突然、僕は殺人犯にされたの表紙

突然、僕は殺人犯にされた(トツゼン ボク ワ サツジンハン ニ サレタ)

ネット中傷被害を受けた 10 年間

その他
著者:
スマイリーキクチ(スマイリー キクチ)
出版社:
竹書房
出版日:
2014年04月
ISBN:
9784812499856
シリーズ:
竹書房文庫
在庫:
在庫あり
3.6(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ネット誹謗中傷オンライン問題デジタルセキュリティサイバー犯罪オンラインコミュニケーションプライバシ保護ソーシャルメディア問題法制度とインターネットオンライン問題対策デジタルリテラシー

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書籍紹介

1999 年、身に覚えのない事件の殺人犯だとネット上で書き込まれ、以降 10 年間に渡って誹謗中傷受け続けたお笑い芸人のスマイリーキクチ。そんな顔の見えない中傷犯たち、そして警察と検察、すべてと闘い続けた 10 年間の記録が遂に文庫化。ネットのトラブルに巻き込まれないための対策マニュアルも改訂版で完全収録。

技書の森解説

ネットの誹謗中傷を扱う本の多くは、法律家や研究者が外側から書いたものです。本書が特異なのは、被害のただ中にいた当事者本人の記録である点です。お笑い芸人のスマイリーキクチ氏は 1999 年、まったく身に覚えのない事件について殺人犯だと書き込まれ、以後 10 年にわたって中傷を受け続けました。顔の見えない書き込みの主たち、そして必ずしも味方として機能しなかった警察や検察とも向き合い続けた歳月の記録が、 2014 年 4 月に竹書房文庫として文庫化されています。

読みどころは、デマがどう生まれ、どう増殖し、当事者の生活と精神をどう削っていくかが、抽象論ではなく具体的な経過として書かれていることです。文庫化にあたっては、ネットのもめごとから身を守るための手引きも改訂して併載されており、体験記でありながら実用面への出口も用意されています。技術書ではないため前提知識は一切不要で、中高生から読めます。

SNS の運用やコミュニティのモデレーションに関わる人、情報モラル教育の教材を探している人にとって、この本は「炎上」や「誹謗中傷」という言葉の解像度を根本から変えてくれます。制度や技術の議論を始める前に、被害とは具体的に何なのかを知っておきたい。そう考える読者に読まれるべき記録です。

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