ゼロからわかる Ruby 超入門

ゼロ カラ ワカル ルビー チョウ ニュウモン

はじめてのプログラミング

ゼロからわかる Ruby 超入門の表紙
プログラミング
著者:
五十嵐邦明 / 松岡浩平(イガラシ, クニアキ / マツオカ, コウヘイ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2018年12月
ISBN:
9784297101237
シリーズ:
かんたん IT 基礎講座
在庫:
在庫あり
4.33(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
プログラミングRuby入門スクリプティングソフトウェア開発コーディングプログラミング言語初学者向けゼロから学ぶ実践

なぜ注目されているか

言及数
79位
総合470位 ↑ 4 ランクアップ 言及 30 件
04720222023202420252026

書籍紹介

プログラミングがわかる・書ける・体験できる。この 1 冊で Ruby をしっかりマスターしよう!

技書の森解説

プログラミングにまったく触れたことがない人が、最初の言語として Ruby を書けるようになるまでを 1 冊で案内する入門書です。『ゼロからわかる Ruby 超入門』は五十嵐邦明、松岡浩平の共著で、技術評論社の叢書であるかんたん IT 基礎講座の 1 冊として 2018 年 11 月に発売されました。副題は「はじめてのプログラミング」です。版元の紹介によると、一橋大学の社会学部でプログラミングを初めて学ぶ学生へ向けて講義をした経験をもとに、図を多く使って説明し、実用的で役立つ内容を選んだ構成です。

全 11 章の構成、環境づくりから Sinatra の Web アプリまで

CHAPTER 1 は Windows への RubyInstaller による導入と Mac 環境の確認、エディターとしての Visual Studio Code の導入、コマンドプロンプトでの実行、エラーが起こったときの確認までを扱います。CHAPTER 2 で計算や文字列、オブジェクトと変数、irb による対話的な実行、エラーメッセージの読み方を押さえ、CHAPTER 3 の条件分岐と繰り返しを経て、CHAPTER 4 から CHAPTER 6 で配列、配列の便利なメソッド、ハッシュとシンボルへ進みます。CHAPTER 5 にはリファレンスマニュアルでメソッドの機能を調べる節があり、分からないことを自分で調べる手段まで教える作りです。

後半は CHAPTER 7 のメソッド、CHAPTER 8 のクラス、CHAPTER 9 のモジュールと、処理を部品にまとめる順に積み上げます。CHAPTER 10 では Gem と Bundler の使い方を学んだうえで、sinatra Gem を使ったかんたんな Web アプリと、Web ページへアクセスして HTML や JSON を取得するプログラムを作ります。CHAPTER 11 は例外処理、正規表現、クラスとブロックの踏み込んだ話、Homebrew を使った Mac への Ruby のインストールを扱う発展の章です。多くの章には【Challenge】の印が付いた節が置かれ、基本の節と少し先の内容を分けて読めるようになっています。

Rails の土台になる書き方と、Ruby 2.5 前提の注意点

Ruby は、やりたいことを短く書けることを重んじて設計された言語で、繰り返しや変換の処理をメソッドにブロックを渡す形で簡潔に書けます。整数や文字列も含めてあらゆる値がオブジェクトとして扱われ、データと処理をひとまとめにする オブジェクト指向 の考え方が言語設計の土台にあります。この書き方に慣れておくと、Ruby で書かれたフレームワークである Rails を学ぶときに、フレームワークの規約と言語そのものの文法を切り分けて理解できるようになります。版元も、本書のあとに Rails を学びたい人のために、Rails で使う基礎知識を可能な限り多く選んで書いたと説明しています。

一方で、説明は執筆時点の Ruby 2.5 に沿っており、Ruby 2.3 以降で動作が違う箇所に注釈を入れる方針です。2020 年 12 月に公開された Ruby 3.0 では、キーワード引数が通常の引数から分離され、Ruby 2.7 で警告の出ていた書き方は原則として動かなくなりました。また Ruby 2.5 で逆転したバックトレースの表示順が 3.0 で元に戻り、例外が起きた行が先に表示されるようになっています。本書のサンプルを新しい Ruby で動かす場合は、この 2 点を頭に置いておくと戸惑いが減ります。最初の言語を何にするか自体を迷っている段階なら、入門書で言語を選ぶときの判断基準 とあわせて検討すると、本書を選ぶ理由がはっきりします。

プログラミングが初めての人と Ruby 初学者に向く理由

版元が挙げる対象読者は、プログラミングをこれから始めたい人、他の言語を使ったことはあるが Ruby は初めての人、Rails を学んだのでその基礎である Ruby を学びたい人の 3 つです。インストールとエディターの準備から始まり、コマンドプロンプトの基本的なコマンドやエラーの確認方法まで章を割いているため、開発環境を一度も用意したことがない人でも入れます。逆に、Ruby をすでに書けていて言語仕様の細部や大きなアプリケーションの設計を学びたい人や、Rails そのものの使い方を知りたい人には、目的に合う本が別にあります。

1 冊を通して、計算と条件分岐から始めてクラスとモジュールで部品を作り、最後は Gem を使って小さな Web アプリを動かすところまで、自分の手で一続きに進められるのが本書の強みです。Rails に入る前に Ruby の文法でつまずきたくない人や、独学で最初の 1 冊を探している人にとって、遠回りせずに基礎体力を付けられる選択肢になります。

言及した記事 (30 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: