「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニックの表紙

「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック(ギジュツショノドクショジュツ タツジンガオシエルエラビカタヨミカタジョウホウハッシンアンドキョウユウノコツトテクニック)

エンジニアのキャリア・思考
著者:
IPUSIRON/増井 敏克(イプシロン/マスイ トシカツ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2022年11月04日頃
ISBN:
9784798171548
在庫:
在庫あり
3.75(91 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
技術書読書術情報発信情報共有技術学習自己学習キャリア開発プロフェッショナルスキル知識管理学習戦略

なぜ注目されているか

言及数
289
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出版前出版日02320222023202420252026

書籍紹介

技術書の表も裏も知り尽くした人気作家が教えます。

技書の森解説

『「技術書」の読書術』は、『ハッキング・ラボのつくりかた』『暗号技術のすべて』の著者 IPUSIRON 氏と、技術士 (情報工学部門) で増井技術士事務所代表の増井敏克氏という、ともに多数の執筆経験を持つ 2 人が、技術書の選び方・読み方・アウトプットの技法を指南する一冊です。翔泳社から 2022 年 11 月に刊行され、副題は「達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック」。版元は、コンピュータ書に特化した読書術の指南書としては「おそらく本邦初」とうたっており、技術書そのものではなく技術書との付き合い方を主題に据えた点で異色の存在です。

3 部 6 章、同じテーマを 2 人の達人が書き比べる構成

全体は第 1 部「選び方」・第 2 部「読み方」・第 3 部「情報発信&共有」の 3 部構成で、各部に増井氏担当の章と IPUSIRON 氏担当の章が 1 章ずつ対になって置かれています。同じテーマに対して、「比べて、使い分ける。時間をムダにせず理解を深める」と説く増井氏と、「ルール無用。精読、多読、乱読し、読書の枠を超えてゆけ」と説く IPUSIRON 氏の対照的な流儀を読み比べられるのが、この構成ならではの効き目です。収録トピックには、新刊の発売に気づく工夫の自動化、 Web 書店で ISBN を使って本をくじ引きする選書法、ページを破って持ち歩く分冊化読書法、 DeepL 翻訳を活用した英語技術書の読み方など、堅実な定石から型破りな技まで幅があります。

なぜ「技術書専用」の読書術が必要になるのか

一般的な読書術の本と技術書の間には、埋めるべき固有の事情があります。技術書は 1 冊の価格が高く分量も多いうえ、扱う技術自体が数年で入れ替わるため、頭から通読して全部を身につける読み方は費用対効果が合わない場面が多いのです。さらに、手を動かして進める入門書と、必要な箇所だけ引くリファレンスと、腰を据えて読む理論書では、適した読み方がまったく違います。本書の著者 2 人は書く側として本の構成を設計してきた立場であり、版元も「技術書の表も裏も知り尽くした」書き手による指南と紹介しています。目的に応じて読み方を切り替え、挫折を仕組みで防ぐという本書の発想は、 読了率にこだわらない読み方 を模索してきた読者にはとくに納得感があるはずです。

前提知識は不要、対象は技術書で挫折した経験のある人

まえがきで増井氏は、技術書を手に取ったけれど自分に合わない、ほかの人がどう選んでいるのか知りたい、内容が難しくて途中で挫折してしまう、読み切ったのに力になっている気がしない、という悩みを挙げ、本書をその処方箋として位置づけています。つまり対象読者を分けるのは技術レベルではなく、技術書とうまく付き合えていないという自覚の有無です。プログラミングを学び始めたばかりで 初めての技術書の選び方 に迷っている段階の人から、積読の山を抱えた経験者まで、前提知識なしで読めます。

向く人・向かない人、買って元が取れるのはどんな読者か

注意点として、本書は特定の技術を教える本ではないため、目の前の言語やフレームワークを速習したい人が最初に買う 1 冊にはなりません。自分の読書法がすでに固まっている人にとっては、既知の内容が一定含まれる可能性もあります。一方で、書籍代を投資と考えるなら効率の良い 1 冊です。選書の失敗を減らし、読む時間の配分を変え、 読んだ内容をアウトプットして定着させる 型まで一度に手に入るため、この本のあとに読むすべての技術書の回収率を底上げする元手になります。技術書を読む技術という、技術書レビューサイトである当サイトの主題とも重なる一冊で、これから学びを本格化させる人の最初の自己投資に向いています。

言及 Qiita 記事 (9 件)

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