。なお、自分の URL で公開する工程は、ブラウザに入力されたドメイン名がサーバーの所在へ変換される DNS の仕組みの上に載っており、この土台を体験しておくと、後で別のサービスに移るときにも見通しが立ちます。
WordPress のテーマとプラグインを事業とする著者 3 名
書店掲載の著者紹介 (刊行時点) によれば、石川栄和氏は WordPress のテーマとプラグインの開発 / 販売を行う株式会社ベクトルの代表取締役で、ビジネス向け WordPress テーマ「Lightning」の公開をはじめ、WordPress に関するイベントでの登壇や開催支援に関わっています。大串肇氏は株式会社 mgn の代表取締役として、WordPress を利用した Web サイトと Web メディアの制作業務を中心に、サイト設計から運用までを支援する立場です。星野邦敏氏は株式会社コミュニティコムの代表取締役で、WordPress のテーマとプラグインの開発 / 販売や講演執筆に関わり、WordPress に関するイベントでの講師回数は 100 回を超えると紹介されています。いずれも WordPress を仕事の中心に据えてきた書き手で、初心者がつまずく箇所を知る立場から書かれた入門書だといえます。
HTML を知らない初心者に向く前提と、テーマ自作を目指す人には向かない点
前提知識は求められません。紹介文が HTML と CSS の知識を不要と明言しているとおり、Web 制作の経験がない人が読み始められる水準です。逆に、公開されている目次にはテーマやプラグインを自分でコーディングする章はなく、WordPress の内部構造や独自テーマの開発を学びたい人には別の本が必要です。また本書は 2023 年 4 月時点のバージョン 6.2 を前提に書かれているため、読む時期によっては画面の配置や項目名が手元の環境と異なる場合があり、そのときは章題が示す作業の目的を手がかりに、対応する画面を探す読み方になります。
店舗や教室、個人の活動を紹介するサイトを外注せずに自分で立ち上げたい人、あるいは会社で WordPress のサイト運用を任され、どこから手を付けるべきか分からない人には、公開から集客と安全対策までを一本の流れで追える本書が、投じた時間を最も早く回収できる一冊です。自分の URL で公開された最初のページを手に入れたい人にとって、堅実な出発点になります。
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