DaVinci Resolve カラーグレーディング BOOK

ダヴィンチリゾルヴ カラーグレーディングブック

クリエイターの実例から学ぶ

DaVinci Resolve カラーグレーディング BOOK の表紙
デザイン / グラフィックス
著者:
不明
出版社:
玄光社
出版日:
2018年02月15日頃
ISBN:
9784768309360
在庫:
在庫あり
3(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
WEB デザインデザイン・グラフィックス動画編集カラーグレーディングDaVinci Resolveポストプロダクション映像制作クリエイティブビジュアルエフェクトソフトウェアワークフローデジタル制作

なぜ注目されているか

総合1088位 ↑ 3 ランクアップ

書籍紹介

映像の色をコントロールして思い通りの世界観を創る

DaVinci Resolve は
編集・カラーグレーディング・MA といった
一連のワークフローをカバーする
総合ポスト・プロダクションツールです。
本書ではカラーグレーディングにスポットを当てて
クリエイターの使用例とソフトの基本操作を紹介します。

カラーグレーディングはこれまでハイエンドな映像制作の現場で
一部のクリエイターだけが行うものでした。
ブラックマジックデザインが DaVinci Resolve を買収し
個人のクリエイターにも導入できる価格帯 (無料版もあり) でソフトを提供したことで
カラーグレーディングが多くのクリエイターにとって、
より身近なものになってきました。

カラーグレーディングにはこれと言った正解があるわけではありません。
それだけにこれから始めてみようと思うユーザーにとっては
とっつきにくいイメージもあるかもしれません。
本書では DaVinci Resolve を活用するクリエイターが
実際にどんな考えの元にどんな工程で
カラーグレーディングを手がけているのか
実際の作品と共に紹介していきます。

【本書の主な内容】
取材時の解説動画を Vook で公開!

7 人のクリエイターの実例から学ぶルック作成術

クリエイターの手がけた作品の 1 カットをピックアップし、実際にどんな工程で DaVinci Resolve によるカラーグレーディングが行われたのか誌面と WEB 動画で紹介します。
・『おぶせびと』タカザワカズヒト (タカザワカズヒト写真映像事務所)

・『【ゴキゲン山映像】Wonder Mountain's EP11 槍ヶ岳』井上卓郎 (Happy Dayz Productions)

・LLS MV『Don't Look Back』 曽根隼人 (4th FILM)
・『博多鋏 HAKATA HASAMI』坂口幸司 (Higashikara)

・Gotch MV『Taxi Driver』渡邊 哲 (DRAWING AND MANUAL)

・『History of KIMONO』鎌田啓生
・『The Walls-SS17 Campaign Movie』Toshiki Kamei (Cutters Studios Tokyo)

DaVinci Resolve カラーページの基本操作を解説

ブラックマジックデザイン社の公式チュートリアル動画と連動しており

技書の森解説

映像の色の仕上げには、これといった正解がありません。『DaVinci Resolve カラーグレーディング BOOK』 (ビデオサロン編集部 編、玄光社、2018 年 2 月 15 日発売) は、副題「クリエイターの実例から学ぶ」のとおり、DaVinci Resolve を使う映像クリエイターが実際にどんな考えと工程で色を作っているのかを、作品とあわせて紹介する本です。版元は、DaVinci Resolve を編集、カラーグレーディング、MA の一連のワークフローをカバーする総合ポスト・プロダクションツールと説明したうえで、本書はそのうちカラーグレーディングにスポットを当て、クリエイターの使用例とソフトの基本操作を紹介すると案内しています。

7 人のクリエイターの実例でたどるルック作り

本書の中心は、7 人のクリエイターが手がけた作品から 1 カットずつを取り上げ、DaVinci Resolve によるカラーグレーディングがどんな工程で行われたのかを示す実例のパートです。版元はこれを「7 人のクリエイターの実例から学ぶルック作成術」と呼び、誌面と WEB 動画の両方で紹介すると説明しています。取り上げられる作品には、タカザワカズヒト氏の『おぶせびと』、井上卓郎氏の山岳映像、曽根隼人氏や渡邊 哲氏が手がけたミュージックビデオ、坂口幸司氏の『博多鋏 HAKATA HASAMI』、鎌田啓生氏の『History of KIMONO』、Toshiki Kamei 氏のキャンペーン映像が並び、ドキュメンタリー寄りの作品から広告やミュージックビデオまで題材の幅があります。取材時の解説動画は Vook で公開されていると版元は案内しています。

カラーページの基本操作と公式チュートリアル動画の連動

実例とは別に、DaVinci Resolve のカラーページの基本操作を解説するパートがあります。版元によれば、この解説はブラックマジックデザイン社の公式チュートリアル動画と連動しており、誌面と合わせて見ることで操作への理解が深まる作りです。色の調整は、ホイールやカーブを動かしたときに画がどう変わるかを目で確かめながら覚える作業なので、静止した誌面だけでは伝わりにくい部分があります。版元のページが示す公式チュートリアルの動画は YouTube の再生リストで、紙面で全体の流れを押さえ、動画で手の動きを確かめるという YouTube と本の合わせ技 の学び方がそのまま当てはまります。

カラリストと DIT の仕事、モニターキャリブレーションの情報集

巻の後半には、カラーグレーディングへの理解を深める情報集が置かれています。版元の紹介によると、色で作品の世界観を作り上げるカラリストの仕事と、デジタルワークフローを支える DIT (デジタル・イメージ・テクニシャン) についての 2 本のインタビューに加え、モニターキャリブレーションの入門、映画の傾向から探るルックの考察、DaVinci Resolve Mini Panel で操作を快適にする話題が収められています。色を判断するモニター自体が正しい色を出していなければ、どれだけ丁寧に調整しても別の画面では違う色に見えてしまいます。撮影から仕上げまでのどこで色が決まっていくのかという工程の全体像と、作業環境を整える話題が同じ本に入っています。

カラーグレーディングの作業は、撮影素材の露出や色かぶりを整えて基準をそろえる段階と、そこから作品ごとの雰囲気を作り込む段階に大きく分けて語られることが多く、後者で作られる色の傾向がルックと呼ばれます。ルックには決まった手順がない分、他の人がどの順番で何を判断したのかを知ることが手がかりになります。版元が述べるとおり、DaVinci Resolve には無料版もあり、かつてはハイエンドの現場に限られていたこの作業が個人のクリエイターにも身近になりました。

2018 年刊の前提と、この本が合う映像制作者

本書は 2018 年 2 月の刊行で、誌面の操作画面と解説はその時点の DaVinci Resolve が前提です。ソフトは刊行後も改訂が続いているため、ボタンの配置や機能名の細部は手元のバージョンと照らし合わせながら読む必要があります。一方で、実例のパートが伝えるのは、ある 1 カットに対してクリエイターが何を狙い、どの順で色を詰めたかという判断の筋道であり、こちらはバージョンが変わっても参考にしやすい部分です。画面の操作は動画で真似し、なぜその色にしたのかは誌面で読み返すという 技術書と動画教材の使い分け もできます。操作を一から順に習得したい人より、基本操作をひととおり触ったうえで、プロがどう考えて色を決めているのかを作品単位で見たい人に向いています。動画と誌面を往復しながら実例をなぞれば、自分の素材でルックを組み立てるときの手がかりになる一冊です。

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