作って動かすALifeの表紙

作って動かす ALife(ツクッテウゴカスエーライフ)

実装を通した人工生命モデル理論入門

著者:
岡 瑞起/池上 高志/ドミニク チェン/青木 竜太/丸山 典宏(オカ ミズキ/イケガミ タカシ/ドミニク チェン/アオキ リュウタ/マルヤマ ノリヒロ)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2018年07月28日頃
ISBN:
9784873118475
在庫:
在庫あり
★★★★☆4.33(7 件)
中級者向け
PythonALife人工知能シミュレーション計算生物学自然選択エージェントベースモデル進化計算自組織化システム計算科学

なぜ注目されているか

言及数
150
総合
552
9 ランクダウン21 件の言及
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書籍紹介

世界で初めての実装を通して ALife (人工知能) を学ぶ書籍!
生命性をコンピュータ上でシミュレートすることにより、生命の本質に迫る「 ALife 」は、人工知能 (AI) の発展系として近年改めて注目されつつある研究分野です。その応用先は、デザイン、ケ゛-ム、 SNS 、アート、建築と、人間の創造性が必要となる領域全般に及びます。本書は、さまざまな ALife のモデルを Python で書かれたサンプルコードで実装することで、理論モデルを体感的に学ぶことができる書籍です。

技書の森解説

生命とは何か、という問いに対して、生物学ではなくプログラムで迫るアプローチが人工生命 (ALife) です。本書はその ALife の主要なモデル群を、実際に Python でコードを書いて動かしながら体験する構成を取っています。セルオートマトン、ボイド (群れの振る舞い) 、遺伝的アルゴリズム、化学反応ネットワークなど、単純なルールから複雑な振る舞いが創発する現象を自分の手で再現できる点が、読んで終わりにならない本書の魅力です。

著者陣は池上高志氏や岡瑞起氏など、日本の ALife 研究を牽引してきた研究者で構成されています。学術的な正確性を保ちつつも、数式より「動かして観察する」体験を重視しているため、機械学習とは異なる切り口で計算と生命の接点に触れたいエンジニアや、大学の複雑系・計算論の講義に興味を持つ学生にとって、入口として機能します。

注意点として、本書の目的は深層学習や統計的推論のように精度を追求する「実用 AI 」ではなく、生命現象のモデル化を通じて知的好奇心を刺激することにあります。即座にビジネスに応用できる技術書ではありませんが、「プログラミングで問いを立て、世界を模倣してみる」という計算機科学の本質的な面白さに立ち返りたい人にとって、他の技術書では得られない体験を提供する一冊です。

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