1 週間で MySQL の基礎が学べる本
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- 著者:
- 亀田 健司(カメダ ケンジ)
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2021年09月14日頃
- ISBN:
- 9784295012559
- シリーズ:
- 1 週間プログラミング
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
技書の森解説
SQL を一度も書いたことがない人が、MySQL でデータベースを作り、データを取り出して書き換えるところまでを 7 日間に分けて進む入門書が、『1 週間で MySQL の基礎が学べる本』 (亀田 健司 著、インプレス (1 週間プログラミング)、2021 年 9 月刊) です。版元は、データベースが何かを知らない人でも 1 週間で MySQL がちょっとだけ使えるようになれると案内し、本を読み進めながらサンプルの SQL 文を一緒に入力することで、データベースの基礎と MySQL の基礎が分かるようになると説明しています。途中で挫折しないよう、ゆるいペースで進む設計です。
7 日間の構成、MySQL の紹介からテーブルの構造変更まで
目次は 1 日目から 7 日目までの日単位です。1 日目「MySQL とは何か」と 2 日目「MySQL の基本操作」で土台を作り、3 日目は SELECT 文、4 日目は並べ替えと集約、テーブルの結合を扱います。5 日目はテーブルの結合の続きとサブクエリ、6 日目は「オリジナルデータベースの構築」です。最後の 7 日目は、データの削除と更新、テーブルの構造変更で締めくくります。本文では、推移的関数従属の解消や ER 図、外部キーで参照される親テーブルから先に作る手順、トランザクションの開始にも触れます。本文で使うソースコードは、版元の本書のページからダウンロードできます。
結合と正規化がリレーショナルデータベースの要になる理由
リレーショナルデータベースでは、同じ情報を何度も書かずに済むよう、データを意味のまとまりごとに別のテーブルへ分けて保存します。この分け方を理屈で整理したものが 正規化 で、社員と所属部署のように別々に変わる情報を 1 つの表に詰め込むと、部署名を 1 か所直しただけでは全体が揃わない更新の不整合が起こります。分けた表を問い合わせのときにつなぎ直すのが結合で、外部キーは、存在しない部署の番号が社員の表に入らないよう参照の整合を守る役割を担います。複数の更新をまとめて全部成功させるか全部取り消すかを保証するトランザクションは、ACID と呼ばれる性質の土台になる仕組みです。SELECT 文だけを覚えた段階では見えにくいこうした設計の理由を、自分でデータベースを組み立てる流れの中で確かめられる点に、本書の価値があります。
SQL 未経験者向けの歩幅と、次に読む本
版元は、どんな本を読んで勉強しても分からなかった人に向けた 1 冊と位置づけており、前提となるデータベースの知識は求めていません。刊行時の著者紹介によれば、著者は家電メーカーの研究所勤務を経て独立し、シフトシステムの代表取締役としてコンサルティングを行うかたわら、プログラミング研修の講師や教材の作成を手がけ、一週間で学べるシリーズのサイトも運営しています。記述は 2021 年 9 月の刊行時点の MySQL を前提にしています。基礎を一通り身につけたあと、インデックスの設計や性能の調整、レプリケーションやバックアップといった運用まで学びたくなったら、データベース本の選び方 で設計や運用の本へ進む順を確かめておくと迷わずに済みます。
業務でデータベースを扱うことになったものの SQL に触れたことがない人や、アプリ開発の学習でデータの保存先として MySQL に出会い、何から手を付ければよいか分からない人にとって、本書は 1 日ずつ区切って最後までたどり着ける入り口です。サンプルの SQL 文を自分の手で入力しながら 7 日目まで進めれば、検索と集計、結合、テーブルの作成と変更という基本の操作を一通り経験できます。