暗号技術のすべての表紙

暗号技術のすべて(アンゴウギジュツノスベテ)

インターネット・WEBデザイン
著者:
IPUSIRON(イプシロン)
出版社:
翔泳社
出版日:
2017年08月03日頃
ISBN:
9784798148816
在庫:
在庫あり
4(6 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
セキュリティ暗号アルゴリズム数学暗号分析実装セキュリティ設計暗号プロトコル暗号教育情報セキュリティ

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書籍紹介

『ハッカーの学校』の著者が徹底解説
暗号技術の絡み合いを解き明かす

【本書のポイント】
1) 古典暗号から現代暗号までを体系的に解説

2) アルゴリズムに注目することで、暗号技術の絡み合いを解き明かす

3) 図や数値例を多数掲載し、数学も克服できるように配慮

4) 教科書として、辞書として……いろいろな読み方ができる

【本書のねらい】
・「読める」…専門書や論文を読む準備ができる。

・「使える」…適切な運用や実装ができる。

・「見える」…日常に隠された暗号技術に気付く。

・「楽しむ」…古典暗号と現代暗号に魅了される。

【必要な予備知識】
・コンピュータの基礎知識

・高校レベルの数学知識 (復習のための解説あり)

【内容紹介】
現代で安全な情報のやり取りをするには

暗号技術が不可欠です。

本書では、仕組みの説明だけでなく、
安全性や危険性について、利用する側と

攻撃する側の両面から見ていきます。

特にシステムの設計者や開発者が
正しく暗号技術を使えるように、

実装と運用の観点も加えました。

攻撃が成功するロジックや、
暗号化と復号の計算などを

自分で考える項目も用意しています。

ぜひ挑戦してみてください。

【ダウンロード特典あり】
本書をお買い上げの方に、ページ数の都合で泣く泣くカットした内容をまとめた PDF (約 60 ページ) をダウンロード提供しています。 (詳しくは本書をお読みください)

【著者について】
IPUSIRON (イプシロン)

2008 年情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科情報セキュリティ専攻修士課程修了。以後、業務アプリなどの設計・開発、スマホアプリや Web アプリの検査・デバッグ、機械警備・防災設備の設置に従事。現在、情報セキュリティと物理的セキュリティを総合的な観点から調査しつつ、執筆を中心に活動中。主な書著に『ハッカーの学校』シリーズ (いずれもデータハウス) がある。

【目次】
第 1 章 情報セキュリティと暗号技術

第 2 章 古典暗号

第 3 章 共通鍵暗号

第 4 章 公開鍵暗号

第 5 章 ハッシュ関数

第 6 章 メッセージ認証コード

第 7 章 デジタル署名

第 8 章 鍵と乱数

第 9 章 その他の暗号トピック (ゼロ知識証明プロトコル、秘密分散共有法、電子透かし、 SSL 、 OpenSSL 、ビットコイン)

技書の森解説

暗号の解説は「 AES は安全」「 RSA は公開鍵暗号」という結論の紹介で終わりがちですが、その一歩先、なぜ安全なのか・どう破られるのかまで踏み込みたい人のための一冊です。『暗号技術のすべて』 (IPUSIRON 著、翔泳社、 2017 年 8 月刊、 A5 判) は、『ハッカーの学校』シリーズの著者として知られる書き手による暗号技術の体系書で、著者は情報セキュリティ大学院大学の修士課程を修了した経歴を持ちます。版元が掲げるねらいは「読める・使える・見える・楽しむ」の 4 つで、専門書や論文を読む準備ができる水準までを射程に入れています。

全 9 章の構成、古典暗号から入る理由

全 9 章の構成は、情報セキュリティ と暗号技術の関係の整理から始まり、古典暗号を経て、共通鍵暗号、公開鍵暗号、ハッシュ関数、メッセージ認証コード、デジタル署名、鍵と乱数へと進み、最終章ではゼロ知識証明プロトコル、秘密分散共有法、電子透かし、 SSL と OpenSSL 、ビットコインといった応用トピックを扱います。古典暗号から入る構成は回り道に見えて合理的で、素朴な暗号がどう破られてきたかを先に見ることで、現代暗号が満たすべき安全性の要件が実感として立ち上がります。

利用と攻撃の両面から学ぶ特徴

本書の特徴は、利用する側と攻撃する側の両面から安全性と危険性を見ていく点です。攻撃が成功するロジックや暗号化・復号の計算を自分で考える項目が用意されており、読むだけでなく手を動かして確かめる作りになっています。図や数値例を多数使って数学を克服できるよう配慮されているのも売りで、必要な予備知識はコンピュータの基礎と高校レベルの数学 (復習のための解説つき) と版元は明示しています。それでも大部の分量は軽くなく、教科書として通読しても、辞書として必要な章を引いてもよいという版元の言葉どおり、長く付き合う前提の本です。購入者にはページ数の都合で割愛された内容をまとめた約 60 ページの PDF 特典も提供されます。

刊行時点と古びない中核部分

刊行は 2017 年 8 月です。暗号の世界はその後も動いており、TLS 1.3 の標準化や耐量子計算機暗号の選定といった話題は本書の後の出来事なので、第 9 章の SSL/OpenSSL やビットコインの記述は刊行時点の様相として読む必要があります。一方で、本書の中核である共通鍵・公開鍵・ハッシュ関数・署名の数理と構成法は規格が入れ替わっても変わらない土台で、この層を固めた読者は新しい規格や攻撃のニュースを「どの原理の話か」から理解できるようになります。

向いている読者と投資判断

読み物として暗号の全体像を平易にたどりたいだけなら、より薄い入門書のほうが早く読み終わります。本書が真価を出すのは、情報処理安全確保支援士などの 資格学習 で得た知識の裏側を固めたい人、プロトコルやシステムの設計で暗号方式の選定理由を自分の言葉で説明したいエンジニア、そして CTF や暗号解読の演習に踏み出したい学習者です。仕組みを説明できる人とツールを使えるだけの人の差は障害や設計判断の場面で表に出ます。その差を埋めるための投資として、 720 ページに見合う回収が見込める一冊です。

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