生成 AI で世界はこう変わる

セイセイエーアイデセカイハコウカワル

生成 AI で世界はこう変わるの表紙
AI / 機械学習
著者:
今井翔太(イマイショウタ)
出版社:
SB クリエイティブ
出版日:
2024年01月07日頃
ISBN:
9784815622978
シリーズ:
SB 新書
在庫:
在庫あり
3.73(193 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
生成 AIChatGPTBingClaudeMidjourneyStable DiffusionAdobe FireflyGoogle Bardテクノロジー変革働き方改革

なぜ注目されているか

総合485位 ↓ 82 ランクダウン 言及 2 件
言及数
787位

書籍紹介

【10 万部突破のベストセラー! 一番売れてる 「生成 AI」の本】 (※)
※CANTERA「教養新書」ジャンルの「生成 AI」テーマで 2024/2/12〜2025/2/11 までの 1 年間の実績

新進気鋭の AI 研究者が大予測! 生成 AI で変わる私たちの仕事・くらし・文化

話題の生成 AI、どこまでなにができる?
AI って結局、どんなしくみで動いているの?

最新テクノロジーで私たちの仕事は奪われる?

AI で働き方や生活がどう変わるのか知りたい…

ChatGPT、Bing、Claude、Midjourney、Stable Diffusion、Adobe Firefly、Google Bard…今世紀最大ともいえる変革を全世界にもたらした、生成 AI。

この時代を生きるわたしたちにとって、人工知能をはじめとする最新テクノロジー、そしてそれに伴う技術革新は、ビジネス、社会生活、娯楽など、多様な側面で個々人の人生に影響を及ぼす存在となっています。

ただでさえ変化スピードが速く、情報のキャッチアップに苦戦するテクノロジー領域。数か月後には今の状況ががらりと変わってる可能性が非常に高い…そのような状況下で、今私たちは生きています。

ホットな話題でいえば、「クリエイターはみな AI に取って代わられるのでは?」「人間にしかできない価値創造ってなに?」など、これまで当たり前だと信じて疑わなかった「労働」「お金」「日常生活」などのパラダイムシフトが起こっています。

そんな今、まさにみなさんに手に取っていただきたいのがこの 1 冊です。

この時代を生きる多くの方が抱いているであろう不安や疑問、そして未来への興味関心に、本書はお応えします。

本書では、AI 研究の第一人者である東京大学教授・内閣府 AI 戦略会議座長を務める松尾豊氏の研究室所属の今井翔太氏が、生成 AI で激変する世界を大予測!

とくに次のような方におすすめしたい新書です。

・わかっているようで実はちゃんとわかっていない、最新 AI の技術面に興味のある方

・テクノロジーやそれによって変化する社会・仕事・生活について、最低限知っておくべき教養として身につけたい方

・研究者や教授など、学術的に正しい知識を持っていて、確固たるエビデンスに則った未来予測を話せる著者のコンテンツに惹かれる方

激動の時代を生きるすべての人にとって、これから到来する未来を生き抜くヒントと正しい技術的知識を提供します。

第 1 章 「生成 AI 革命」という歴史の転換点ーー生成 AI は人類の脅威か? 救世主か?

第 2 章 生成 AI の背後にある技術ーー塗り替わるテクノロジーの現在地とは?

第 3 章 AI によって消える仕事・残る仕事ーー生成 AI を労働の味方にするには?

第 4 章 AI が問い直す「創作」の価値ーー生成 AI は創作ツールか? 創作者か?

第 5 章 生成 AI とともに歩む人類の未来ーー「人類の言語の獲得」以来の革命になるか?

特別師弟対談 (対談相手: 松尾豊氏)

技書の森解説

生成 AI がどんな仕組みで動き、仕事や暮らし、創作の世界をどう変えうるのかを、専門知識のない読者に向けて一冊で見渡すための新書です。『生成 AI で世界はこう変わる』 (今井翔太 著、SB クリエイティブ、SB 新書、2024 年 1 月 7 日発売) の著者は 1994 年生まれで、刊行時の版元の著者紹介によると東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻の松尾研究室に所属し、強化学習、とくにマルチエージェント強化学習を研究しています。Sutton の『強化学習 (第 2 版)』の訳書もある研究者が、技術の解説と社会への影響の予測をあわせて書いた点が本書の特徴です。

