いちばんやさしい WordPress 入門教室

イチバンヤサシイ ワードプレス ニュウモンキョウシツ

いちばんやさしい WordPress 入門教室の表紙
アプリケーション
著者:
佐々木恵(ササキメグミ)
出版社:
ソーテック社
出版日:
2020年10月20日頃
ISBN:
9784800712653
在庫:
在庫あり
4.15(13 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
WORDアプリケーションホームページ作成インターネット・WEB デザインWordPressウェブデザインウェブ開発サイト構築コンピュータサイエンスインターネットデジタルマーケティングコンテンツ管理IT

なぜ注目されているか

言及数
1168位
総合1592位 言及 1 件

書籍紹介

本書は「自分で Web サイトを作りたいけど、どうやって作ったら…」といった初心者の方向けに、Web サイト作成ソフトである”WordPress”を使って、ゼロから Web サイトを作成することができます。
個人サイトはもちろん、企業や自営業の方で自社の Web サイトを作成したい方に最適です!

具体的には以下の 3 点が本書の特徴です。

・サイト作成の手順 1 つ 1 つを丁寧に解説
本書では実際の Word Press の操作画面を使って、操作手順を 1 つ 1 つ丁寧に解説してきます。

したがって、手順通り行えば「WordPress って何?」という初心者の方でも読後はあなただけの Web サイトが完成していることでしょう!

・著者作成のオリジナルテーマ
著者が作成したオリジナルのテーマで Web サイト作成できる為、初心者向けのサイト作成に適したサイトデザインやサポートを受けることができます!

・Web サイトの運用や分析方法も紹介
作成後の Web サイトの運用や分析方法も紹介しており、「Web サイトの改善も行っていきたい」といった企業や自営業の方々にも最適です!

技書の森解説

自分で Web サイトを作りたいが、何から手を付ければよいか分からない。『いちばんやさしい WordPress 入門教室』 (佐々木恵 著、ソーテック社、2020 年 10 月刊) は、そうした初心者に向けて、WordPress を使ってゼロから Web サイトを作成する手順を、実際の操作画面を使って 1 つ 1 つ解説する入門書です。副題は「手順通りに読み進めれば Web サイトが直感的に作れます」で、判型は B5 変型判です。版元の紹介文は本書の特徴として、サイト作成の手順を 1 つ 1 つ丁寧に解説すること、著者が作成したオリジナルのテーマで Web サイトを作成できること、作成後の Web サイトの運用や分析方法も紹介することの 3 点を挙げ、個人サイトはもちろん、企業や自営業の方で自社の Web サイトを作成したい方に最適だとしています。

全 10 章の構成、サーバー契約から教室サイトの公開と運用まで

構成は全 10 章 (Chapter 1 から Chapter 10) で、各章が複数の LESSON に分かれています。Chapter 1 で Web のしくみ、自分で Web サイトを作るメリット、WordPress とは何か、WordPress を使うメリットを押さえ、Chapter 2 で Web サイトの枠組みを考え、原稿や画像などの素材を用意し、レンタルサーバーを用意し、独自ドメインを取得してレンタルサーバーに設定し、WordPress をインストールして管理画面を知るところまで進みます。Chapter 3 はテーマのインストール、基本設定、パーマリンク、ユーザープロフィール、コメントやディスカッション、サイトのロゴとファビコン、メインカラーという初期設定です。Chapter 4 で「投稿」と「固定ページ」の違いを知り、カテゴリーを設定し、ブロックエディターの使い方とブロックの種類を学び、Chapter 5 では教室案内ページ、レッスン内容の親ページと子ページ、入会の流れページ、よくある質問ページと、教室のサイトを題材にした固定ページを順に作ります。Chapter 6 は Contact Form 7 をインストールしてメールフォームを作成し、自動送信メールを設定してテスト送信まで行う問い合わせページ、Chapter 7 はスライドショーと新着記事の表示を含むトップページの仕上げ、Chapter 8 はナビゲーションメニュー、フッターのウィジェット、営業日カレンダー、Google マップという共通パーツです。Chapter 9 は SSL の設定 (Really Simple SSL)、セキュリティ設定、バックアップ、WordPress のアップデート、Google アナリティクスと Google サーチコンソール、SNS との連携 (JetPack プラグイン)、Facebook 広告、運用に役立つプラグインという運用の知識に充てられ、Chapter 10 は本書付属テーマの応用例として企業サイト、飲食店、小売店、クリエイターの 4 例を示します。

テーマとプラグインとブロックエディターの分業を理解する

WordPress で Web サイトを作る作業は、見た目を決めるテーマ、機能を足すプラグイン、ページの中身を組み立てるブロックエディターという 3 つの部品に分けて考えると見通しがよくなります。テーマを差し替えれば同じ内容でも印象が変わり、問い合わせフォームや SSL の設定、SNS 連携のような機能は、本書の目次にあるとおりプラグインを入れて設定する形で追加します。ブロックエディターは文章、画像、ボタンなどをブロックとして置いていく編集方式で、ページの構造を意識しながら中身を作れます。本書が著者作成のオリジナルテーマを付属させているのは、テーマ選びで迷う時間をなくし、この 3 つの部品の役割を一つの作例で通して体験させるための設計と読めます。もう一つの柱は、サイトを持つために避けて通れない土台の作業です。レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得してサーバーに向ける設定は、ドメイン名をサーバーの所在と結びつける DNS の仕組みを利用しており、Chapter 9 の SSL 設定は通信を暗号化して HTTPS で配信するための手順です。用語だけを見ると難しそうなこれらの作業を、本書は操作画面に沿って一本の手順に並べ直しているため、仕組みを深く知らなくても公開までたどり着ける構成になっています。

WordPress が初めての人と自営業者向けの前提、向かない期待

前提知識はほとんど要りません。版元の紹介文は、手順通り行えば WordPress を知らない初心者でも読後には自分だけの Web サイトが完成していると説明し、目次にも HTML や CSS を書く項目はありません。著者の佐々木恵氏は、書店掲載の書誌 (出版社提供 / 刊行時点) の著者紹介によればフリーランスの Web デザイナー、Web エンジニアで、2002 年より独学で Web 制作を学び、EC サイトの制作と運営を経験し、2011 年からはフリーランスとして企業や公共機関などの Web サイトを多数制作し、WordPress に関する書籍を中心にテクニカルライターとしても活動しています。一方で、本書は付属テーマの操作を軸にした手順書なので、テーマを自作したい人、CSS を書いてデザインを細かく制御したい人、他のテーマを前提に学びたい人には向きません。また 2020 年 10 月の刊行時点の管理画面とプラグインの画面で解説されているため、手元の画面と表示が異なる箇所は出てきます。手順の意味を理解しながら進めれば追従できますが、画面の完全一致を期待する読み方には向きません。デザインを自分で作り込む方向へ進みたくなったら、Web デザイン本ガイド で HTML や CSS の学び方を確認すると次の一冊を選びやすくなります。

教室、飲食店、小売店のような自営業で自分の店のサイトを持ちたい人、会社の Web サイト制作を任された担当者、個人サイトを一度は自力で公開してみたい人にとって、本書は契約から公開、運用までを一冊で完走できる実用的な教科書です。問い合わせフォームと営業日カレンダー、Google マップまで備えた店舗サイトを自分の手で公開できれば、制作や更新のたびに外注へ頼らずに済むため、投じた時間はすぐに回収できます。

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