スッキリわかる Java 入門 第 4 版

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スッキリわかる Java 入門 第 4 版の表紙
プログラミング
著者:
中山 清喬 / 国本 大悟 / 株式会社フレアリンク(ナカヤマキヨタカ / クニモトダイゴ / カブシキガイシャフレアリンク)
出版社:
インプレス
出版日:
2023年11月06日
ISBN:
9784295017936
シリーズ:
スッキリわかる入門シリーズ
在庫:
在庫あり
4.67(6 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
Javaプログラミングプログラミング入門インターネット・WEB デザインオブジェクト指向

なぜ注目されているか

言及数
130位
総合150位 ↓ 4 ランクダウン 言及 22 件・うち記事 20 件を掲載
出版前出版日02320222023202420252026

書籍紹介

手軽に・つまずかずに、Java をはじめられる。「オブジェクト指向」の本質とおもしろさが理解できる。実務で役立つ基礎と要点をひととおりマスターできる。学習中にぶつかる「なぜ」「どうして」が必ずわかるから、難所のオブジェクト指向もスッキリわかる!

技書の森解説

『スッキリわかる Java 入門 第 4 版』 (中山清喬 / 国本大悟 著、株式会社フレアリンク 監修、インプレス、2023 年 11 月刊) は、「スッキリわかる入門シリーズ」の Java 編にあたる A5 判の入門書です。版元の紹介文が掲げるのは、手軽に / つまずかずに Java をはじめられること、オブジェクト指向の本質とおもしろさが理解できること、実務で役立つ基礎と要点をひととおりマスターできることの 3 点で、学習中にぶつかる「なぜ」「どうして」に答える解説を軸にしています。プログラミングそのものが初めての人を含む、Java を最初の言語として学ぶ読者に向けた一冊です。

3 部構成の目次、文法からオブジェクト指向、API 活用へ

目次は冒頭の「Java をはじめよう」に続く 3 部構成です。第 1 部「ようこそ Java の世界へ」では、プログラムの書き方、式と演算子、条件分岐と繰り返し、配列、メソッド、複数クラスを用いた開発と、手続き的なプログラムを書くための文法を順に固めます。第 2 部「スッキリ納得 オブジェクト指向」は本書の中核で、オブジェクト指向をはじめよう、インスタンスとクラス、さまざまなクラス機構、継承、高度な継承、多様性、カプセル化と、概念を一つずつ積み上げる章立てです。第 3 部「もっと便利に API 活用術」では、Java を支えるクラスたち、文字列と日付の扱い、コレクション、例外、まだまだ広がる Java の世界を扱い、巻末には付録 A 開発環境のセットアップ、付録 B エラー解決 / 虎の巻、付録 C クイックリファレンス、付録 D 練習問題の解答が付きます。

オブジェクト指向が Java 学習の難所になる理由

Java は、最初の一行を動かすだけでもクラスの中に main メソッドを書く必要がある言語です。そのため入門者は、条件分岐や繰り返しといった文法を覚えた直後に、クラスとインスタンス、継承、カプセル化という抽象的な考え方へ進むことになり、「文法は分かるのに、なぜわざわざ部品に分けるのか」が腑に落ちないまま先へ進んでしまいがちです。オブジェクト指向 は、データとそれを操作する処理をひとまとめにして変更の影響範囲を狭める設計の考え方であり、文法として暗記するより「何のためにあるか」を納得することが理解の近道になります。本書が第 2 部を丸ごとこのテーマに充て、目次で「多様性」と表記される概念、すなわち同じ呼び出し方で異なる型のオブジェクトを動かす ポリモーフィズム までを段階的に扱う構成は、この難所を正面から越えさせる設計です。第 3 部で文字列 / 日付 / コレクション / 例外といった標準ライブラリの使い方へ進む順序も、自分でクラスを設計した経験の上に既製のクラスを使う流れとして筋が通っています。

未経験からの独習を支える付録と、刊行当時の著者陣

前提知識は求められません。版元の紹介文が「手軽に・つまずかずに」を掲げるとおり、他言語の経験がなくても読み進められる水準から始まります。独習で助けになるのが付録で、開発環境のセットアップ、エラー解決 / 虎の巻、クイックリファレンス、練習問題の解答が揃っているため、環境構築で止まったりエラーの意味が分からず投げ出したりする典型的な脱落点に手当てがあります。書店掲載の刊行当時の著者紹介によれば、中山清喬氏は株式会社フレアリンクの代表取締役で、教育研修や執筆講演を通じて技術適用を支援する現役プログラマ、国本大悟氏はシステム開発やネットワーク・サーバ構築を経てフリーランスとして独立し、プログラミングやネットワークの IT 研修に力を入れている人物です。研修の現場で初学者のつまずきを見てきた著者陣が書き、監修に株式会社フレアリンクが入るという体制は、本書の「なぜ」「どうして」重視の方針と結びついています。

Java を最初の言語に選ぶ人に向き、業務フレームワークには踏み込まない

向いているのは、Java を最初のプログラミング言語として学ぶ人、資格取得や配属を前にオブジェクト指向を腰を据えて理解したい新人、他言語は使えるがクラス設計の考え方に自信がない人です。一方で、目次に Web アプリケーション開発やフレームワークの章はなく、業務でよく使われるライブラリの実践手順を求める読者には別の本が必要になります。他言語の経験者が Java の文法差分だけを短時間で確認したい場合も、基礎から丁寧に積み上げる本書の構成は冗長に感じられるでしょう。逆に、文法の暗記で終わらせず、継承やカプセル化がなぜ必要なのかまで自分の言葉で説明できる状態を目指す人には、第 2 部にこれだけの分量を割いた本書の設計が効いてきます。読み終えたときに手元に残るのは、Java で小さなプログラムを自力で書き、標準 API を調べながら拡張できる力であり、それは実践的な Java 開発書へ進むための確かな土台になります。

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