全 5 章と松尾豊氏との対談、技術から労働と創作へ

目次は第 1 章から第 5 章までと、巻末の特別師弟対談で構成されています。第 1 章「「生成 AI 革命」という歴史の転換点」で生成 AI が脅威か救世主かという問いを立て、第 2 章「生成 AI の背後にある技術」で技術面を解説し、第 3 章「AI によって消える仕事・残る仕事」で働き方とくらしの変化を予測します。第 4 章「AI が問い直す「創作」の価値」はクリエイティブ産業への影響、第 5 章「生成 AI とともに歩む人類の未来」は人類史の中での位置づけを扱い、最後に著者が所属する研究室を率いる松尾豊氏との特別師弟対談が置かれています。仕組みの理解を先に済ませてから社会への影響を論じる順序で、技術の章を読んだうえで後半の予測を検討できる並びと読めます。

技術の項目で押さえる言語モデルの学習とスケーリング則

版元ページの項目一覧の並びから見ると、技術を扱う部分は AI の第一次ブームの探索と推論、第二次ブームのエキスパートシステム、第三次ブームのディープラーニングという歴史の整理から入り、機械学習の分類と自己教師あり学習、言語モデルが穴埋め問題を解いて学習すること、正しい回答が好ましい回答とは限らないこと、トランスフォーマー、スケーリング則、能力創発へと進みます。この並びは、ChatGPT のような 大規模言語モデル を理解するうえで要になる点を押さえています。言語モデルは大量の文章で次に来る語や欠けた語を当てる訓練を重ねるだけで文法や知識の多くを身につけますが、それだけでは人が望む受け答えになるとは限らず、人による評価を使った追加の調整が要ります。さらに、モデルの規模とデータと計算量を増やすほど性能が予測可能な形で伸びるというスケーリング則が見つかったことで、AI 研究の競争が計算資源への投資の競争に変わりました。数式を使わずにこの因果の流れを追えることが、教養書としての本書の価値です。

雇用の未来と GPTs are GPTs、仕事と創作への影響の読み方

働き方を扱う部分と読める項目には、全職業の 47% に影響するとした「雇用の未来」、ホワイトカラーこそが影響を受けるとした「GPTs are GPTs」、言葉にできない知識の扱いにくさを示すポランニーのパラドックスが並びます。前者は 2013 年 9 月にオックスフォード大学の Frey と Osborne が米国の雇用の約 47% をコンピューター化のリスクが高いと試算した研究、後者は 2023 年 3 月に公開された大規模言語モデルの労働市場への影響を見積もる論文で、両者を並べると、自動化の影響が定型の作業から知的な作業へ広がったという議論の変化が見えてきます。本書は生成 AI が労働を補完するのか置き換えるのかという問いを立て、生産性向上を示す実験結果やカスタマーサービス分野の導入にも触れています。創作を扱う部分は、項目の並びから見ると、AI が創造性を持つかという議論を、組み合わせ、探索、革新という 3 つの創造性の区別から整理し、創作ツールとしての画期性やクリエイターへの恩恵を論じます。版元の項目一覧には、学習データを無断で使ってよいのか、規制を強めるとサービスの利用が阻害されるのか、本物と偽物の区別がつかなくなるのかといった問いも含まれており、利点だけを並べた本ではありません。

教養として生成 AI を知りたい人に向く理由、2024 年 1 月時点の見取り図

版元が勧める読者は、AI の技術面に興味がありながら実はよく分かっていない人、技術とそれによって変わる社会や仕事を最低限の教養として身につけたい人、学術的な根拠に基づく未来予測を読みたい人です。一方で、API の呼び出し方やプロンプトの書き方、アプリケーションの実装を学びたい人には目的が合いません。そうした段階に進むなら、当サイトの LLM / 生成 AI 本ガイド で実装寄りの本を選ぶほうが近道です。また、紹介文が例に挙げるサービス名には Google Bard が含まれるなど、扱われている製品や事例は 2024 年 1 月の刊行時点のものです。そのぶん、個々のサービスの盛衰に左右されにくい仕組みの理解と論点の整理を先に手に入れたい人にとって、本書は短い時間で全体の見取り図を得られる一冊です。職場で生成 AI の導入や仕事の変化を話題にする立場の人が、議論の土台をそろえるために読むのにも向いています。

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