Python 機械学習プログラミング PyTorch & scikit-learn 編

パイソンキカイガクシュウプログラミング パイトーチアンドサイキットラーンヘン

Python 機械学習プログラミング PyTorch & scikit-learn 編の表紙
プログラミング
著者:
Sebastian Raschka、 Yuxi (Hayden) Liu、 Vahid Mirjalili / 株式会社クイープ / 福島真太朗(カブシキガイシャクイープ / フクシマ シンタロウ)
出版社:
インプレス
出版日:
2022年12月15日
ISBN:
9784295015581
シリーズ:
impress top gear
在庫:
在庫あり
5(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
プログラミングPython機械学習自然言語処理PyTorchscikit-learnニューラルネットワークグラフニューラルネットワーク

なぜ注目されているか

プログラミング
1位
総合4位 言及 34 件・うち記事 26 件を掲載
言及数
96位
出版前出版日02320222023202420252026

書籍紹介

本書は、機械学習の手法全般をカバーし、理論的背景と Python コーディングの実際を解説。一から実装することでモデルの仕組みをより具体的に理解でき、PyTorch や scikit-learn のライブラリを使うことでより簡単に実装できることを示します。PyTorch についてはその仕組みから説き、自然言語処理やグラフニューラルネットワークなどの実装を解説。機械学習の理論と実践について幅広く探求するための一冊となっています。

技書の森解説

『Python 機械学習プログラミング PyTorch&scikit-learn 編』 (Sebastian Raschka、Yuxi (Hayden) Liu、Vahid Mirjalili 著、クイープ訳、福島真太朗監訳、インプレス、2022 年 12 月刊) は、scikit-learn による古典的な機械学習と PyTorch による 深層学習 を、数式 / スクラッチ実装 / ライブラリ実装の三点セットで一冊にまとめた教科書です。原著は Packt 刊 "Machine Learning with PyTorch and Scikit-Learn" (2022 年) で、Raschka が 2015 年の初版から改訂を重ねてきた "Python Machine Learning" シリーズの系譜に連なります。

旧 TensorFlow 版 (第 3 版) との違い

旧版にあたる『Python 機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 第 3 版』 (2020 年邦訳) は深層学習パートが TensorFlow ベースでした。本書はここを PyTorch へ全面的に切り替えた後継で、背景には研究コミュニティでの PyTorch の定着があります。2020 年代の新しい論文実装やモデル公開は PyTorch を前提とするものが多く、「論文を読んで自分で再現する」段階まで見据えるなら、PyTorch で深層学習の基礎を組み直しておく価値は大きいと言えます。第 3 版を持っている人にとって、古典手法を扱う前半は重複しますが、深層学習パートは事実上の別物です。

スクラッチ実装とライブラリ実装の二段構え

本書の教育設計でいちばん効いているのは、アルゴリズムをまず一から実装してモデルの仕組みを具体的に理解させ、そのうえで PyTorch や scikit-learn を使えば同じことがより簡単に書けると示す二段構えです (版元紹介文でも明示されている本書の柱です)。前半は scikit-learn を軸にした機械学習手法全般、後半は PyTorch をその仕組みから説き起こし、自然言語処理や グラフニューラルネットワーク といった応用の実装まで進みます。ライブラリの API を暗記するのではなく「なぜその手法がそう設計されているか」を数式と対応づけて追うので、読み終える頃にはハイパーパラメーターの一つひとつが何を制御しているのか説明できるようになります。

古典と深層の両輪という構成の効き目

「古典と深層の両輪」という構成は、遠回りに見えて実務的です。テーブルデータの予測や少データの案件では、前処理 / 特徴量設計 / モデル評価 / アンサンブルといった古典側の技術が依然として主力であり、深層学習が本領を発揮する画像 / 系列 / グラフのような領域と、手法を選び分ける判断力が問われます。どの手法をいつ使うかという地図を持たないままレシピ集だけで進むと、過学習や評価設計の誤りに気づけません。本書はその地図を数式レベルの解像度で与えてくれる位置づけの一冊です。

前提知識と向いている読者

前提として、Python の基本文法と、線形代数 / 微分の初歩的な読み書きは必要です。数式を飛ばして手早く動くコードだけ欲しい人や、特定のタスクだけを最短で実装したい人には分厚すぎる本ですが、機械学習を体系ごと自分のものにして、この先どのフレームワークが来ても揺らがない土台を作りたい人には、繰り返し参照する教科書として十分に元が取れます。scikit-learn で実務の足場を固めつつ PyTorch で深層学習に本格参入したい中級学習者に、まっすぐ勧められる一冊です。

言及した記事 (26 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: